カメラは鶴岡監督時代の南海ホークス黄金時代にさかのぼる。終戦直後、選手のスカウトまで任された若きプレイングマネージャー鶴岡一人は、南海ホークス一筋にすべてをささげ、「グラウンドに銭は落ちている。それを拾うのはおまえらや」と選手を激励し、西鉄・大毎と共に常に優勝争いに加わり、パリーグの黄金時代を築いた。杉浦の4連投・4連勝もあり、1959年(昭和 34年)には巨人を倒し、念願の日本一になった。南海は鶴岡親分のもと、「鶴岡一家」と呼ばれる結束だった。鶴岡がいったん退任後、監督を任された蔭山の急死など暗雲が立ち込める。そして野村監督時代と解任後の低迷、そして身売り。
取材は、関係者へのインタビューに当時の映像をおりまぜ、かつてのグラウンドや、今回の展示物では見えなかったそれぞれの選手・監督の思い・生きざまを描き出す。
そして今回、南海時代のことについて寡黙だった野村自身の口から、意外な思いが語られた!番組は南海ホークスへ、そして消え去ろうとするあの時代の大阪への異色の鎮魂歌である。