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中央公論新社

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会社概要

ごあいさつ

中央公論新社は明治、大正、昭和、平成と困難な状況の中でも良書路線を貫き、2016年に創業130周年を迎えました。

明治時代には雑誌『中央公論』を創刊。1916年(大正5年)1月号に吉野作造の民本主義の論文を世に送り出すなど、近代化に足を踏み出した日本の言論界・文壇をリードしてきました。大正時代には、『婦人公論』が誕生します。常に女性の自立を目指す新しい風を吹き込み、2016年に創刊100周年を迎えました。戦中は谷崎潤一郎『細雪』の掲載禁止処分など言論弾圧に痛手を受けながらも耐え抜き、やがて戦後の発展期を迎えます。幾多のベストセラーを生み出すとともに、全集『世界の文学』『日本の文学』『世界の名著』『日本の名著』を矢継ぎ早に刊行。1962年(昭和37年)に中公新書、1973年(昭和48年)に中公文庫を創刊しました。

1999年(平成11年)2月には読売グループの一員となり、中央公論新社として再スタートを切りました。教養・古典再ブームのさきがけになった『中公クラシックス』、ベストセラー『世界の日本人ジョーク集』を生んだ中公新書ラクレを創刊。『哲学の歴史』『西洋美術の歴史』『谷崎潤一郎全集』などの全集から、WEBメディア「婦人公論.jp」「中央公論.jp」まで、広範な出版活動を展開しています。2011年に文庫『八日目の蝉』が新社初のミリオンセラーになって以降も、『一路』『怒り』『応仁の乱』など多くのヒット作を出し、2021年には『52ヘルツのクジラたち』が本屋大賞を受賞しました。

中央公論新社は、鋭い視点で本質を突く雑誌・書籍を読者に提供し、混迷の時代の水先案内人として歩み続けます。

株式会社 中央公論新社

会社情報

会社名株式会社 中央公論新社
所在地〒100-8152
東京都千代田区大手町1-7-1 読売新聞ビル19階
創業1886年(明治19年)
資本金7000万円
代表取締役社長安部順一
従業員156人(男72人 女84人) =2025年3月現在
適格請求書発行
事業者登録番号
T9010001031729

小史

1886(明治19)年4月6日、「反省会」が京都西本願寺普通教校内に結成され、創業。
1887(明治20)年8月『中央公論』の前身『反省会雑誌』を創刊。
1892(明治25)年5月『反省会雑誌』を『反省雑誌』と改題。
1896(明治29)年12月社屋を京都から東京市本郷区駒込西片町へ移転。
1899(明治32)年1月『反省雑誌』を『中央公論』と改題。
1904(明治37)年1月麻田駒之助、『中央公論』の編集と反省社の経営にあたる。(初代社長就任)
1905(明治38)年11月『中央公論』200号記念号発刊。 夏目漱石の『薤露行』、幸田露伴の『付焼刃』、泉鏡花の『女客』などを掲載。
1912(大正元)年9月滝田樗陰、中央公論主幹となる。
1914(大正 3)年1月社名を「中央公論社」と改める。
1916(大正 5)年1月『婦人公論』を創刊、嶋中雄作が主幹となる。
1923(大正12)年4月新築された丸ビルに事務所を移転。
1928(昭和 3)年8月1日、嶋中雄作が社長に就任。
1929(昭和 4)年10月中央公論社出版部の第一作としてルマルク著、秦豊吉訳『西部戦線異状なし』を刊行。
1935(昭和10)年10月中央公論社創業50周年記念祝賀会を挙行。
1944(昭和19)年7月中央公論社と改造社が陸軍情報局に招致され自発的廃業を勧告される。『中央公論』休刊、会社を7月31日限りで解散。
1945(昭和20)年10月29日、社業再発足の集い。
1946(昭和21)年1月『中央公論』戦後再建第1号を発行。
1949(昭和24)年1月17日、嶋中雄作社長が急逝。22日、嶋中鵬二が社長に就任。
1954(昭和29)年10月『折口信夫全集』(全31巻別巻1巻)刊行開始。
1955(昭和30)年10月創業70周年記念出版として限定愛蔵本『潤一郎新訳源氏物語』(全5巻)刊行。
1956(昭和31)年11月京橋に社屋を建築し、丸ビルから移転。
1960(昭和35)年11月創業75周年記念出版として全集『世界の歴史』(全16巻別巻1巻)の刊行開始。
1961(昭和36)年2月「風流夢譚」事件。掲載小説に憤慨した右翼少年が嶋中社長宅に押し入り、お手伝いの女性を殺害。雅子夫人も重傷を負う。
1962(昭和37)年11月「中公新書」の刊行開始。
1963(昭和38)年2月全集『世界の文学』(全54巻)の刊行開始。
1964(昭和39)年2月創業80周年記念出版として全集『日本の文学』(全80巻)刊行開始。
1965(昭和40)年2月創業80周年記念出版として全集『日本の歴史』(全26巻別巻5巻)刊行開始。
1966(昭和41)年2月全集『世界の名著』(全66巻)刊行開始。
1967(昭和42)年1月「中公叢書」刊行開始。
1969(昭和44)年6月全集『日本の名著』(全50巻)刊行開始。
1973(昭和48)年6月「中公文庫」刊行開始。
1982(昭和57)年11月「C★NOVELS」刊行開始。
1985(昭和60)年11月創業100周年記念出版として全集『日本の古代』(全15巻別巻1巻)刊行開始。
1989(平成元)年3月『TUGUMI(つぐみ)』(吉本ばなな著)刊行、172万部のミリオンセラーとなる。
1996(平成 8)年11月創業111周年記念出版全集『世界の歴史』(全30巻)刊行開始。
1999(平成11)年2月1日、中央公論新社として再スタートを切る。
2000(平成12)年2月社屋改築のため「ぬ利彦ビル」に一時移転。
2001(平成13)年3月25日、「中公新書ラクレ」刊行開始。
2002(平成14)年2月全集『日本の中世』(全12巻)刊行開始。
2002(平成14年)3月京橋新社屋完成。4月から業務開始。
2007(平成19)年4月全集『哲学の歴史』(全12巻)刊行開始。
2015(平成27)年5月7日、社屋を東京都千代田区大手町へ移転。
2015(平成27)年5月『谷崎潤一郎全集』(全26巻)刊行開始。
2016(平成28)年10月全集『西洋美術の歴史』(全8巻)刊行開始。
2019(令和元)年4月1日、WEBメディア「婦人公論.jp」が配信開始。
2020(令和2)年1月20日、中公叢書と統合し、中公選書が新装刊。
2021(令和3)年4月14日、『52ヘルツのクジラたち』(町田そのこ著)が第18回本屋大賞を受賞。
2022(令和4)年11月 8日、読売新聞東京本社と「書店員が選ぶ絵本新人賞」を創設。

アクセス

東京メトロ (千代田線、丸の内線、東西線、半蔵門線)、都営三田線
「大手町駅」C3番出口直結
JR東京駅より徒歩10分

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