商品の説明
著者について
1976年生まれ。本作『エレGY』にて第二回講談社BOX新人賞・流水大賞を受賞して2008年デビューする。フリーゲームサークル 「アンディー・メンテ」で活躍するゲーム作家の顔も合わせ持つ、期待の新人。
登録情報
- 出版社 : 星海社 (2013/8/9)
- 発売日 : 2013/8/9
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 349ページ
- ISBN-10 : 4061389521
- ISBN-13 : 978-4061389526
- 寸法 : 10.7 x 1.8 x 15 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,539,537位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
- Brief content visible, double tap to read full content.Full content visible, double tap to read brief content.
泉 和良(いずみ かずよし)
1976年、香川県生まれ。小説家。作家。
2007年、講談社BOX新人賞流水大賞優秀賞を受賞。
2008年、小説『エレGY』にてデビュー。
以後、精力的に多数の著作を執筆。
私小説を中心に、恋愛小説、SF小説、ミステリなどを書く。
ゲーム制作サークル「アンディーメンテ」や、アナログゲーム制作「7キューブ」を主催するゲーム作家でもあり、またジェバンニP名義でボーカロイド音楽を制作する音楽家でもある。
- Brief content visible, double tap to read full content.Full content visible, double tap to read brief content.
著者の本をもっと見つけたり、似たような著者を調べたり、おすすめの本を読んだりできます。
カスタマーレビュー
星5つ中4.4つ
5グローバルレーティング
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中にエラーが発生しました。ページを再読み込みしてください。
- 2011年10月26日に日本でレビュー済みAmazonで購入物語中の前作とのつながりはないが、
これが作者の何らかの体験を元にして書かれた内容であるならば、
時系列的にはエレGYの前の物語になるように思えた。
エレGY同様、「僕」の一人称視点で延々と書かれていく。
失恋をしてどうしようもない苦しみを味わった人には
とても共感できる内容だ。
逆に失恋したことのない人にとっては
恋をすることがこれほど辛いものなのかと驚いてしまうかもしれない。
失恋をしてもこれほどまでに苦しむ人はそうそういないかもしれない。
そう考えたら、作者の繊細さやある種の恋愛に対する純粋さを本を通して感じることが出来るという意味で非常に読んでいて幸福な時間を得ることが出来たように思う。 - 2009年2月21日に日本でレビュー済み『エレGY』でデビューを果たした泉和良の二冊目の単行本。
前作に続き、カテゴライズするなら「恋愛小説」が適当だろう。
人間としてかなりどうしようもない主人公が、どうしようもないヒロインにふられ、それでもどうしようもない恋に没頭し続ける物語。
ものすごく不毛で、読んでいて「もうやめとけよ」と思うこともしばしば。それでも主人公の一途すぎる想いは簡単に切り離せるものではない。
作者のこれまでの経歴を知っている人ならしっくりくる主人公の設定や行動。何も知らない人には馴染みのない世界かもしれない。詳しく知りたければ「アンディーメンテ」で検索をかけてみることをお勧めする。
私はこの本の終盤、ネガティブに定評のある作者がその持ち味を全開にしているあの流れがとても好きだ。読んでいるだけで刃物で斬り付けられているような痛みを感じる。一般的な「恋愛小説」とは相容れない深い深い闇がそこにはあって、講談社BOXをわざわざ手に取るような層にはむしろ接しやすい物語だと思う。
何が言いたいかって。他の恋愛小説を読むぐらいならこれを読もうぜ。 - 2014年6月24日に日本でレビュー済みAmazonで購入読んでみるとなかなか面白くてついつい一気に読みました。
自分にもこんなふうに恋に熱くなった時があったなと、歳を感じつつ苦笑したりもしましたw