講談社BOXから発売になった奈須きのこ氏のDDD１巻【AA】は、新刊案内では『それは骨の軋（きし）む幽（しず）かな夜。花開くような、美しい命の音――。空前のヒットを記録したあの『空（から）の境界』から三年……。奈須きのこがノベルシーンの最前線に帰還!』が謳われたもので、講談社BOX編集長のコメント入りシールは『この人は、やっぱ天才だわ!』、外箱裏面は『"日常"と"非日常"が溶け合う"たった今"の世界を　"奈須きのこ"という稀代の才能が描破する！』となっている。【関連】ウィキペディア奈須きのこ

DDD１巻【AA】に収録されているのは、ファウスト平成16年7月号に収録された『J the E』、平成17年11月＆12月の『HandS.(R)』『HandS.(L)』と、書き下ろしの『formaal hunt.』で、ファウスト掲載時から加筆修正をしてある様子。イラストは、TYPE-MOONの『ゴッドハンドこやま』ことこやまひろかず氏。

なお、DDD1巻の感想には、キコリタキギさん『なんだこのケレン味たっぷり怪しさ最上の文章は！？読んでて背中が震えましたよ』、航路回路航海日誌さん『この、世界がぐらぐらと揺らめく感じは、純粋に感覚的なドライブとして楽しい。そして不気味だ』などがある。

DDD 1(奈須 きのこ) 評価 8/10 良い形で収斂されてきている