ワイアードな二次元論壇です
駐車場から施設の入り口まで、わずか数メートル。その距離は、障害のある息子の生死を分けかねない距離だった。だからこそ、施設には「職員2人で面倒を見る」と固く約束させていた。「施設の怠慢で約束を破られ、息子の命は失われた」と遺族の怒りは消えない。
2022年12月、大阪府吹田市の放課後等デイサービス施設「デイサービスアルプスの森」に通っていた清水悠生(はるき)さん(当時13歳)が施設内の駐車場で車から降りた直後に走り出して行方不明となり、近くの川で死亡する事故が起きた。府警は、施設の運営会社代表らを業務上過失致死容疑で再逮捕した。
清水さんの母亜佳里さん(42)は、その日を鮮明に覚えている。午後、携帯電話に何回か着信があった。知らない番号なので出ないでいると、今度は家の固定電話が鳴る。嫌な予感がして受話器を取ると、施設からだった。「悠生くんがデイサービスに着いて車から降りる時に走り出し、行方不明になった」。急いで駆け付けると、赤色灯をつけた警察車両が近くの川に集まっていた。1週間後、川で清水さんの遺体が見つかった。
清水さんには、つないだ手を突然離して走り出したり、水を見ると飛び込んだりする特性があった。このため父悠路(ゆうじ)さん(47)と亜佳里さんは清水さんが小学1年の時、当時施設側の代表だった宇津雅美容疑者に「施設で車を乗り降りする時は職員2人態勢で見ること」を約束させたが、事故当時は1人しか付き添っていなかった。事故後、吹田市から「何度か1人で対応していたようだ」と知らされた。施設側は23年9月に保護者向け説明会を開いたものの、約束を破った理由について納得のいく説明はなかった。
清水さんは大好きなグミやチョコレートを2歳下の弟に取られても怒らず、家族がくしゃみをしたらティッシュを渡してくれる優しい性格だった。当たり前のことをするのに時間はかかるが、「本当に少しずつだけど成長を見せてくれていた」と亜佳里さんは語る。
亜佳里さんは「施設側の対応からは、悠生の特性により『事故は仕方がなかった』という考えが透けて見える。亡くなったのは障害のせいでは断じてない。容疑者には、あの日どうして悠生を行方不明にさせたのか、きちんと説明してほしい」と訴えた。【洪玟香】
【アンチコメントの方へ】
僕だって人間です。
心無いコメントが人の心を傷つけていることを知って、学習して下さると幸いです。
その言葉で有名人等が亡くなっている事もニュース等で知っているはずです。
軽い気持ちでのアンチコメントは、投稿者にとっては凄く傷ついたりします。
一人vs何百人や何千人。という状況。
また、他人に読まれているとこもお忘れなく。
他人に読まれて恥ずかしくない、気分を害するようなコメントは考えるべきだと僕は思います。
投稿者らしからぬ、事を言ってしまい申し訳ございませんでした。
「看取り」とは、裁判で問う 「父の最期は自宅で」かなわず、救急搬送
2023年12月6日 16時30分
父を自宅で看取(みと)りたい――。訪問看護施設にそう希望を伝えていたのにかなわなかったとして、家族が施設側に損害賠償を求めた裁判の判決が8日、大阪地裁である。終末期のあり方をめぐっては、本人や家族が医師と事前に話し合うよう国は勧めるが、十分に浸透していない。

Author:ukdata
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