この8月21日から公開されている、のすふぇらとぅの新作アニメ『海からの使者』の公開記念トークおよびインタビューがライブドアの「クローズアップ・ネットチューブ」にアップされています。話しているのはいずれも氷川竜介・ルンパロ=チータ・竹熊健太郎の三人です。
▼トークショーその1
http://closeup-nettube.livedoor.biz/archives/3524379.html
▼トークショーその2
http://closeup-nettube.livedoor.biz/archives/3525941.html
▼氷川・ルンパロ・竹熊インタビュー
http://closeup-nettube.livedoor.biz/archives/3526434.html
なお、明日の午後1時から、新宿ロフトプラスワンで「のすふぇらとぅ活動漫画館十周年&竹熊健太郎生誕50周年」を記念した「竹の熊さん「祭」を行いますのでこちらもよろしくお願いします。『海からの使者』上映はもちろん、「機動戦士のんちゃん」の一挙上映とDVDの販売も行いますのでお友達とお誘い合わせのうえ、何卒よろしくお願い申し上げます。「竹熊の父親ビデオ」も公開します。
2010/08/28同人誌|固定リンク|コメント (0)|トラックバック (2)
↑のんちゃんTシャツ(ピンク・ブラウン) 2900円
明日のコミケ3日目では時間藝術研究所のブースにて「マヴォ5号」「海からの使者DVD」とともに「のんちゃんTシャツ」も頒布します! モデルの美しいお姉さんが着用しているピンクとブラウンの二種類あります。当日は搬入数に限りがありますのでお早めにお求めください。
8月15日(日) 西“ぬ”-01b
2010/08/14同人誌|固定リンク|コメント (9)|トラックバック (0)
なお、「マヴォ5号」(頒価1000円)とDVD『海からの使者』(頒価1500円)をともにお求めの方には、あわせて2400円の割引価格で頒布いたします。
8月15日 コミケ 日曜日 西“ぬ”-01b
http://twitcomike.jp/?id=0078-3-NUh-01-b
http://umikara.jp/index.html
↑『海からの使者』公式サイト
すでに夏休みに突入しておるのですが、夏コミで出す「マヴォ5号」の入稿が追い込みで、今回はDVD『海からの使者』も出しますのでシッチャカメッチャカになっております為、「たけくまメモ」の更新も滞ってましてどうもすみません。
夏休みに入って、いったん京都の部屋から神奈川県の自宅に戻っているのですが、連日、いろいろな人との打ち合わせが続いています。秋以降の、俺個人の活動に向けての布石なのでありますが、もちろん大学についての話もあり、この夏休みは、全体で三分の一くらいは京都で過ごすことになりそうです。ただでさえ頭がワヤクチャになりますのに、この暑さが加わって脳味噌が沸騰しそうです。
このまま脳梗塞が再発して路上で倒れて日干しにならないとも限りませんので、倒れた俺を見かけた人は119番通報していただけますと助かります。
とにかく忙しいのですが、打ち合わせで新宿や渋谷に出ますとつい映画を見てから帰ろうなどと考えてしまいまして、この土曜日にはレオ様主演の『インセプション』、本日は『借り暮らしのアリエッティ』を見てしまいました。
『インセプション』は、アニメの『パプリカ』と『ドグラマグラ』を足したような映画でした。難解なテーマとストーリーを強引にハリウッドアクションでつなげたみたいな映画でした。おもしろかったんですが、途中でわけがわからなくって30分ばかり寝てしまい、はっと我に帰ったら「007」風の雪山アクション映画になっていて、かと思えば橋の上から主人公たちを載せた車が超スローモーションで落下するシーンになったりして、何がなんだか全然わかりませんでした。
竹熊です。実はこの夏、自主アニメ作家・のすふぇらとぅさんが本業の野菜を売りながら6年がかりで個人制作した超アニメーション『海からの使者』をたけくま書店から販売するのですが(夏コミでも頒布予定)、これのDVDプレスをどの業者に発注するかで迷っております。
というのは、「DVD プレス」で検索するといろんな業者が大量に引っかかるのですが、値段の差が極端にあって、たとえばある業者だと片面一層のトルーケースパッケージ込み、1000枚発注で10万円、しかし別の業者ですと同じ条件で28万円したりします。
この価格差は、おそらく海外プレスか国内プレスかによる違いだと思います。今回は思いがけず音楽音響をプロのスタッフにお願いすることになったので、全体のコストを考えると海外プレスにしたいんですが、焼きミスが出ないか大変不安です。
僕はDVDを業者に発注することは初めてでして、さっぱり見当がつかないんですが、海外業者に頼んでも問題ないものでしょうか。どのくらいの価格帯だと安心度が高いとか、経験者のアドバイスがいただけますと有り難いです。まあそりゃ、素直に国内業者に任せたほうが安心なのかもしれませんが。
http://umikara.jp/
↑「海からの使者」公式
●時間藝術研究所
8月15日 日曜日 西“ぬ”-01b
2000年代初頭からWEBサイト「活動漫画館」で超絶技巧を駆使した趣味のGIFアニメーションをを発表していた淡路島の八百屋さん兼アニメ作家・のすふぇらとぅさんの6年がかりの新作『海からの使者』がついに完成、この夏コミで自主DVDをたけくま書店より頒布開始することになりました!
本日、DVD公式サイトも立ち上がりましたのでご報告します。
http://umikara.jp/
↑「海からの使者」公式
これから8月15日の夏コミに向けて一切のコストパフォーマンスを考慮せずにたった一人で作り込みまくった超ド級ハイパー・アニメーション映像を小出しにしていきますのでお楽しみに!ちなみに夏コミに参加する俺のサークルアドレスは以下の通りです。
●時間藝術研究所
8月15日 日曜日 西“ぬ”-01b
本日(5月16日)から、大阪心斎橋にあるヴィレッジヴァンガード・アメリカ村店にて「コミック・マヴォ」の委託販売を開始しましたので、お知らせします。
これで「マヴォ」の取り扱い店舗は東京・中野タコシェ、東京・コミックZIN、新宿・模索舎、吉祥寺バサラブックス、京都・ガケ書房、京都・恵文社一乗寺店、京都精華大学内画箋堂、貸本喫茶ちょうちょぼっこ、大阪ヴィレッジヴァンガード・アメリカ村店の9つになりました。
●中野タコシェ http://tacoche.com/?p=2357
●コミック・ZIN http://www.comiczin.jp/
●新宿・模索舎 http://www.mosakusha.com/voice_of_the_staff/
●吉祥寺バサラブックス http://basarabook.blog.shinobi.jp/
●ガケ書房 http://www.h7.dion.ne.jp/~gakegake/
●恵文社一乗寺店 http://www.keibunsha-books.com/
●京都精華大学画箋堂 http://gwasendo.exblog.jp/
●貸本喫茶ちょうちょぼっこ http://www.geocities.co.jp/chochobocko/
●ヴィレッジヴァンガード・アメリカ村店 http://www.village-v.co.jp/index.php
今後もリアル店舗でお求めいただけるよう、頑張って開拓していきたいと思います。何とぞよろしくお願い申し上げます。
なお、現在夏コミに向けて「マヴォ5号」の編集に着手していますが、5号は驚異のハイパーアマチュアアニメ作家・のすふぇらとぅと活動漫画館の大特集です。これにあわせて、のすふぇらとぅ氏が5年がかりで完成させた新作『海からの使者』完全版DVDをたけくま書店から発売する予定。「マヴォ」とあわせて夏コミで頒布する予定です。お楽しみに!
http://blog.livedoor.jp/nosferatu_non/archives/51720365.html
↑のす日和「活動漫画館DVDが8月に発売されるのです」
2010/05/16同人誌|固定リンク|コメント (3)|トラックバック (0)
「マヴォVOL.3」に掲載した筑波大学の木野陽(きの・ひなた)さんのマンガ『0時2分のおくりもの』が、同じ作者の『動く街』とともに本日発売の「月刊アフタヌーン6月号」で四季賞準入選に輝きました。おめでとうございます。
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/post.html
↑【マヴォ】木野陽「0時2分のおくりもの」(図版あり)
木野さんは筑波大学のマン研「現視研(げんしけん)」出身で、すでにコミケ・コミティアでは多数の個人誌を出し、創作同人誌界では、実力派として知名度のある作家さんです。特にカラー原稿がうまい人で、「マヴォ3号」では木野さんのためにカラーページを用意してゲストにお迎えしました。上のリンク先で原稿の一部が読めます。
先日、木野さんと、木野さんの「マネージャー」である筑波大学院生のMくんから、「マヴォに載せた作品を講談社に持ち込みたいのだが、よろしいか」との連絡がありました。
もちろん俺としては、契約したわけでもないし原稿料も払えていませんので、拒む理由はなく、「どうぞどうぞ」と快諾したわけであります。ただし気がかりなことがふたつありました。ひとつはこの作品がカラー原稿であるということ。もうひとつは、新人賞の投稿規定にはたいてい「未発表作品に限る」という項目があるということです。
先日たけくま書店通販部で販売を開始しました中国清華大学の同人誌「萌え56民族・東北編」は大好評でして、現在品切れになっております。
先日、そろそろ品切れしそうなのでまた送ってほしいと清華大(ややこしいですがこちらのセイカは“清”で俺の勤めているセイカのセイは“精”です)のマンガアニメサークル「次世代」のユウさんにメールしたのですが、現在増刷をかけているのでしばらく待ってほしいとの連絡がありました。
近日中には、増刷分とともに新刊の「萌え56民族・中南東南編」が送られてくる予定ですので、しばらくお待ちください。
ただし「萌え日中交流」については残部があり、昨日補充できましたので引き続き販売しております。
購入された方はおわかりと思いますが、現在中国のオタク・腐女子の皆さんは、まったくタイムラグなく日本の最先端のアニメ・ゲーム・マンガを享受しており、「萌え」に関する感性も、オッサンである俺なんかより、はるかに日本実在青少年のそれに近いです。
2010/04/10同人誌|固定リンク|コメント (14)|トラックバック (0)
本日より、京都市左京区北白川下別当町にあるサブカル書店・ガケ書房にて「コミック・マヴォ」の委託販売を開始しましたのでお知らせします。北白川校前バス停徒歩2分、銀閣寺道バス停徒歩5分の白川通り沿いにある、壁から飛び出ている車が目印のお店です。
http://www.h7.dion.ne.jp/~gakegake/index.htm
↑ガケ書房のレシート(公式)
2010/04/08同人誌|固定リンク|コメント (3)|トラックバック (0)
今年の1月16日に、俺は「80年型合同誌が流行らない理由」というエントリをアップしました。
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2010/01/post-fd72.html
↑たけくまメモ「80年型合同誌が流行らない理由」
詳しくは上のエントリをお読みいただきたいのですが、この中で俺はマンガ史研究者・想田四氏との「立ち話」を紹介しました。80年代からコミケで同人誌を出品されていた想田氏は、俺が編集した「マヴォ」を見て、「こういう“合同誌”は昔は流行りましたが、今はなかなか売るのが難しいですよ」と俺に忠告してくれたわけです。ところが、ここで想田氏が「合同誌」と言ったというのは俺の勘違いだったようで、正しくは「依頼編集制同人誌」とおっしゃったのでした。ここで想田さんが書かれてきたことは、80年代に編集者的なアプローチで同人誌を作られていた貴重な歴史の証言だと思いますので、以下、想田氏のメールを公開したいと思います。(本人承諾済み)。
《 想田です~。コミケではいつも御本を戴きありがとうございます。「たけくまメモ」で私の名前が出てきたのでちょっとおっかなびっくり致しました。はわわ~。
それで、あの時の会話についてですが、冬コミ上京時にはほかの方とも古い同人誌のお話しとかしてて、ごっちゃになっちゃって竹熊さんとの会話がいまいち具体的に思い出せないのですが(汗)、どうも私の印象と多少ずれていたりもするので、その辺のフォローとか私の同人誌についての考えとか、お伝えしときたいと思ったり思わなかったり。
え~とたしか、「80年代前半頃の同人誌では〈依頼編集制〉という方法が流行っていて、『マヴォ』はその方式の本で、今ではあまり作られなくなったタイプの本」というようなことを私が言って、それに付随して同人誌関係の雑談をアレコレしたのだと思います。依頼編集制というのは「原稿依頼して編集する同人誌」みたいなことですが、当時出てきた同人誌に対するとりあえずの命名なので額面通りの意味ではなくて、その時代の同人誌についてのおおまかな分類を意図したものです。言葉としてはあまり定着していず、しかもいま米沢さんの文章を読み返したら〈編集依頼制〉とあったりしてなかなか混乱しますが、私は依頼編集制と呼び習わしているので以下そのように表記します。 》
2010/02/22同人誌|固定リンク|コメント (5)|トラックバック (2)
一昨年の冬コミから、俺は同人誌「マヴォ」を作って参加するようになったわけです。その時にもエントリを書きましたが、これは俺にとっては1981年、最後にコミケに参加した時以来の、27年ぶりの即売会への「出品参加」でありました。
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_fdaf.html
↑27年ぶりにコミケに参加(希望)
上のエントリのタイトルに(希望)がついているのは、これを書いた時点では、まだコミケに当選するかどうかわからなかったからです。結果としては無事当選しまして、それから昨年暮れの冬コミまで、おかげさまですべて参加できています。
同人誌の出品は27年ぶりですが、その間もコミケには一般参加で行っていました。ただし毎回というわけではなく、4~5回に一回という感じで、毎回参加するようになったのは、ここ数年からです。しかし客として行くだけではコミケの一面しか見られないことも事実で、やはり自分で同人誌を作って出品しなければ、分からないことの方が多いと思います。
たとえば俺は、最近になって「合同誌」という言葉を知りました。正直、初めて聞いた時は奇妙な表現に感じたものです。「作家」が集まった同人誌を指して「合同誌」というらしいのですが、「え? それって当たり前じゃない。なんでわざわざ合同誌なんて表現を使うんだろう?」と思ってしまったのです。
これは俺が商業誌の世界で27年仕事をしていたから、そう思うのかもしれません。商業誌は複数の作家が集まって雑誌を構成するのが普通ですからね。いろいろな作家や作品が集まって「雑誌」なんですから、同人誌も同じだろうと考えていました。
2010/01/16同人誌|固定リンク|コメント (20)|トラックバック (2)
http://www3.to/kuwasawa/
↑桑沢キャラクターメディア研究ゼミ
31日 西地区 “れ”-14a
明日のコミケ3日目では、昨年に引き続き、桑沢デザイン研究所の「桑沢キャラクターメディア研究ゼミ」のブースと相互委託します。こちらのブースは西館ですので、西館を拠点にされる方は、わざわざ東館まで行かなくとも「マヴォ」が入手できます。桑沢ゼミの「ICONOPOP」は、3年前まで俺も講師陣で参加していたゼミでありまして、桑沢生の優秀さは肌で感じています。東のブースでも「ICONOPOP」は入手できますので、どうかよろしく!
2009/12/30同人誌|固定リンク|コメント (1)|トラックバック (0)
フックス兄弟商会により開発・製造された蒸気式降霊補助テーブル”ティッシュライン・ルーフェ・ズィー”は、霊媒が介在しなくとも手軽に降霊会が行える画期的な装置として、欧州各国の社交界において爆発的な人気を博した。しかし降霊機能が必要以上に高かったため、呼んでいない霊も出て来てしまう、生者の霊体まで強制的に引きずり出してしまう、等々のトラブルを引き起こし、発売後3週間にして販売禁止となった。(丸山薫)
●12月31日 コミケット77
10:00より 有明ビッグサイト 東“ヤ”-37a 時間藝術研究所
12月31日冬コミ発売予定「マヴォ VOL.3」の表紙が完成しました。今号も丸山薫さんが真冬のホラーテイストの素晴らしい表紙絵を描いてくださいました。現在、原稿が続々と集まっておりまして、なんとかして冬コミに間に合わせるべくがんばっております。俺は俺で京都と東京の往復で頭がシッチャカメッチャカになりながらもがんばっています。コミケが近づきましたら、例によって内容告知エントリをアップしていきますので、よろしくお願いします。
2009/12/03同人誌|固定リンク|コメント (11)|トラックバック (0)
11月のコミティアと、年末のコミケのブース番号が決まりましたのでお知らせします。
●11月15日 コミティア90
11:00より 有明ビッグサイト 西“ふ”-08b
●12月31日 コミケット77
10:00より 有明ビッグサイト 東“ヤ”-37a
いずれも「時間藝術研究所」で参加します。現在「マヴォ3号」を鋭意編集中ですが、今月のコミティアには間に合いません。すみません。しかし大晦日のコミケには新刊で参加しますので、よろしくお願いします。
「マヴォ3号」につきましては、先日ご紹介した佐藤菜生さんの『少女地獄 第一部』をはじめ、気鋭作家の新作が目白押しであります。内容につきましては、おいおい告知していきますので、お楽しみに!
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/post-8d64.html
↑【マヴォ】夢野久作『少女地獄』、マヴォ3号よりマンガ連載開始!
2009/11/03おたく,同人誌,たけくま書店|固定リンク|トラックバック (1)
冬コミ頒布予定の「マヴォ」vol.3で、夢野久作の名作『少女地獄』を完全マンガ化連載することに決定しました。マンガは『みずうみの果実』『手の話』(ともに「マヴォ」2号掲載)の新鋭・佐藤菜生さんです。
2009/10/26同人誌|固定リンク|トラックバック (0)
「マヴォ2号」、昨日から中野のタコシェで店頭販売および通販を開始しましたのでご報告いたします。
http://taco.shop-pro.jp/?pid=15420314
↑タコシェのマヴォ通販ページ
現在、たけくま書店の通販ページも鋭意構築中でして、今後はそちらを「マヴォ」の公式サイトにする予定ですが、オープンはおそらく9月初旬になってしまいそうです。しばらくお待ちください。
2009/08/18同人誌|固定リンク|トラックバック (0)
昨日、「マヴォ」2号の最終入稿完了。今回は同人専門印刷ではなく、大阪の富士精版さんという一般の印刷屋さんにお願いしましたので、校正刷りが出ます。もちろん表紙の色校もバッチリ。富士精版さん、なにとぞよろしくお願いいたします。
次回の「マヴォ」は本文148ページ、表紙入れて全部で152ページになりました。8月16日のコミケで頒布開始ですが、その一週間後(23日)のコミティアでも頒布します。頒価1000円の予定。ブースアドレスはそれぞれ以下の通りです。
●コミケ76 8月16日 西館 “さ”-09b
●コミティア89 8月23日 西館 “れ”-09a
コミケ直後には中野タコシェと模索舎にも置きます。そしていよいよ「たけくま書店・通販部」も発足させる予定です。ちょっといつになるか読めないのですがコミティア後、8月中にはなんとか始めたいです。続報をお待ちください。
2009/07/25日記・コラム・つぶやき,業務連絡,同人誌|固定リンク|トラックバック (1)
「町のパン屋さん」のような出版社ができないだろうかと、考えるのである。どこの町にも一軒くらいは「こだわりのパン屋」があるだろう。家族経営で、石窯で焼いた手作りパンを売っているような。宮崎駿の『魔女の宅急便』に出てくるグーチョキパン屋とか、そんな感じだ。ご主人が奥でパンを焼き、奥さんが店に立ってパンを売る。奥さんが身重になると、女の子をバイトに雇って店番を頼んだりして。
事業規模はとても小さい。売り上げも微々たるものだが、旦那と奥さんと生まれてくる子供が生活できるのなら、それで十分である。お客さんは町の住民に限定されるので、奥さんの対人会話能力が店の生命線である。うまく行けば、ただパンを売るだけではなく、地域のコミュニティセンターとして機能することもある。こうなれば、町の店舗の理想であろう。
パン屋さんでなくとも、八百屋さんでも魚屋さんでも、地域に密着した独立型店舗ならなんでもいいと思われるかもしれないが、そうした店とパン屋さんとでは決定的な違いがある。八百屋さんや魚屋さんの場合、売り物を自分で作ったり、採集してくるわけではない。生産や収穫は別の場所で別の人がやっているので、そこが町のパン屋さんとは違う。俺が言う町のパン屋さんは、売り物を自分で作って、自分で売るのである。
2009/07/19書籍・雑誌,日記・コラム・つぶやき,同人誌|固定リンク|トラックバック (8)
昨日、京都精華大学の「マンガプロデュース概論」の講義にて、丸山昭氏をお呼びしてのトークが無事終了しました。(写真左)。
手塚治虫先生の思い出、トキワ荘のこと、石森(石ノ森)章太郎先生の「龍神沼」を担当したときの話、水野英子先生を見いだした時の話など、盛りだくさんの内容でした。正直90分ではとても時間が足りず、終わってからも取材に来た共同通信の記者さん相手に3時間、それから京都市内に移動して烏丸御池そばの中華料理屋の座敷で3時間と、マルさんしゃべり続けでした。
今年で79歳になるはずですが、ものすごくお元気で、ちょっとこちらが心配になるくらいでしたが、丸山さんとしては、「自分の残った人生は“語り部”に徹する」と決めておられるらしく、人前で話す機会があれば、体力の続く限り断らない方針でいるとのこと。
こちらとしても、1950年代のマンガ界の話や、トキワ荘関係者が高齢に達しておられるため、丸山さんのこの姿勢はまことにありがたい限りです。
2009/06/10大学講義,同人誌|固定リンク|トラックバック (0)
「マヴォ」創刊号に掲載された文乃綺『城』に登場する、黒髪の美少年と「金髪イカ美少年」の美しいポストカードができました。
2009/05/02同人誌|固定リンク|トラックバック (0)
告知がギリギリになってしまいましたが、あさって(4月26日)の同人誌即売会COMIC1にサークル名「時間藝術研究所」、誌名「コミックMAVO」で参加します。そのほか、このゴールデンウィーク中にSUPER COMIC CITYと、COMITIA88にも参加しますので、「マヴォ」をまだご覧になっていない方はぜひこの機会にお手にとっていただけると幸甚です。
●4月26日 COMIC1 有明ビッグサイト 東5 つ-25a
http://www.comic1.jp/
↑COMIC1公式
●5月3日 SUPER COMIC CITY18 有明ビッグサイト 東6 む-42a
http://www.akaboo.jp/
↑赤ブーブー通信社公式
●5月5日 COMITIA88 有明ビッグサイト 東1 の-01b
http://www.comitia.co.jp/
↑COMITIA公式
会場はすべて東京ビッグサイトですが、詳しいアクセスや開催時間などは各イベントの公式サイトをご覧ください。
2009/04/24同人誌|固定リンク|トラックバック (1)
かねてより噂されていました、明治大学が設立する「米沢嘉博記念図書館」の公式サイトがオープンしましたのでお知らせします。(今回はウェブサイトのオープンであって、図書館そのものは今年の夏に開館予定です)
http://www.meiji.ac.jp/manga/yonezawa_lib/index.html
↑米沢嘉博記念図書館TOP
2006年に惜しくも逝去された故・米沢嘉博氏の業績(マンガ評論・コミケット代表等)を記念し、明大OBでもある米沢氏が生前に蒐集した段ボール数千箱とも言われる膨大なマンガ・サブカルチャー書籍を中心に、現代マンガ図書館等の協力も仰いだ日本有数のマンガ図書館として明治大学が正式に設立するものです。
これに先駆けて2008年に明治大学は、マンガとサブカルチャー研究をその中心に据えた国際日本学部を開設し、マンガ評論家の藤本由香里氏・建築学者でオタク・秋葉原研究家の森川嘉一郎氏をそれぞれ准教授に迎えて、サブカル・オタク研究の陣容を着々と整えていました。
明治大学と遺族との間で、故・米沢嘉博氏の蔵書を引き取る話が進んでいると俺が聞いたのは昨年のことでしたが、ついにこの夏、オープンさせるメドがついたということです。
2009/03/14アニメ・コミック,おたく,同人誌|固定リンク|トラックバック (4)
大変長らくお待たせしました。本日我が家に「コミック・マヴォ」の増刷分が無事に届きまして、さっそく中野のタコシェと新宿御苑前の模索舎に納品してきました。それぞれのお店では、店頭販売&通販が再開しましたことをお知らせします。
http://taco.shop-pro.jp/?pid=11462029
↑タコシェ「マヴォ」通販ページ
http://www.tacoche.com/
↑タコシェ公式TOP
http://www.mosakusha.com/newitems/comics-etc/
↑模索舎・コミック入荷コーナー
http://www.mosakusha.com/
↑模索舎TOP
2009/02/11同人誌|固定リンク|トラックバック (3)
前からチラホラ書いておりましたが、ここらで一発エントリにして告知しておきます。昨年暮れの冬コミに参加しました「マヴォ」ですけど、次のコミティア87(2月15日)に参加します。サークル名は同じ「時間藝術研究所」です。
●コミティア87(2月15日)
●場所 有明ビッグサイト
●サークル名 時間藝術研究所
●ブース 東1 ま-32b
前の冬コミでは、700冊刷ったんですが、500冊弱売れました。在庫をどうしようかと思っていたんですが、年明けに中野のタコシェに委託してみたら約3週間で100冊売れまして、残った100冊は献本用だったので、なんだかんだで現在は手元に1冊しか残っていません。新宿・模索舎に委託した10冊も完売し、1月末に増刷を頼んだのですが、まだ手元に届いてないのです。
増刷分のうち100冊は、印刷所からタコシェに直接納入する段取りになっていますので、届いたら即、扱いが再開することになっております。どんなに遅くとも14日には届くはずですが、たぶんその前から再開できると思います。それまでは通販の予約を受け付けておりますので、地方在住の方はなにとぞよろしくお願い申し上げます。
http://taco.shop-pro.jp/?pid=11462029
↑タコシェ「マヴォ」通販ページ
2009/02/04同人誌|固定リンク|トラックバック (0)
1月7日に「マヴォ」を中野タコシェに80冊納品しましたが、おかげさまでほぼ1週間で完売し、15日に25冊入れたところ、これも完売したとの連絡が店からありました。(現在、予約を受付中。再入荷しだい、発送するそうです)(→★)
ひとえに、これも「たけくまメモ」読者のお陰であろうと感謝しています。
さて現在、俺の手元にも残部がほとんどなく、ゆえにタコシェの通販・店頭販売ともにストップしているんですが、増刷は次のコミティア87(2月15日 東1 ま-32b)に向けてを予定していましたので、すぐに対応ができません。タコシェでの取り扱いは、遅くとも2月10日までには再開可能になると思います。
はっきりしたことが分かりましたらまた告知します。もともと「マヴォ」は即売会オンリーでさばく予定でしたので、タコシェ等の書店での扱いは想定していなかったんですが、やはりブログ読者と即売会に足を運ぶ人はイコールではないということがよくわかりました。
しかし書店売りだと、手数料で3割とられてしまいますので、そこを想定すると販売価格を900円から1000円くらいにしないとこっちの利益が出なかったのですが、後の祭りです。創刊号に関しては800円のまま、今後も頑張ろうと思います。次号、夏コミで頒布予定の号は、増ページのうえ900円か1000円にするかもしれません。
2009/01/18同人誌|固定リンク|トラックバック (0)
新宿御苑前・模索舎でも「コミック・マヴォ」の販売を開始しましたのでお知らせします。タコシェと同じく通販もやっています。
http://www.mosakusha.com/newitems/
↑模索舎・新入荷のページ
http://www.mosakusha.com/
↑模索舎TOP
この店はですねえ。もう40年くらい前から新宿・御苑前でやっているミニコミ・同人誌専門の店です。俺が高校時代から20歳にかけて作っていたミニコミ「摩天楼」も、この店に置かせてもらってました。
コミケのマンガ同人誌とはまったく無縁の、60~70年代からの「ミニコミ」や左翼・右翼を問わない思想政治市民運動系の機関・広報誌なんかを専門に扱ってます。革マル派や中核派の新聞など、いわゆる「過激派」系の機関誌なんかも普通に買えるお店ですので、初心者には一見入りづらい雰囲気の店ですが、一歩足を踏み入れると、コミケとは完全に異なる「あっちの世界」が広がっています。
2009/01/16同人誌|固定リンク|トラックバック (1)
実はおとといから、中野タコシェにて「コミック・マヴォ」の店頭販売を開始しておりましたが、昨日、通信販売を開始したとの告知がタコシェのサイトにアップされましたので、謹んでお知らせします(→★)。
「マヴォ・創刊号」の店頭での販売価格は800円ですが、通販の場合はプラス送料が350円かかります。タコシェのサイトでは、他にもマニアックな商品(→★)をたくさん扱っていますので、あわせてご購入されると送料がお得です。
「マヴォ」は2月15日のコミティアにも参加しますが、地方在住の人・忙しくて即売会会場まで足を運べないという人は、ぜひともタコシェのサイトからお買い求めになってください。
http://taco.shop-pro.jp/?pid=11462029
↑タコシェ「マヴォ」通販ページ
http://www.tacoche.com/
↑タコシェ公式TOP
2009/01/09業務連絡,同人誌|固定リンク|トラックバック (1)

いよいよ明日30日は「マヴォ」のコミケでの初頒布日ですが、マップを載せますので参考にしてください。左図の赤い丸で囲った場所 東ユ-07a です(クリックで拡大)。
明日はコミケ最終日ですが、約20万人の人出が予想され、会場はオタクと腐女子でスターシップ・トゥルーパーズ状態になっている上、あちらこちらに魔界や亜空間が発生している可能性もありますので、くれぐれも自分を見失わぬよう、強い心で臨みたいものです。
俺としても27年ぶりのコミケ参加ですので(客としては何度も行っていますが)、当選通知とともにコミケから渡された参加マニュアルを熟読したんですけど、わからないことだらけです。
本は印刷屋さんから直接会場に届けられる手はずなんですが、当日朝ではなくて前日夜にブース前に届いているとか、さっき初めて気がつきましたよ。てっきり当日の朝届くとばかり思っていました。それにしても、便利な時代になったものです。
2008/12/29同人誌|固定リンク|トラックバック (1)
来る29日午後7時半より、新宿ロフトプラスワンで「伊勢田大博覧会3」が開かれます。
http://homepage2.nifty.com/DA-KIKAN/iseda/
↑伊勢田大博覧会・告知ページ
あの伊勢田勝行監督の上映会で、伊勢田監督がコミケに合わせて神戸から上京するのに伴って開催される恒例のイベントなんですが、ここには俺もゲストで顔を出します。翌30日は俺のサークル(時間藝術研究所)もコミケにブースを出しますので、最後まで長居はできないんですが。
それで、本当は30日に伊勢田監督もブースを出す予定だったのですが、今回の冬コミには落ちてしまいまして、それでも伊勢田博のために上京するということです。
そこで急遽、30日の俺のブースで伊勢田監督作品のDVD委託を行うことにしました。また、これとバーターで、29日の伊勢田博では「マヴォ」を先行販売させていただけることになりました。
●大伊勢田博3
●於 新宿ロフトプラスワン
●開場 19:30~
●入場料 1000円(飲食代別)
2008/12/28業務連絡,同人誌|固定リンク|トラックバック (2)
『マヴォ』の姉妹雑誌である、桑沢デザイン研究所キャラクターメディア研究ゼミ(キャラメ研)の同人誌『ICONOPOP(イコノポップ)』が完成したようです。こちらも、冬コミに参加します。154ページで頒価は500円だそうです。以下のサイトで、作品の一部を見ることができます。こちらも、なかなかレベルが高そうですよ。
▼「ICONOPOP vol.3」告知ページ
http://homepage2.nifty.com/akihabara/cmr/books.htm
↑2008年度告知ページ
http://www3.to/kuwasawa/
↑サイトTOP
●桑沢キャラクターメディア研究・冬コミ75 ブースアドレス
30日 西ホール と-14d
以前も書きましたが、俺も昨年度まではこのゼミに講師として参加していました。現在は、森川嘉一郎・伊藤剛の二頭体制で学生指導に当たっています。
「コミック・マヴォ」という誌名の元になった、大正末期の前衛芸術集団マヴォについて紹介。 マヴォは天才芸術家・村山知義が、ドイツ留学中に出会ったダダイズムに影響を受け、帰国後結成した日本初のダダイズム芸術集団です。マンガ家としてデビューする前の、『のらくろ』の田河水泡(高見澤路直)も所属していました。
ダダとは第一次世界大戦下に生まれた芸術運動なんですが、大量破壊兵器による現代の戦争は、ヨーロッパの近代合理主義が結果としてもたらしたものだという反省から、徹底して発作的・非理性・非合理を旨と
した表現運動のことであります。
要するにデタラメですな。ダダは別に美術だけの運動ではなく、文学・建築・演劇・映画・音楽・パフォーマンスなど、あらゆる表現領域に及びました。
マヴォも例外ではなく、絵画・建築・演劇分野でデタラメな業績を残しておりますが、音楽でも『マヴォの歌』という奇怪な作品を残しております。林芙美子の小説『放浪記』にも出てくる歌なんですが、歌詞が意味不明(上図参照)。
2008/12/23同人誌|固定リンク|トラックバック (1)
俺が2007年度まで講師として参加していた、桑沢デザイン研究所キャラクターメディア研究ゼミ(キャラメ研)の今年の同人誌「ICONOPOP」が追い込みに入っているようです。今回俺は学校とは離れた個人編集誌として「マヴォ」を作っているのですが、キャラメ研とは引き続き協力関係にあり、こないだも臨時講師として「マヴォ」の話をしてきたばかりであります。
こちらの「マヴォ」も残すところ俺の原稿だけなんですが(←おいおい)、桑沢ゼミ本も冬コミ目指して順調に進んでいるようです。同じ三日目に参加するんですが、「マヴォ」は東館、桑沢キャラメ研は西館に配置されてまして、当日は互いに委託しあうことが決まっています。
「マヴォ」同様、「ICONOPOP」もなにとぞよろしくお願い申し上げます。
●桑沢キャラメ研 コミケット75参加ブース
12月30日(三日目) 西館“と”-14d
●桑沢キャラメ研公式サイト
http://www3.to/kuwasawa/
↑桑沢の公式サイトは、これから冬コミにかけてエントリを充実させるとのことで、要注目であります。なお「マヴォ」の告知第二弾も、15日前後から当ブログで開始しますので、こちらもお楽しみに!
2008/12/11同人誌|固定リンク|トラックバック (3)
同人誌「マヴォ」の原稿なんですが、俺のコラム原稿を除いてすべて入りました。今の予定では表紙の入稿を6日、残りの原稿を13日に入れることになってます。13日に入れるというのは、ひとえに俺の問題でありまして、なにしろ今は本業の〆切りが過ぎとりますので、なんといいますかそのお、小●●●ク●●●●●ブさんごめんなさい。今全力でやっとります。
「マヴォ」創刊号には、プロのマンガ家さんが2名(俺を入れると3人)、プロのイラストレーター1名、多摩美のOBで現在社会人でグラフィックの仕事をしている人が2名、現役多摩美生が4人、武蔵美生が1人、参加してくださいました。
それで今、書いておきたいのは、アマアチュア作家がなかなか気がつかない、マンガ原稿を描く際のルールについてです。同人誌でもいいので編集したことがある人は、すでにおわかりだと思いますが。
2008/12/02アニメ・コミック,同人誌|固定リンク|トラックバック (0)
ここのところ忙しくて、本来書きたかったエントリの更新がしばらくできない感じなんですが、今は連載もそんなにないのに、なんでこんなに忙しいのかわかりません。いつの間にか人と会うことになったりとか、毎日何かしら用事が入ってしまうんですよね。
その合間に「マヴォ」の編集作業もあって。明日、多摩美の女子大生タシロさんから作品を受け取れば一応マンガ原稿は全て揃うのですが、問題は俺の原稿だったりして。もうアレですよ。デザイン担当の山下くんがイラストレーターで文章のフォーマット作ってくれたんですが、そのフォーマットに直接、俺のイラストレーターで文章を書き込むことにします。
実は俺、「サルまん2.0」もこの方法でコラム部分を作っていたんですよ。イラストレーターでの文章直書き。俺、ガリ版で学校新聞作ってた中学校時代から、こういう原稿の書き方に慣れているんです。普通は、ワープロやテキストエディタでまず文章を書いて、それをイラストレーターやインデザインのフォーマットに流し込むものなんですけどね。
なにしろ版下に原稿をぶっつけで書くわけなので、ガリ版のときは、文章をミスると修正が大変でした。が、PC上でなら文字修正も簡単でラクです。いい時代になったものです。
2008/11/30日記・コラム・つぶやき,同人誌|固定リンク|トラックバック (0)
現在コメント掲示板の「たけくま同人誌計画」のスレッドで、同人誌と商業誌の関係をめぐる議論が続いています。俺も参加しているのですが、ISBNコードを付けた本はコミケでは扱えない(商業誌と見なされるため)という話題から、商業雑誌が売れていない現状の話、雑誌の未来についての話題にシフトしてきています。
http://www2.atchs.jp/test/read.cgi/takekumamemo/136/122-134
↑たけくま同人誌計画・コメント掲示板での議論(抜粋)
これについては近いうちに自説を書きたいと思っていましたので、ちょうどいい機会です。これは同人誌ネタだけにとどまらない、マンガ雑誌全般の議論になる話題だと思いますので、スレッドを分ける意味でも新エントリを立てたいと思います。
俺がかねてから主張しているように、マンガ雑誌は売れていません(正確には、売れても儲からない価格設定になっている)。昔からマンガ界は、雑誌は赤字で維持しておいて、そこで連載した作品を単行本化して利益を出す、というビジネスモデルをとっています。一般雑誌の場合は単行本で利益を出すわけにはいかないので、代わりに広告を掲載して、雑誌の売り上げと併せて本体を維持するシステムになっています。マンガ誌、一般誌ともども、典型的な薄利商品であり、単体商品としての価格では利益を上げにくい構造であることにはかわりはないといえます。
それがここにきて、不景気によって広告出稿が落ち込み、マンガも単行本が売れなくなって、本格的にヤバイ感じになってきました。
2008/11/20アニメ・コミック,書籍・雑誌,同人誌|固定リンク|トラックバック (4)
本日、いやもう昨日になりますが、有明ビッグサイトで開かれた「コミティア86」に行ってきました。来年2月に開かれる「コミティア87」にも「マヴォ」を出品する予定で、売り子要員である町田の凸凹コンビを従えて、視察を兼ねて行ったのです。
コミティアは創作中心の即売会ということもあり、俺が大昔に参加した80年代初頭のコミケくらいの規模で、懐かしい感じがします。とにかく4時間くらいあれば一通りのブースを回ることができるので、ふらふら歩きながら同人誌を吟味しつつ購入することができます。「コミケよりコミティアが好き」という人も多いと聞きますが、なんとなく頷けますね。コミケは、人が多すぎますもん。
会場では、丸山薫さんのブースと、創刊35年目という老舗同人誌「楽書館」のブースにいって主催の水野流転さんとお話したり、コミティア主催者の中村公彦さんとお話したりしました。
今年で同人誌歴35年という水野さんは、コミケが生まれる以前から同人誌を作っていることになります。70年代の「楽書館」にはアマチュア時代の高野文子さんや高橋葉介さんが寄稿していたなど、実はもの凄い歴史と実績がある本なのですが、温厚な水野さんは一貫してアマチュアの姿勢を崩さず、ニコニコと売っていらっしゃいます。頭が下がる思いがします。
http://rakugakikan.main.jp/
↑楽書館公式サイト
コミティア主催者の中村公彦さんとは、以前も書きましたが、81~2年頃の「ぱふ」の編集部でお会いしたのが最初なんですよね。その時から全然雰囲気の変わらない人です。
2008/11/17アニメ・コミック,おたく,同人誌|固定リンク|トラックバック (0)
昨日、映像温泉芸社のはなぴくさんからのメールで知ったのですが、この冬コミに自作DVDを出品する予定だった伊勢田勝行監督が落選していたそうです。
伊勢田監督は冬コミに会わせて上京する予定で、日頃から伊勢田監督の上映会を行うなどの支援をしている映像温泉芸社の皆さんが、その前日に新宿ロフトプラスワンで「大伊勢田博」を開催するつもりで日程(12月29日 夜の部)も組んでいました。今さら中止にもできないし、どうするのか? と思っていたら、伊勢田監督はロフトイベントだけのために神戸から上京してくるとのこと。
俺も12月29日のロフトにはゲスト参加するのですが、俺は翌日のコミケに出品するので、29日は早めに帰って30日早朝に自宅(神奈川県)を出る必要があり、慌ただしいことになりそうです。
もし、よろしければ伊勢田監督作品のDVDの委託販売を受けてもいいのですが、映像温泉芸社の皆さん、監督にご伝言願えないでしょうか。(※伊勢田監督はパソコンも携帯電話も所有されてないので、当然このブログを読めません)
30日のコミケには、売り子を手伝ってくれる町田の凸凹コンビの車で会場入りする予定です。そのため本日、コミケット準備会に駐車場料金2500円を郵便局から振り込んで来ました。「マヴォ」は、一応宅配便で搬入してもらおうと思っているんですが、売れ残りがたぶん出ると思うので、凸凹コンビの車でウチまで運ぼうと思っているのです。
2008/11/11アニメ・コミック,おたく,同人誌|固定リンク|トラックバック (0)
冬コミに当選しました。
12月30日(火曜日・3日目)の「東4 ユ-07a」。
サークル名は「時間藝術研究所」、雑誌名は「MAVO(マヴォ)」になります。
ジャンルは「創作少年」になります。今回表紙を描いてくださった丸山薫さん、作品で参加していただいたふかさくえみさんと同じジャンルで応募しました。
12月に入った時点で、コミケ直前まで何回かに分けて「たけくまメモ」で告知を打つ予定です。俺個人としては27年ぶりのコミケ参加になります。取り急ぎご連絡まで。よろしくお願いします。
◎関連エントリ
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_fdaf.html
↑27年ぶりにコミケに参加(希望)
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/post-8867.html
↑同人誌のタイトル決めました
2008/11/05同人誌|固定リンク|トラックバック (1)
まあコミケに届けを出すときにはもう決めてたんですが。誌名は「コミック・マヴォ」といいます。「マヴォ」にするか「MAVO」にするかはまだ流動的です。

表紙はフラッシュアニメ『吉野の姫』の丸山薫さんに頼みました。丸山さんは去年、生まれて初めて自分の同人誌を出品したのだそうですが、最初に刷った500部がいきなり完売してしまい、あわてて増刷して次のコミティアとコミケで1000部売ったのだそうです。左が丸山さんが最初に出した『西域奇譚集』。それから『海防夜話』(右)という本も出てます。『西域奇譚集』は池袋ジュンク堂のコミティア委託同人誌コーナーでも購入できるそうです。詳しいことは丸山さんのサイトでどうぞ。
http://maruproduction.com/index.html
↑MARU PRODUCTION
2008/10/03アニメ・コミック,同人誌|固定リンク|トラックバック (2)
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竹熊 健太郎: 20世紀少年探偵団 (ビッグコミックススペシャル)
『20世紀少年』に登場する「70年代的なるもの」について、ケンヂと同い年の竹熊が書いた“もうひとつの20世紀少年”
篦棒な人々ー戦後サブカルチャー偉人伝
オリバー君を呼んだ興行師康芳夫、怪獣図鑑の挿絵画家石原豪人、月光仮面の原作者川内康範、万博会場を全裸で疾走した前衛芸術家糸井貫二ことダダカン、戦後サブカルチャーを築き上げた超人たちのロングインタビュー集堂々文庫化!
サルまん 21世紀愛蔵版 上巻
誰もが驚いた(俺も)幻の作品が満を持して奇跡の復刊! 通常の256倍の漫画密度で貴方の漫画常識を根底から覆す! 内容は漫画で日本征服をもくろむ野望の二人のてんやわんや! 価格以上の体験を著者自ら保証します!\1680
サルまん 21世紀愛蔵版 下巻
過去のあらゆる未収録原稿を網羅した愛蔵版これにて完結! 下巻には相原コージが萌え絵に挑戦してネットで話題騒然の「サルまん21」(ラノベ編)描き下しを完全収録! 著者二人、スク水・メイドのコスプレをした甲斐があったというものです!\1680
色単 ―現代色単語辞典
「やらしい言葉」のみを4千項目収録した竹熊23歳時の幻の編集デビュー作品が突然の復刻! 小説家の友成純一氏とともに、約半年かけてエロ小説から「やらしい言葉」とその用例を抜き出し、完全シソーラス化!もうバカかと、アホかと!
ゴルゴ13はいつ終わるのか? 竹熊漫談
ついに出ちゃいました!\1260
マンガ原稿料はなぜ安いのか?―竹熊漫談
タブーだったあれやこれやで業界騒然! \1260
Even a Monkey Can Draw Manga
これが噂のアメリカ版「サルまん」だ!\1465
網状言論F改―ポストモダン・オタク・セクシュアリティ
東浩紀編・共著 \1470
万有ビンボー漫画大系―四畳半という楽園
杉森昌武と共著 \1470
桜玉吉のかたち
竹熊がアマチュア時代に出していたミニコミの表紙を玉吉が描いていた。アマゾン在庫切れ…と思ったら再入荷してるようです。
私とハルマゲドン
品切れで古書価のほうが高いとはどういうことだ~。自信作なんだがな~。
庵野秀明 パラノ・エヴァンゲリオン
庵野直撃本第二弾!今なら激安で(笑)。
庵野秀明 スキゾ・エヴァンゲリオン
大泉実成と竹熊がタッグを組んで庵野秀明の真実に迫る!中古で1円から(笑)。