昨日、念願の平田弘史先生のお宅を訪問することができ、感激の余熱さめやらぬ中、泣く泣く日帰りで帰って参りました。帰宅してさっそく報告をアップしようと思ったのですが、取材したICレコーダー記録やデジカメ写真を画像処理&PC保存作業をしているうちに日付が変わってしまいました。
なんか疲労困憊したので、今回は予告にとどめ、次回(できれば本日中)に訪問記をアップしたいと思います。
それにしても、豪放磊落な漢(おとこ)の中の漢・現代社会に生きる武士道精神の化身(実際にチョンマゲを結っておられる)ともいうべき平田先生ですが、初対面の私ごときにも大変フレンドリーに接してくださり、本日ばかりは心の底から「生きててよかった!」と思える一日でした。さすがは抱かれたい漫画家ナンバー1ではないかと筆者が勝手に脳内認定する平田先生であります。改めて先生と奥様、そして案内してくださった青林工藝舎の浅川満寛氏には深く感謝する次第であります。
書きたいことはたくさんありますが、先生の「普段の仕事場」は、普通の漫画家のそれとは数万光年は隔たった、想像を絶するものであったことを、まずは告知しておきます。それはある意味、銭湯だと思って入ったら遊園地だったとか、歯医者かと思って入ったら実はショッカーの秘密基地だったとか、ちょっとうまい例えが思いつかないのですが、とにかくそのくらいすごかったです。
唯一、残念だったのは、せっかくの天気にもかかわらず、左の写真のような「アウトドア原稿執筆」が見られなかったことでした(写真は先生の公式ページより)。でも、まあそれ以上の成果がありましたので、個人的にはよしとします。
その成果とは、最後に先生に色紙を所望しましたところ、「どういう言葉がいいかね」と訊かれまして、思わず「“萌え”でお願いします!」とダメもとでお願いしましたら、本当に揮毫してくださったことです。これは望外の家宝ができました。ちなみに左がそれですが、今回は予告ですのであえて拡大はできないようにしておきます。
それでは、次回の更新をお楽しみに!
すごい!!ひたすら羨ましい限りです。
昨年、薩摩義士伝ツアーとして岐阜へ行きました。このGWは播州に黒田三十六計ツアーを考えていたのですが・・・広島帰りに姫路周辺の人出の多さにめげてスルーになってしまって・・・・。更新楽しみにしています。
投稿:マイルス | 2005/05/05 03:03
はじめまして
私は前々から平田さんの漫画に
興味はあるのですが、まだ読んだ
ことがありません
やはり一読の価値はありますか?
また、最初に読むとしたら何がよいか?
よかったら教えてください
投稿: Suu | 2005/05/05 03:09
ひょっとして、なのですが……竹熊さんは「承前」という言葉を「予告」という意味で使っていませんか?
「承前」~前の文章を受けて続いていること。また、続きものの文章の初めなどに書く語。(大辞泉(小学館)より)
投稿: | 2005/05/05 05:43
あ、そうか。僕もずっと承前の説明を「続きものの文章の最初に置く言葉」という意味があって(別の辞書にもそう書いてあった)、それでこれを「連続する文章の第一回の冒頭」というふうに解釈していたんですが、これって「前の文を受けた二回目の文の最初」という意味が正しそうですね。というか、第一義から考えればそれが自然だ。だとすると、俺ずっと勘違いしてたことになります(笑)。間抜けでした。
普段使い慣れない言葉を気取ってうっかり使うものじゃないですね。言われてみれば確かに間違いだと思われるので修正しておきます。ご指摘、ありがとうございました>名無しさん
そういうことで、直しておきます>幻之助氏
投稿: たけくま | 2005/05/05 07:08
しかしこの姿勢で原稿描いて腰とか痛くならんのかな?
もうちょっと描画台を高い位置に設定したほうがいいように思うんですが。
つまんないコメントですいません(笑)。
投稿: kamikitazawa | 2005/05/05 13:07
ちょんまげ・・・すばらしい!
"萌え"・・・(絶句!!!)
・・・あたまがチョンマゲだと当然したのほうは
フンドシなのだろうか?
しかーし、フンドシは実用的では無ーい!
したがって、Tシャツなどとはいわず、
ここはひとつ、"萌え"Tバックをつくるべきだ!!
ぜひっ!
投稿: 名無し | 2005/05/05 15:33
先生が操作しているのはボール盤ですかね。
確かにマンガ家の仕事場とは思えないですね。
「おのれらに告ぐ」は前から読みたかったマンガだったので、復刻されて嬉しかったです。
投稿: jwtoshi | 2005/05/05 16:50
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この記事へのトラックバック一覧です:平田弘史先生訪問記(其ノ零):
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たけくまメモさんよりこの貰った色紙がかなり欲しいのは俺だけではないはず・・・。今年の一字に「萌」が来たらすごいだろうなぁと思いつつも流行語大賞は普通に狙えそうな最近の萌え関連の話題の多さは凄いですね。[続きを読む]
受信: 2005/05/05 09:54
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たけくまメモの平田弘史先生訪問記が面白いです。平田先生かっこいいなあ。まだ続くようです。 尾玉なみえ『アイドル地獄変』を読む。昨年10月に買ったものの再読。多分最初に読んだときより笑えました。この人もパロディ作家ですね。新刊は出ないんでしょうか。 くしゃみが無闇に大きな人っていますよね。うちにもいます。母と祖父です。母はさすがに人前では小さくしますが、家族間だと馬鹿みた...[続きを読む]
受信: 2005/05/06 19:26
»かっこいい… [湿気惑星(仮)]
たぶん私は「爺さん」という人種が大好きだ。使い方が正しいかわからないけれども、言うなれば「爺さん萌え」。特に充分な経験を蓄積し、それを現役でいかんなく発揮してる元気な爺さんには敬服して頭が上がらない。だいたい、今の爺さんらは、ものすごく厳しい時代を通っているので、経験値が半端じゃない。タフな人多いし。私にとってはヒーローであり、アイドルであり、歳を取るとは素敵なことだと何度も思いなおさせてくれる素晴らしい存在だ。以前書いた、アルゼンチンの南の端に住んでらした故上野の爺様な...[続きを読む]
受信: 2005/05/07 04:22
»「たけくまメモ」の平田弘史先生訪問記に感動! [ツキモトユタカ ノ マイニチ]
平田弘史先生の訪問記は全日本人(日本語が読めるすべての人間を私はそう呼んでいる)は読まなくてはならない。平田先生の作品の必読は当然のこととして、その人となりをたけくまさんのレポートで読むこと自体がひとつの稀有な体験であると言える。...[続きを読む]
受信: 2005/05/07 21:10
»復活・平田弘史先生訪問記・首 [はてな馬的思考]
ちょっとネットから遠ざかってましたが、できる限りまた日記を書いていくことにします。忙しくなったら中断するかもしれませんが。 仕事については次の日記で書きますが、他にもいくつか書きたいトピックがあります。まずは今一番注目しているのはたけくまメモの「平田弘史先生訪問記」。まだ第二回ですが、続きが楽しみです。「それでは画素がもったいない!」 平田弘史と言うと、個人的にはまさかの復刊を遂げた『血だるま剣法』が気になっています。俺も詳しいわけじゃないですが、近々所感を書くつもりです。 まさかの復刊と言...[続きを読む]
受信: 2005/05/09 18:30
»平田弘史「平田弘史のお父さん物語」 [[N]]
▼平田弘史のお父さん物語 1937(昭和12)年、東京板橋生まれ。少年時代は将来エンジニアになる夢を持ち、マンガとはまったく無縁で過ごす。1958年、設備会社に勤めていた21歳の時、偶然出会った中学時......[続きを読む]
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第88回 フレッシュ[続きを読む]
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»育児の気晴らしに読みました [サブカルめがね主婦の育児日記]
たけくまメモ: 平田弘史先生訪問記(其ノ零)やらなあかん家事ほったらかして、やっと全部読みました。平田弘史さん夫婦みたいに私も「心が金持ち」になるようにがんばろう。なんでも自分でしてみやな気が済まない人って素敵やわぁ。...[続きを読む]
受信: 2005/09/28 14:35
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『20世紀少年』に登場する「70年代的なるもの」について、ケンヂと同い年の竹熊が書いた“もうひとつの20世紀少年”
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