
取り越し苦労をするということはまだ完全に霊的自我が目覚めていないことを意味する。目覚めたら如何なる状況に置いても先の事を心配する事はなくなる。今、五感を通して感じ取っている世界は全てではなく物質世界の動きである。人は霊界、地上界にまたがって存在しているが今は一時的に肉体に宿って地上世界で生活しているから霊的世界のことが殆ど認識出来ないのである。
般若心経
夢の中では故郷である霊界に一時帰還しているけど目が覚めると脳の容量には限界があるのでそのことは殆ど思い出せない。そこで現在の一般常識では霊界や死後の存続は認められないということになります。般若心経はお経の中で最もポピュラーなもので私も以前はよく唱えていました。でも内容はこの世の一般常識で考えたら何の事かよくわからないけど有難いお経だから唱えていると功徳があるということになっているようです。確かに音響効果もあって鎮静作用はあるので心がざわつくような時にはそれなりの効果があるでしょう。五蘊皆空、度一切苦厄、色即是空、空即是色、受想行識、是諸法空相、等など考えようによっては霊界と地上界の対比が表現されていると言えない事もないと感じます。この世(物質世界)の事は五感を通して感じ取っていることなので永続性は無く空しいものである。肉体の寿命と共にやがては離れる時が来るから様々な事への執着を捨てなさい。こういう事なのかなと感じています。空という言葉が連続して畳み掛けるように続くのがこの経の特徴です。