」にアップグレードし、月額2,980円(税抜)のままで楽天回線エリアでは4Gだけでなく5Gもデータ通信は使い放題、さらに300万人までは1年間無料で利用できるキャンペーンも継続されています。
【料金:プランは「Rakuten UN-LIMIT V」のみ】
楽天モバイルの料金プランがRakuten UN-LIMIT Vのみが提供されています。Rakuten UN-LIMIT Vは5Gだけでなく、4Gにも対応しており、既存のRakuten UN-LIMIT(Rakuten UN-LIMIT 2.0含む)を契約していた人も手動でRakuten UN-LIMIT Vに変更できるほか、10月12日〜11月30日の間に順次自動でRakuten UN-LIMIT Vに変更されます。
サービス内容は5Gに対応しただけでRakuten UN-LIMITから変更はなく、データ通信は楽天回線エリアでは使い放題、パートナー(au)回線エリアでは月間高速データ通信容量5GBまでは無料(有料で追加可能)、音声通話は専用アプリ「
Rakuten LINK」を使えば通話料無料となっており、さらに300万人までは1年間月額基本料も無料となっています。

料金プランとしてはすべての楽天回線契約者は5Gに対応していることに
また同社ではその後、
11月4日より初期事務手数料や他社から乗り換え(MNP)の転出料などの手数料を無料にしており、元々、Rakuten UN-LIMITでは長期契約やそれによる解除料もなく、いつでも解約可能でしたが、契約時も手数料がかからなくなっています。
さらに「
Rakuten UN-LIMIT Vお申し込みキャンペーン」も刷新してRakuten UN-LIMIT Vを契約して初期設定を行い、Rakuten LINKを使うだけで誰でも楽天ポイントが8,000ポイントプレゼントされ、さらに対象の楽天回線対応製品をセットで購入すると最大20,000ポイントが還元されるようになっています。

iPhone XSシリーズ以降の楽天回線が使える製品で利用すれば、さらに紹介キャンペーンを活用してRakuten UN-LIMIT Vを契約して出費なく楽天ポイントが最大25,000ポイントもらえることに
【製品:公式対応は「Rakuten BIG」と「AQUOS R5G」のみ】
次に楽天モバイルの5G対応製品は公式には同社オリジナルスマホのRakuten BIGに加え、すでに楽天回線対応製品として今年6月に
発売していた「
AQUOS R5G(型番:SH-RM14)」の2機種となっており、AQUOS R5Gについては5Gに対応するソフトウェア更新を適用する必要があります。
また5Gに対応したSIMフリースマホでも使える機種があるかもしれませんが、現状では5Gに対応した「
iPhone 12」や「
iPhone 12 mini」、「
iPhone 12 Pro」、「
iPhone 12 Pro Max」では楽天モバイルの5Gは利用できません。一方で「
Pixel 5」と「
Pixel 4a (5G)」については
12月以降に楽天モバイルの5Gに対応する予定であることが案内されています。

Sub6だけでなくミリ波にも対応している楽天モバイルオリジナルスマホのRakuten BIG。なお、SIMはeSIMのみに対応
【エリア:非常に狭く東京ならほぼ楽天のある二子玉川周辺くらい】
楽天回線エリアは4Gもそれほどエリアは広くないですが、5Gが使えるエリア・スポットは非常に狭く少ないです。現時点で公式に案内されている5Gエリアはサービス開始時のもので、東京、埼玉、神奈川、愛知、大阪、北海道、兵庫の一部となっています。
具体的には札幌市白石区南郷通15丁目南付近やさいたま市大宮区桜木町1丁目付近・中央区新都心付近、世田谷区瀬田1〜4丁目付近・上野毛1〜4丁目付近・玉川1〜2丁目付近・中町1丁目付近・野毛2〜3丁目付近、板橋区板橋3丁目付近、横浜市西区浅間台付近、大阪市北区堂山町付近・北区曾根崎1丁目付近、神戸市兵庫区御崎町1丁目付近です。
5Gの利用は楽天回線エリア内のみとなっており、5Gについても順次エリア拡大していくとのことで、例えば、東京都なら新宿区の都庁前にミリ波が利用できるスポットがあるなどしていますが、確実に使えるとなると、これらのサービス開始時に案内されている5Gエリアとなります。
東京都内なら楽天や楽天モバイルの本社である楽天クリムゾンがある世田谷区の二子玉川駅周辺がわかりやすいでしょう。というわけで、二子玉川駅周辺でRakuten BIGで5Gを試してみましたが、楽天クリムゾンハウスの近くだけでなく、二子玉川駅周辺やちょっと離れた場所でも5Gの電波自体は拾っていました。
なお、楽天モバイルでは今後、2021年3月までに全都道府県で5Gサービスを提供予定、今秋に「ノエビアスタジアム神戸」をミリ波で主要観客席をカバーする予定としているほか、2021年第2四半期(4〜6月)には現在提供している5GのNSA(Non-Stand Alone)方式(4Gを利用する仕組み)ではなく、5Gのみで提供できる5GのSA(Stand Alone)方式を提供開始する計画となっています。
【通信速度:現状は下り最大870Mbpsおよび上り最大110Mbps】
楽天モバイルではSub6の3.7GHz帯(3800〜3900MHz:n77)およびミリ波の28GHz帯(27.0〜27.4GHz:n257)で5Gを提供しており、最大通信速度(理論値)はサービス開始時点では下り約870Mbpsおよび上り約110Mbpsとなっています。
また2020年11月中にSub6にて下り約2.13Gbpsおよび上り約183Mbps、ミリ波にて下り約2.8Gbpsおよび上り約275Mbpsに向上する予定だとのこと。なお、Rakuten BIGはミリ波にも対応するので約2.8Gbpsおよび上り約275Mbps、AQUOS R5G SH-RM14はSub6のみなので下り約2.13Gbpsおよび上り約183Mbpsに対応することになります。

Rakuten BIGでは「設定」→「端末情報」→「SIMのステータス」にて電波強度がわかるので、電波状況の良い場所を探しやすい。うまくすればミリ波で300〜400Mbps程度までは出る模様。なお、モバイルネットワークの種類は「LTE & NR」になっているのがわかる
実際にRakuten BIGで試した限りでは下り150Mbps程度、上り30Mbps程度でしたが、5G、特にミリ波は電波状況がシビアなだけにもう少し場所やスマホの向きなどを工夫すれば出たかもしれません。ただし、同じ場所で楽天回線の4Gを試すと、下り40Mbps程度、上り10Mbps程度となっていたので、確かに4Gよりは速くなっていたようでした。
今回、楽天モバイルの5Gを試した11月9日時点ではまだまだテスト段階といってもいいくらい限定的なサービスとなっていますが、料金プランとしては楽天回線を契約すれば誰でも5Gに対応したRakuten UN-LIMIT Vになりますし、1年間は無料なので製品さえ対応すれば試せる機会がくるかもしず、できればiPhone 12シリーズが対応すれば、一気に使える人は増えるのかなと思われました。
そんなことよりも4Gのエリア拡大をがんばって欲しいというところもありますが……また11月中に5Gの高速化を予定していますし、それに合わせて5Gエリアの拡大も案内されるかもしれませんので、また高速化されたら試してみたいところです。
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