」(以下、GR5)は、実売価格34,800円(税別)ながら5.5インチフルHD(1080×1920ドット)IPS液晶を搭載し、背面には指紋認証センサーとアルミニウムマグネシウム合金を採用したコストパフォーマンスの高いモデルだ。
主なスペックはオクタコアCPU(1.5GHzクアッドコアCPU+1.2GHzクアッドコアCPU)のQualcomm製チップセット「Snapdragon 616(MSM8939)」や2GB内蔵メモリー(RAM)、16GB内蔵ストレージ、microSDXCカードスロット(最大128GBまで)、1300万画素リアカメラ、500万画素フロントカメラ、3000mAhの大容量バッテリーなどとなる。

パッケージ(箱)は、開発メーカーのHuawei Technologies(以下、ファーウェイ)のブルーをイメージし、これまでの凝った箱が多かった同社の製品と比べるとシンプルなものになっている。

蓋を開けるとGR5の本体が見える。その下には箱にまとめられた保証書などの紙のものと、中仕切りされたケーブル類が梱包されている。

付属品は、マイク付きイヤホン、SIMトレー用のピン、ACアダプター、USBケーブル、GR5本体、そして保証書とクイックスタートガイドだ。

カラーは写真のベゼルが白い「シルバー」のほかに「ゴールド」と「グレー」がある。同じ5.5インチのフラッグシップスマホ「
HUAWEI Mate S」(以下、Mate S)は前面のガラスの縁が曲面の2.5D処理されていたが、GR5はオーソドックスなフラットスタイルとなっている。2.5Dの見た目の良さも良いが、保護フィルムを貼る使い方ならフラットな方が扱い安い。

金属感を強調したような若干光沢のある背面。ラウンドしているので持ちやすい。

背面にはMate S譲りの指紋センサーがある。指を当てるだけですぐにロック解除となるので使い勝手がいい。リアカメラはやや飛び出している。

ヘアライン加工されたメタルボディーは手触りが良く、強く握っても歪んだりギシギシ音がしたりしない。上部と下部のパーツはプラスチック製だ。

前面上部には光センサーとフロントカメラ、受話口、さらにその右には写真では分かりづらいがインジケーターのLEDがある。

下部には"HUAWEI"のロゴがある。なお、出荷時に輸送保護用のフィルムが貼られているが、上部のセンサー部分がカットされた実用的なものなので、保護フィルムを購入するまではしばらくはそのままで使うのも良いだろう。

右側面(写真=上)にはボリュームキーと電源キー、左側面(写真=下)にはmicroSDカードスロット、microSIMカードスロットがある。高さ(全長)は151.3mmだ。

上面(写真=上)にはイヤホンマイク端子およびマイク、下面(写真=下)にはスピーカーおよびmicroUSB端子、マイクがある。横幅は76.3mm、厚さは8.15mmだ。

2つのスロットはそれぞれmicroSIMカードスロットとmicroSDカードスロットとなっている。microSDカードスロットの空白部分はnanoSIMスロットではない。
通信方式は4GのFDD-LTEがBand 1および3、5、7、8、19、28 、TDD-LTE :がBand 40、3GのW-CDMA :がBand 1および5、6、8、19、2GのGSMが850および900、1800、1900、無線LAN(Wi-Fi)は2.4GHz帯のみのIEEE802.11b/g/nの対応だ。
実用性の高いスペックと大画面5.5インチフルHDディスプレイ、質感の高いメタルボディーでありながら3万円台で購入できるGR5はコストパフォーマンスの良い製品だ。次回は機能の紹介と恒例のベンチマークテストを行ってみたいと思う。
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