たいそうなタイトルで、だから何なんだ?って辛口のコメントは無しでお願いしますね~。(笑)
前回記事でサザンハイブッシュ系の極早生品種のユーリカを記事にしたばかりでしたが、受粉を試みた時の様子がこちらの写真。
真ん中の二つの花弁を指先で破いて、受粉相手であるOPHと言う品種の花粉を付けておきました。
逆にこの花の花粉はOPHへ。

まだ葉もまともに展開しておりませんでしたのに、雨が降ったり、春かと思う様な暖かい日が続いたら、一週間で葉が展開し始め、2月24日だと言うのにしっかり受粉が完了しておりました。
写真中央に見える白色の花弁が綺麗に外れたものがブルーベリーの幼果です。
つまりブルーベリーの赤ちゃんの誕生です。
ちなみにわが農園の一般的な受粉の開始はオニールやニューハノーバー等の受粉開始時期が3月の下旬~4月上旬で、まるはなバチが活動を始める前だけです。それが一般的なので、1ヶ月早い受粉です。

そして今回も花弁を少し指先で破いて、歯間ブラシを使って受粉しておきました。

もちろん歯間ブラシを使った受粉はラビットアイ系、他の一般的な品種には手間がかかりすぎるのでしません。
私が行うのはブライトブルーとこのユーリカだけです。
理由は、ブライトブルーは花弁が細すぎるのと、雌しべが花弁より突き出てくるのが遅いせいか、まるはなバチが来るのが遅い年は受粉率が極端に悪かったからです。
また、ユーリカはブロ友のはっぱさんから花は沢山咲くのになかなか受粉しないと聞いており、確かに寒くなると花が開きかけていたのがまた戻ったりして妙な癖のある品種だなぁ、と感じたからです。
他の品種の時は花粉はふんだんにあるけれど、この時期は咲いている受粉相手の花粉の量は極わずか。
まるはなバチを使わずに(お金をかけずに)確実にユーリカに受粉させるなら、この方法はかなり受粉率が高いです。
それと、ふと気になった疑惑…。それはユーリカの花弁の再生能力です。
印を付けていたわけではないので私の記憶違いかも知れないのですが、先週かなりの数の花弁を破いていたはずなのに、なぜか一週間で花弁の形が元の壺型に戻っている気がして…。
中にはまだ花弁の補修中の様ないびつな形の花弁もありました。いや~、最近異世界もののアニメとか好きでよく見ておりますが、ダンジョンで腕を失くした人の腕が生えてくるとか言うのを見たのを思い出してしまいますわ。
こんな話を書くと椎たけ夫さんとか好きそうな話題です。
私自身、一昔前に右手の人差し指を複雑骨折して本当に粉々だったのが数ヶ月でレントゲンを撮ったら普通の骨に再生していた時には本当に生命の神秘を感じました。
ただ、他の骨の色が透ける様に薄くなっていたので、他の指の骨成分を奪いながら元に戻るのを実感したので、このユーリカの花弁の再生にも他のエネルギーを奪うことで再生したのであれば、むやみに花弁を破ることはせずに確実に受粉できる成熟した花粉が出るタイミングを見つける目が必要だと思いました。
ブルーベリーを育てているの本当に不思議なことに出会います。以前、サザンハイブッシュ系のマグノリアの花芽が極寒の冬で花芽が葉芽に変わってしまったのも凄い、と思いましたが、花弁の再生もブルーベリー達が自分達の身を、子孫を守る為の行動なのでしょうか。