女優の真木よう子が今年12月に開催される「コミックマーケット93」(コミケ)への参加を表明したが、参加者などから猛批判を浴びて炎上状態になっている。結局、真木は謝罪を行い、コミケへの出展を取り消した。
ここで思い出すのが、今年8月に開催された「コミックマーケット92」に初出展し、極めて好意的に受け入れられた叶姉妹のことだ。なぜ彼女たちはコミケ参加者たちに好かれ、絶賛されたのか? 彼女たちのブログに記された言葉から、「未知の世界」との付き合い方を学んでみよう。
ゴージャスな叶姉妹とオタク文化はまったく縁がなさそうだが、2016年7月に妹の叶美香が『ジョジョの奇妙な冒険』のファンであることをブログで告白。同年末のコミケに一般客として参加し、無事に『ジョジョ』の同人誌を入手した。
しかし、3日間で延べ50万人以上もの人が詰めかけるコミケに、有名人である叶姉妹御一行がそのまま乗り込めば大混乱になりかねない。そこで2人はブログなどを活用して徹底的に「冬のコミケの知っておくべき基礎知識のお勉強とお支度」(叶姉妹オフィシャルブログ 2016年12月28日)を行った。冒頭の言葉にある通り、「未知の世界のルールやマナー」を学ぼうとしたのだ。
ブログではとにかく「皆さんのご迷惑にならないように」ということが強調されていた。「全力で」迷惑にならないように「ベストを尽くす」。コミケでブースを出展するのではなく、ちょっと遊びに行くだけでこの念の入れようである。