先週の今日、まさか1週間後にベリーがこの世にいないなんて、想像すらできなかった。

日曜は、猫子堂譲渡相談会。次々収容される子猫たちを最大数保護してキャパも限界の私たち。
この日の譲渡会にもかけていた。
準備万端の前日深夜、愛犬ベリーのいきなりの発作。
早朝相方cigarさんに事情を伝え、猫共々どうしても行けない旨を伝える。
ベリーのこともよく知ってて愛してくれてる彼女は、二つ返事でベリー最優先でと。
ただ、希望者様多く来られるので、子猫たちは参加できないかといってくれて。
成猫カンタ君の預かりママのAさんに、病院の行きがけ、子猫のハリーとハニーを託して、私は仰け反り呼吸の荒いベリーを連れて水巻の行きつけ病院へ走った。
ベリーはレントゲンと血液検査で、いくつかの原因予測はついたが、どれも詳しい検査をしないと確定はできないし。
とにかく私は苦しそうな1秒に2回。1分120回もの過呼吸のベリーを酸素室、ICUに入れられた事で安堵し、きっと今回も乗り越えられると思った。
こうして入院させて、その足で猫子堂譲渡相談会へ向かった。
cigarさんとAさんに加わって、30分遅れくらいで加わって、希望者様と猫たちとのご縁つなぎに参加することができた。

翌日月曜、朝から面会へ。
血液検査の異変や、過呼吸の様子から、病変は脳が疑われていて。
そう。特にブログには載せていませんでしたが、ベリーには2つの気になる腫瘍があり、去年末より半年以上、2週間ごとのサイズ計測をして、経過観察か摘出かずっと悩み相談し、その二つの腫瘍を無事摘出して、その病理の結果も出て、良性だという嬉しい検査結果を手にしたのが、つい最近のことだったのです。
高齢で心臓も悪いベリーのリスクを最大限に減らすため、全身麻酔はかけず、鎮静と局所麻酔で短時間に二つの不安部位を切除するという神業のような手術も成功し、予後もよく、病理検査の結果もよく、あとは日々大切に、4月に天寿を全うしたケニーのように、生きていこうね。そうできるね、って信じていた。

ベリーは入院の直前まで、食欲もそれ以外の行動も、まったくいつもとかわりなく。

もう1人のシニア、ローズの方がよほどよぼっよぼで。
腕にできた褥瘡を毎日消毒して、ご飯も強制給餌しないと食べなくなっていて。
それでも、ゆっくりゆっくり、生きようねって。
介護ができることが嬉しかった。
CTのベリーの画像には、脳腫瘍らしき病変が写っていた。

もう、治療ができる場所ではなく、余命がとても短いだろうことは理解でき、少しでも早く家に連れて帰って、24時間介護して最後の時間を過ごすと決めた。
その間に、ベリーのことと、私がベリーのために全ての時間を使いたい事を伝えたのは、家族以外では本当に最小の、実際に予定変更等で迷惑をかけたりする人達のみ。
トライアル中の猫たちの希望者様にも。愛犬の病気でしばらく動けない旨を。
子猫たちも保護仲間が預かってくれたり、保護をそのまま引き受けてくれたり。
私とベリーの大切な時間を応援してくれた仲間の優しさに感謝しながら、木曜日退院に向けて、着々と準備を進めていた。

この写真は面会の時。
呼吸は落ち着いていて、頭を低くしないように毛布で顎乗せが作られていた。
帰ってからもこうして、一緒に添い寝しようね。そう思っていた。

母も手を伸ばして、大事な大事なベリーの顎や口元を撫でて励まして。
迎えに来るからね。待っててね。
そうしっかり伝えて帰った。
木曜が退院なので、金曜の立花の授業には出れない。
もう時間がないから。私はずっとベリーのそばにいたい。
その事を、授業の相棒である徳久先生に伝えた。夏休み前最後の授業を休むことと、色々生徒のことで細かい連絡をしていた私に、ベリーちゃんのことだけ考えてあげてください。
こちらは安心して任せてくださいと。
木曜退院の時間も決めて、金曜の仕事も休んで、子猫たちの移動や介護のための準備も全て済ませた水曜夜、状態急変の連絡が。
深夜一緒に病院へ走ってくれたアニーと私だけしか、結局最後の生きているベリーに会うことはできなくて。
脳腫瘍からの指令はまるでPCの電源を切るように、ベリーの命をあっという間に強制終了させてしまって。
まだまだ一緒に居たかったし、いれるだろうとおもってた。
とは言っても、ベリーとの日々に後悔があるわけじゃないし、こんなに大切なベリーが、大きな痛みや苦しみがなく、すーーーーっと眠ったまま逝けて良かったと思ってる。

ベリーの葬儀は、家族だけで送らせてもらいました。
ベリーの可愛いふかふかの体や、白髪が増えてますます可愛くなった蝶々のような大好きな耳が、もうさわれなくなる苦しさや悲しみは、まだ言葉にしたり文字にしたり、できる気がしなくて。
もう泣いて泣いて泣くしかなくって。誰にも会えないと思った。
お知らせせずに火葬も終えたこと、どうぞ許してください。
それともうひとつ。
ベリーが駆け足で旅立った直後に、ローズの状態もとても落ちてて。
もう続いて逝きそうなそんな様子で。
もうたまらない!!
連続で葬儀なんて勘弁してよーーーーーー。と、泣き虫母ちゃんはローズを全力延命介護中です。
ベリーのためにたくさん買ってた高級シニアフードで現在復活の兆し。

そして介護のために学校休んだ金曜、その日は実は火葬の日で。
徳久先生が生徒たちに伝えてくれてて、小さな壺の中に入ったベリーと一緒に帰宅した玄関には、生徒たちからの追悼の手紙が。。。。

綺麗な虹。
優しいメッセージに可愛いイラスト。
悲しまないで元気を出してください。の言葉に、もう我慢できずに涙腺崩壊。
幸せだったかな、ベリーの14歳と10ヶ月。
今もこれからも、ずっとずっと愛してる。