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NO CAT NO LIFE

保健所収容の殺処分が決まった猫達のレスキューをしています

呼びかけで繋がったイノチ

この子は人慣れしておらず、激しく威嚇があるという情報だった。
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自分たちが救えない収容猫の呼びかけをするには、大きな責任も覚悟も伴う。

ただ殺処分を免れたとしても、その行き先がネグレクトのような飼育環境だったり、一時の感情で手をあげても、その後後悔して、その子が重荷になるようなら、私たちのやっていることは、決して正しく無い。

呼びかけで頂くメッセージには、真剣にお返事させていただいて、とことん話し合って、問題なければ引き出し〜譲渡を決める。


近郊だったら、もちろんご自宅まで伺うし、遠方の場合も連携できるボラさんと連絡を取って環境確認もさせていただく。センターから出て、そのまま譲渡の場合だからと言って、条件を変えるわけじゃ無い。
ペット可住居で、完全室内飼育で、家族みんなの賛成と、終生飼育。

当たり前の条件でも、緊急の場合、助けたいやさしい気持ちで、家族に反対されて居ても、一時的に預かりたい。そのように言ってくださる方も多い。とてもお気持ちはありがたいけど。。。お断りさせていただいた方々、ごめんなさい。


この茶白の猫は、公示期限内で少しも人馴れすることもなく、センターでの血液検査も不可能で、引き受けてもらうにはリスクが高かった。ですが、こんな子でも、無条件で引き受けて、終生愛育を約束してくれる人が現れた。


嬉しかった。夢みたいだった。

だけど、センター移送の日は、私が高校の講師をしている日、金曜の午前で。
威嚇が激しいこの子を、自分でキャリーに移せることが、引き出しの最低条件だった。

朝学校に行って、急遽一緒に授業をしている先生と話し合う。3時限目に男子生徒を2人連れて、センターに行っていいかと。手伝ってもらって引き出して、4時間目にはその体験や命の重さについて、みんなで話し合おうと。


ブログでは、ほとんど載せて居ませんでしたが、私は立花高等学校で、『命のつなぎ方』という体験授業の講師をしている。



いっそ全員で行けないだろうか。そんな思いつきでセンターに電話を入れたら、なんと当日なのに、大人数での見学が受け入れてもらえた。

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所長に県の愛護センターの業務や県の犬猫の現状などをわかりやすく話していただいて、館内の見学もさせていただいた。
その後、男子生徒2名とクラスのリーダーの女子生徒を連れて、この猫が移送されてきている部屋に行きました。
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小さな金属ケージの中で、神経をとがらせていたこの子は、何度も檻に体当たりして、爪を出してきたけど、ここから連れ出すことさえできれば、大きな愛で迎えてくれる人がいるんだよ、って。それを話して、受け止めてくれた生徒たちと、逃さないようにバリケンに入れた。





この子を引き受けてくださったのは、遠く北海道に住む方です。
この子をそのお家に送り届けるまで預かって、しっかり愛情かけて、医療もかけてくれた仲間と、北海道の希望者さんのお家まで、環境確認に行ってくださった北海道のボラさんに、心から感謝しています。


こうして、私も、他の県センター登録メンバーの誰もが救うことができなかった命が、今ピカピカに輝いて、新しい猫生を歩いています。
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威嚇がはげしい。と、処分が決まっていた命が、今こうして生きていること。
その、レスキューには、多くの人の想いや行動が関わっていること。。。
引き出し当日に関わった高校生たちの心にも、しっかり残っていると思うのです。



呼びかけは無責任では無いか。。。と悩んだ時もありましたが、その時々に出来ることを、仲間たちと話し合い、精一杯誠実に、やっていきたいと思っていますので、どうか、ご理解ください。



この子を迎えてくださった、北海道のチャチロのお母さ〜〜ん。その後、チャチロちゃんはみんなと仲良くしてますか〜〜?
最新写真良かったら、Facebookメッセで、送ってくださいね。もう直ぐ新学期。
きっと生徒たちが喜びます。


呼びかけで繋がった命、まだまだ続きます。第一弾のチャチロ君のお話は、この辺で。
長々読んでくださって、ありがとうございました。
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リノと亀ちゃんが生きた証

書きたいことが溜まっています。
春から必死で育ててきた子猫たちは、一匹を残してみんな幸せになりました。


保護猫の秋桜の体調が思わしくなく、今までできていた圧迫排尿が急にできなくなって、便も出せなくなって、緊急入院をしたり。
通院、レントゲン、浣腸、また通院、レントゲン、と繰り返し、3種類の投薬をしながら、悪化しないように、維持管理してケアしています。秋桜はとてもいい子で、とても辛いはずのそんなお世話を、私に信頼してやらせてくれる。
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一瞬の手抜きも許されない秋桜のこと・・・時間があればあるだけ、回数多く便や尿を出すことが命を繋ぐ・・・
秋桜のケアに集中したい・・・



同時に、高齢の愛犬たちの体調も、この猛暑冷房の室内とはいえ、いろいろ不調も出て、通院が多くなっていました。



秋桜や老犬たちのケアに集中したい。そう思って、もう新たな保護猫を受け入れるのはやめよう・・・。
終わりの見えない活動だもの・・・自分で決めなきゃ、きりがない・・・
そう思ってこの夏、収容ネコは外部への呼びかけで繋ぐことに、専念していました。

おかげさまで、呼びかけさせていただいて、繋がった子たちが、やさしい方々のもとで、幸せになっています。
そのご報告も改めて、記事にしますね。




そうはっきり決めていたのに。2匹の猫の引き出しを決めたのには、理由があって。
亀ちゃんとリノを引き出したセンターは、とても頑張って、収容される犬猫たちの多くを救う努力をしてくださっているところ・・・
だけど、殺処分ゼロなんてセンターだけが頑張ってどうにもならない・・・次から次から収容が増えて・・・
とうとう、押し出しで殺処分がはじまるという。
それで、最初に押し出しになる1番候補と2番候補の老猫を保護することに決めた。

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こうして二人はやってきました。

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茶トラのおばあちゃんネコは、亀ちゃんに。

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青い瞳の白猫は、リノになりました。どちらも、フェイスブックで募集して、皆さんに考えてもらった名前。

よぼよぼの人懐っこい子、と聞いていた亀ちゃんは、その通り。
ほんとに、もう毛繕いさえしていない超高齢の猫さんで、だけど、食欲はあり、来てすぐにレトルトをなめあげてくれた。
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いいよ、その調子!
たくさん食べて、のんびり過ごそうね。


だけど、リノは・・・
事前の情報とは違って、大怪我をしていた。そして、怪我の痛みからか、ずっと気がたっていて・・・・
これでは、穏やかな看取りなんてできない。。。そう思った。

翌日病院に連れて行き、患部を診てもらうと、腹部だけでなく、後ろ足片側の付け根にも貫通した深い傷があり、皮膚の下はすでに壊死していて、毛をそり落とすと皮膚もずるりととれるほどのすごさで。
既に少し黄疸も出ていて、助かるかどうかわからない状態で、入院させていただきました。

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だけどリノは頑張って、痛い毎日何度もの消毒も乗り越え、強制給餌でご飯も食べてくれて、皮膚の皮弁移植の手術ができるくらいまで、体力が回復したのでした。

リノの入院治療費を、猫子堂のホームページとフェイスブックページの方で、期間を決めて呼びかけさせていただきました。
一週間の呼びかけ期間で、297、986 円 ものご支援を送っていただき、私小野も、猫子堂メンバーもみな、心から感謝しています。

手術は無事終わり、その移植部分のどれくらいがくっついてくれるかは、わかりませんでしたが、むき出しだった部分が覆われ、痛みが大幅に減ったように見えました。毎日付け替え時に病院に会いに行ってたのですが、あんなにシャーシャー怒ってたリノが、カラーも外してもらって、看護士さんが手で持った皿から、缶詰ご飯をおいしそうに食べていました。
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顎を撫でると、うっとり身を任せるようになったリノ。痛々しい縫い目は全身にあるけど、何とか、少しずつ元気になってくれて、新しい家族を見つけたい・・・そう思っていました。
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リノは、とてもとても頑張り屋でした。
生きたい気持ちが、青い瞳にみなぎっていました。

ですが、身体の奥で進行していた感染症が、術後数日たった23日の水曜日、リノの体調を急変させ、ICUで懸命の治療をしていただきましたが、助けることができませんでした。
多くの皆様に応援していただいたのに、助けることができず、本当に申し訳ありませんでした。

フェイスブックページの猫子堂に、手術の経過と、ご支援くださいました方々のお名前と、たくさんの写真も掲載させていただいております。





リノと亀ちゃんは、8月10日に、センターを出て、私の家にやってきました。
そして、二人とも残された命を懸命に生き抜いて、空に還っていきました。


道端での野垂れ死にでなく、センターの殺処分ではなく、食べたい食べたい、生きたい生きたいと、最後まで前だけを向いていた、リノと亀ちゃんの事を、どうぞ、覚えていてあげてください。
たくさんの愛情あふれるコメントや、ご支援、ほんとうに感謝しています。
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ボンちゃんの親友

★タクちゃんは現在トライアル中!もう正式に迎えたいとお返事いただいています。幸せつかみますよ。

もう、1ヶ月半くらい前に、センターから引き出してたんだけど、全くブログに登場してなかったタクちゃん。
生後8ヶ月くらいの、とても優しい性格の茶トラ男子。

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丸顔で、くっきりはっきり、綺麗なちゃとら。手足や首にはストライプで、お腹にはドットの美しい模様です。


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だけどなんとなくユーモラスで、イケメンに見えないのはなんでだろう。ゆるい性格のせいかな。
それとも、中くらいのしょぼいしっぽのせいかな。


だけど、元気で愛嬌があって、空気が読めて、猫とも犬とも、もちろん人にも懐っこい可愛い子。

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こんな風に、ボンちゃんといつも遊んでるんだけど、ボンちゃんが、避妊手術できて、ちゃんと募集できるまで待ってたら、タクちゃんの幸せ逃しちゃうので、タクちゃんの募集を始めます。


★タクちゃんのプロフィール★

推定8ヶ月 去勢済み男子
エイズ白血病マイナス、ワクチン済み、駆虫済、マイクロチップ挿入済み

性格は穏やかで、明るく、人懐っこい、申し分ない良い子です。

トイレのしつけなども問題なく、留守番もできます。

今まで、他の猫にシャーというのも聞いたことありません。怒られたらすぐに、御免なさいができる子です。



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タクちゃんは、ワンコも怖くない。まぁ、怖いもの無しすぎて、あぶなくもあるけれど。




とってもユニークで、愛されキャラであることは、間違いありません。

あんまり空気の様に、家中の犬猫に馴染んじゃって、悪いこともしないもので、ついつい募集怠けていましたが、こんな子だからこそ、最高に愛してくれる、家族を見つけなきゃですね。


タクちゃんを、しあわせにしてくれる方・・・どこかな。
きっと、選んでくれたあなたを、最高に幸せにする子だと思います。



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親友ボンちゃんからも、お願いします。

タクちゃんが居なくなったら、淋しいけど。私も誰とでも遊べるし。
親友タクの幸せを応援してるわ。



お問い合わせはメールフォームか、猫子堂のホームページからお願いします。

優しく愛情たっぷりのエントリーをお待ちして居ます。
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ハッピーエンド

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お待たせしました。


続く)って書いてから、またまた随分経っちゃいましたね。

ちいちゃんは、と〜〜っても幸せに暮らしています。

最初の姿、出会った時の鎧の様なバリバリに固まった姿、またそれを脱ぎ去った後の骨が浮き出た身体は、もうどこにもありません。




愛され、大切にされ、家庭犬らしい暮らしを手に入れましたよーー。


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毎日何度も何度もお散歩に連れて行ってもらって、家の中も足取り軽く、ぴょんぴょん駆け回っています。

で、私が訪問した時も、僕の家へようこそ〜〜って走ってきてね、その後はさっさと、お父さんの膝の間に戻って行くんです。そう、僕の居場所。



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お父さんのお膝の間と、お母さんの周りと、どっちも行ったり来たり。
こんなに活発な子だったなんて、知らなかったよ。


犬生、もう一度生き直してるね。


向日葵満開の広いお庭と、優しいお父さんとお母さんの愛を手に入れ、ちいちゃんは、我が家を卒業していきました。シニアだって、こうやって幸せになれるんだよ〜〜。

ちいちゃんの凄いところは、最初から、全く暗さが無かったこと。
あんな姿であんな目にあっても、ちっとも誰も恨んでいなくて、本当に明るい子。

まだまだ、この先美味しいものいっぱい食べて、幸せ噛み締めてね。




2019年7月、センターレスキューからちょうど3ヶ月経った日に、一緒に町役場に、鑑札の交換にも行って、書類をかわして、ちいちゃんに新しい家族が出来ました。見て見て、いい顔!ちいちゃん、卒業〜〜♬
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