Movatterモバイル変換


[0]ホーム

URL:


FC2ブログ

なえぼ ほのぼの ブログ

2025.04.16

ベストボディジャパン初参加を目指して只今減量中!

皆様いかがお過ごしでしょうか、なえぼ駅前歯科の大村です。ここ札幌もようやく雪が解け、まだまだ肌寒く風も強いのですが、
日中は10度を超える日もあり少しずつ春めいてきた今日この頃です。 

先日はスタッフ全員で赤レンガテラスの鶴雅にランチビュッフェに行ってきました。当院では2ヵ月に1回ランチ会を行っており、
当日は朝から少し診療を行い、その後 スタッフの行きたいお店に食べに行き、病院に戻ってきた後は夕方5時までお昼寝
タイムというスケジュールになります(私はスタッフがお昼寝している間、レセプトなどの残務整理に追われていますが笑 
こういう病院はあまりないかも😅)。

今回は私がベストボディ大会参加に備えて体を少しずつ絞っていることから(と言ってもまだ体脂肪率17%なのですが)、
気を遣ってビュッフェにしてくれたようです(この次は好きなお店で良いからね)。

いささか私事なのですが、昨年1月から弱ってきた(太った)体を鍛えたいと考え、パーソナルトレーニングジム エスフィット
週1回通い始めました。

職業柄、腰痛に悩まされており整骨院通いが欠かせず、コルセットをしての診療が多い毎日でしたが、パーソナルトレーニング
を初めて1ヵ月で腰痛は嘘のようになくなり、現在まで1年以上一度もコルセットのお世話にならずに診療ができています。
(本当に不思議です)。

また昨年は10年ぶりに北海道マラソンに参加し、まだまだ太った体でしたが、体幹、筋肉強化のお陰で無事最後まで完走する
ことができ、少し余裕を持ってゴールしました。

更に年1回の健康診断においても、糖尿病の数値が高い時でHbA1C6.2と完全に糖尿病予備軍だったのですが、昨年は
HbA1C5.4とほぼ若いスタッフと同じ数値にまで下げることができました。

また年に1回大腸と胃の内視鏡検査を行っており、その際肝エコーも行っているのですが、今年は福住内科クリニック院長の
佐藤先生に脂肪肝がすごく良くなっていると褒めていただきました(白かった画像が明らかに黒く変化していました。というより、
自分が脂肪肝であったという事実を初めて知りました😅)。

これらはすべてエスフィットに通い始めてこの1年間の変化で、理学療法士と柔道整復師の資格も持ち、身体のことを知り尽くし
ているトレーナーの表さんのお陰と大変感謝しております。

その流れで表さんに8月のベストボディジャパン北海道大会に参加してみませんか?とお誘いを受け、以前から一度で良いので
学生時代のような体脂肪率一桁の体に戻ってみたい(大学時代は硬式テニス部所属でした)と考えていましたので、今年1月から
多忙な仕事の合間を縫い、現在、パーソナル以外にジムで器具を使った筋トレ+病院でも筋トレ(片手30kgの可変式のダンベル
と腹筋台、マットを購入)とジムでのランニングにも精を出しています(毎朝体重を量って一喜一憂しています)。

また食生活を大幅に見直し、「体は食べたもので作られる」ではありませんが、ジャンクフード、コンビニ食、菓子類はほぼ食べ
なくなりました(以前はカップラーメンやポテトチップスをよく食べていました)。現在脂質の少ない和菓子、大福や羊羹が唯一
食べてもよいおやつです。あと商品の裏面に貼ってある栄養成分、食品添加物の表示やどこで生産された食材かを見る習慣が
できました。

1日2食、1日の総摂取カロリー1800kg以下(時々オーバーしています😅)、腹七~八分目、タンパク質は体重の2倍のg数
(120~130g)、脂質を40g以内に抑える(これが結構難しい。先日春巻きを3本食べただけで1日の許容摂取量である40g
をオーバーしてしまいびっくり 。体に良い油とか脂質の少ない油もありますが、天ぷらや揚げ物は原則減量中はNGですね)。
昼はだいたい玄米、鶏むね肉、ブロッコリー、ゆで卵、納豆(いわゆる筋トレ食)、プロテインがベースです(笑)

まあ、今年1月からはかなりストイックに節制していますが(カロミルというアプリに毎食記録し管理しています)、日々苦痛ではなく
楽しみながら行っています。

0002.jpg

昨年1月のパーソナル開始時から体重は12kg減、体脂肪率は30%(軽度肥満)→17%(15%以下の細マッチョにもう少し)
まできました(まだまだ一桁までは遠いのですが)。

ちなみに昨年1月からパーソナルトレーニングを開始し、すぐにトレーニング効果を実感したので、スタッフも一緒に健康に
なれたら良いな~と考え、福利厚生の一環としてパーソナルトレーニング代を助成したところ、現在歯科衛生士スタッフ4名
全員表さんのお世話になっています。

皆目に見えてスリムになり(Kさんは元々スリムですが)、Mさんは体脂肪率15%と女性としてはあり得ないアスリート体型に
なっています(男女差は8%と言われていますので、男性で言うと一桁の体脂肪率ということになります)。Fさんは大好きな
ラーメンも週1回に抑えて(札幌市内の美味しいお店の食べ歩きを趣味にしています)、40kg代のkeepを心掛けています。
勤務10年、当院の顔である I さんは産休、育休明けで子育てに追われていたためジム通いは最近始めたばかりなのですが、
ダイエット(体形維持)に努めています。

皆個性豊かな良いスタッフばかりなので、何かと医患双方にストレスのかかりやすい歯科治療ですが、いつも皆の笑顔に癒さ
れています(感謝 )。

最後になりましたが、6年間ブログをお休みしている間にも当院では色々なイベントがありました。2022年にスタッフの入れ
替わりがありちょうどこの時期コロナが少し落ち着いていたこともあって、前年度の名古屋学会(コロナで中止)の替わりに
常日頃献身的に私をサポートしてくれているスタッフに対する感謝の気持ちとして、三重(賢島、伊勢、松阪、鳥羽、なばなの里)、
名古屋旅行(学会のついでに観光ではなく純粋な観光旅行)をした時の写真です(懐かしいな~。なかなか経験できない
ゴージャスな旅行でしたね)。

0001.jpg

名古屋城(シャチホコポーズ 笑)、伊勢神宮、華月(伊勢海老)、和田金(松阪牛)、鳥羽(ミキモト真珠島、鳥羽水族館)、
なばなの里、都リゾート志摩ベイサイドテラス(津と名古屋に在住の大学時代の友人が、伊勢、松阪、名古屋を案内してくれました)


次回は「歯根破折歯に対し、接着再植+インプラント、歯牙移植(ソケットリフト、スプリットクレスト)、矯正治療をそれぞれ用いた
四症例」というタイトルで、2回に渡り具体的な治療例の掲載を予定しています。

当院には「かかりつけの歯科医院で抜歯と言われたが何か良い治療法はないか」とネットで調べた患者さんがほぼ毎週のように
来院されています。上手く治療をすると抜歯を回避できることも多いのですが、長期予後の観点から他の治療を提案することも
あり、抜歯してインプラント、抜歯してブリッジ(義歯)以外にも様々な手法があることを、症例を通してお伝えしたいと思います。


Posted at09:00 |日常 |COM(0) |TB(0) |
2025.03.17

眞坂先生との思い出と私の破折歯保存第一症例

皆様いかがお過ごしでしょうか、なえぼ駅前歯科の大村です。

関東は梅の見頃も終わり、桜の開花宣言がそろそろ聞かれそうな時節ですが、ここ札幌はまだまだ
雪深い今日この頃です。2020年に始まった新型コロナウイルスの影響もあり、2019年7月を最後に
長くアップが途切れていた「なえぼほのぼのブログ」ですが、HPのリニューアルに合わせて(HPの作成
はまだ準備中なのですが(-_-;))、5年ぶりに再開しようと思います。

当院は『患者さんの長期的な口腔健康に貢献できる歯科医院』として、患者さんの大切な1本の歯を
生涯に渡って維持するために『1本の歯を残すことにこだわり最善を尽くす治療』を行っています。

様々な手法を用いて歯を残し、あるいは歯を上手く活用し(歯牙移植)、長期に維持している患者さんの
治療例もこれまでと同様随時ブログにアップしていきますので、これまでアップした治療例に関しては、
ブログの右欄にカテゴリー別に分けていますのでご興味のある方はこちらからご覧ください。

さて、本日再開後の最初のブログとして、2022年8月19日にPDM21のメンバーズブログに掲載した
「眞坂先生との思い出と私の破折歯保存第一症例」(https://www.pdm21.com/blog/)を
アップさせていただきます。

平成10年当時33才であった患者さんも現在60才になりましたが、この歯は歯根破折の治療後26年経過し、
現在も良好にブリッジの支台歯として機能しています。
眞坂信夫先生は残念ながら2019年にご逝去され、すでに5年の歳月が経ちましたが、昨年もちょうどあじさい
の季節に家族と一緒に北鎌倉を墓参してきました。
今このブログを書きながら、1本の歯を生涯に渡って残すこと(「一歯一生 一生一歯」)に情熱を注がれた
眞坂先生の志を継ぎ、一人でも多くの患者さんの歯を長く救済できるよう、これからも最善を尽くしていこうと
いう思いを改めて強くしました。

「眞坂先生との思い出と私の破折歯保存第一症例」(2022.8.19 PDM21メンバーズブログ掲載記事より)

私は札幌駅の隣駅である苗穂駅で開業して25年になります。専門は歯周治療で、開業当初から「長期的な
口腔健康に貢献できる歯科医院」「患者様の大切な1本の歯の保存にこだわる治療」を実践してきました。
しかしながら重度の歯周病罹患歯は 保存、維持できても、メインテナンスの中で歯根破折を起こした歯だけは
抜歯か消極的経過観察しか手立てがなく、常々うまく対応できないものかと考えていました。

2009年、札幌市南区で開業している津金澤秀樹先生が、保険診療で一生懸命頑張れば頑張る程、歯科医院
経営の採算が合わない現行の歯科保険制度に限界を感じて眞坂信夫先生のセミナーに参加、その後自由が丘
にある診療室にも直接見学に伺ったことをきっかけに、2010年、眞坂先生を顧問として当地札幌に良質な臨床
と安定した経営の両立を理念としたPDM札幌が設立されました。

眞坂先生は私世代の歯科医師にとっては雲の上の人でしたが、歯科の現状を憂い明るく前向きに親身に的確な
様々なアドバイスをしてくださいました。当時歯科医師として窮地に立たされていた私にとって、眞坂先生が来札
される度にお声を掛けて励ましてくださったことがどれだけ心の救いになったかわかりません。

歯根破折歯の接着保存治療は眞坂先生が今から40年前、歯根破折を起こした歯に対し破折線部をスーパーボンド
にて接着したのが始まりです(この破折歯は患者様がご逝去されるまで18年間口腔内で機能しました)。

今よりもっと簡単に歯は抜歯されていた時代にあって、スーパーボンドを用いて割れている歯を上手く接着保存
できないかと考えた発想力、そしてその後も臨床データを積み上げ学会や講演会、実習セミナー等にてその治療法
を広めてこられた情熱と行動力、更には北海道大学の加藤熈教授や東京歯科大学の下野正基教授ら、一流の
研究者を巻き込む人間力。症例実績+基礎的研究を積み重ね、その治療方法を更に発展させ学問として体系化し、
その集大成として2016年に著本「i-TFC根築1回法による歯根破折歯の診断と治療」をこの世に送り出されました。

世界初の日本から生まれた破折歯接着保存治療は現在日本の大学においても有効な治療方法として実践されて
きており、その歩みと情熱は今更ながら敬服の念に堪えません。私も2010年に眞坂先生から破折歯接着保存治療
の手ほどきを受け、その後積極的に破折歯の接着保存治療を行ってきました。

本日このブログの第一症例として私が提示するケースは、今から24年前の1998年6月、33才で当院に来院された
患者様の治療例です。

図1-2



左側上顎中切歯(左上1番目の歯)に歯根破折、右側上顎側切歯(右上2番目の歯)には埋伏犬歯による歯根
外部吸収を認めました。正直この2歯の保存は難しく、私が1本の歯を大切に考え何とか残せないかと手立て
を講じなければ、この患者様は33才という若さで右上は入れ歯になっていました(インプラントで行う場合でも
サイナースリフトを行った上で4本のインプラント埋入が必要なかなり大掛かりなケースで、24年前に果たして
その治療が長期的な予知性を持ってできたのかどうかも定かではありません)。

当時、歯科の商業専門誌に眞坂先生が破折歯の接着保存治療症例を供覧されていたのを私が読み、この治療を
応用できないかと考え、見よう見まねで行った治療でした。しかしながらその結果、治療終了後23年経過し57才に
なられた現在もこの2歯は保存され、右上は義歯にもインプラントにもならずブリッジで快適に過ごされています。

この私の最初の治療例の経過が示す通り、破折歯の接着保存治療はすばらしい治療だと私は思います。
眞坂先生から引き継いだこの治療の臨床実績を今後も積み上げ、まずはご自身の歯の保存を強く望まれる
患者様の想いにできるだけ応えられるよう最善を尽くし、歯周組織再生療法も応用しながら大切な1本の歯を
できるだけ長く維持できるよう研鑚に努めていきたいと考えています。またこの治療法を一人でも多くの歯科医師、
患者様に知っていただき、1本でも多くの歯が救済されることを願ってやみません。

なえぼ駅前歯科院長    大村 修一

2日目早朝の集合写真


2013年の山名湖合宿セミナーの早朝
(PDM札幌の主力メンバーと眞坂先生(中央)、向かって右隣りが私)

Posted at14:13 |破折歯接着保存治療 |COM(0) |TB(0) |
2019.07.14

なえぼ駅前歯科社員旅行 IN TOMAMU (完結編)

 7月14日、15日の連休初日、皆様はいかがお過ごしでしょうか、なえぼ駅前歯科の大村です。
今日の札幌は曇り空で、7月も半ばになりましたがまだまだ暑くならず過ごしやすい毎日です。
朝から室蘭に行ってきて、夕方から病院でこのブログを書き始めました。
本日は前回のブログの続きで、なえぼ駅前歯科社員旅行 IN TOMAMUの2日目をお話させていただきます。

なえぼ駅前歯科社員旅行 IN TOMAMU 旅程表

2日目はスタッフが作ってくれた旅程表に従って、朝4:30 に起床(起きれるかな~と思ったのですが、何と4時過ぎに
自然と目が覚めました )。
5:00 にスタッフとロビーで待ち合わせて徒歩5分の雲海ゴンドラ山麓駅に到着したところ、営業時間は朝5:00からというのに
すでに長蛇の列となっていました~ 。山頂がどのようになっているのか(私自身は事前情報全くなし)、果たして雲海を見ることは
できるのか、Fさんが今日の雲海予報発表(雲海発生確率%)をスマホで確認し今日は見れそう~とのこと、期待しながら待つこと30分、
いよいよゴンドラに乗って雲海テラスへGO!

雲海テラスマップ(星野リゾートトマム公式HPより)

     雲海テラスマップ(星野リゾートトマム公式HPより)


雲海テラスゴンドラ
        ウシさんのゴンドラ

雲海ゴンドラ山頂駅(標高:1,088Ⅿ)までは約13分で到着。
ゴンドラを降車し歩くこと3分ほどで、まずは最初のデッキであるクラウドウォーク(Cloud Walk)に。

クラウドウォーク入り口
 クラウドウォーク入り口(右にFさんの姿が、辺り一面霧です)

ここは2015年に誕生した5番目の新デッキで、形状が雲の形をしており斜面から突出しているため(斜面との高低差は
10m!)、まるで雲の上を歩いているような体感ができるとのこと(私自身は高所恐怖症なので上も下も見ないで通り抜け
てしまいましたが、笑)。

クラウドウォークから更に山道を登っていき、スカイウェッジ、クラウドベッド、コンターベンチのデッキを抜けて、いよいよ
最後のクラウドプール(Cloud Pool)に!
ここもデッキが斜面から突出しており高低差は8m、足元はハンモックになっていて最大10人まで乗ることが可能とのこと。
このプールの前で再び20分ほど行列待ちをして、いよいよプール手前の絶景ポイントに来た時、眼前にきれいな雲海が~~。

刻一刻と形を変える雲海
こういう雲海を太平洋産雲海と言うそうで、見ることができる確率は13%とのこと、本当にラッキーでした。
そしていよいよクラウドプールが我々の順番となり、身軽な I さんはさっさとプールの最上部へ~。私も付いていったのですが
思ったより足元がおぼつかなく(笑)、何とか5人並んで I さんの自撮りで集合写真をパチリ(私、顔は笑っていますが、これが
精一杯でした~)。

クラウドプール頂上での集合写真!
その後は山を下って雲のゆうびんやさんで雲海のハガキを買い、各自思い思いにハガキを書いて雲海ポストに投函。

雲のゆうびんやさんと雲海ポスト

帰りは再びゴンドラに乗って下山しましたが、途中何度も「ホーホケキョ」というウグイスのさえずりが聞こえました~。

すかさず I さんがウグイスとメジロ、ウグイス(鶯)色の話をひとしきり( I さん物知りですね~(^∇^) )。
鶯餅というとよもぎの緑が連想されるのですが、実際のうぐいす色は茶褐色とのこと(実際のうぐいすの色も)。
緑の羽はメジロなのだそう(花札の「梅にウグイス」の色も緑色なので紛らわしいですよね~)。

そんな話をしているうちにゴンドラは山麓駅に到着。旅程表では6:30到着予定で部屋に戻って二度寝だったのですが(笑)、
時間はすでに8時をとうに過ぎていましたのでそのままホテルに戻ると朝食ビュッフェに直行しました。
10:00前に部屋の方はチェックアウトし荷物はホテルに預けて、アクティビティーとして前日予約したマウンテンバイク
の集合場所へと移動しました。

お客さんは30人ほどで(ほとんどが外国客)、外国人ガイド(欧米系白人(英語圏?)、台湾、東南アジア人)に先導して
もらい、星野リゾート周辺をマウンテンバイクで1時間半ほど探索しました。天気もまずまずで、心地良い風に吹かれながら
ひたすらペダルをこぎ、終わり頃にはうっすらと汗もかいて、普段の運動不足解消にはちょうど良い運動量でした。
ツインタワーをバックに休憩中のスナップ写真です。

マウンテンバイク休憩中のスナップ写真

メットにひざ、ひじのプロテクター、完璧です(笑)

この後、ミナミナビーチのシャワー室をお借りし汗を流してランチビュッフェへ移動。
昨年オープンしたばかりの国際色豊かできれいなリゾートホテルであり、翌日の雲海テラスゴンドラやマウンテンバイク
などのアクティビティーに何とランチビュッフェまで込みでの一泊でしたので大変満足しました~。
また機会があればぜひ利用したいと思います。

帰りの車中では途中、Fさん、Nさんは撃沈していました(笑)
札幌まで約2時間で到着。順次自宅近くや最寄りの駅で下ろして無事に楽しい社員旅行が終わりました。
今年は学会の代わりにというFさんの発案で急遽社員旅行となりましたが、年に1度の楽しみとして来年以降も定例に
できたらいいな~と思った次第です I さん、Fさん、Nさん、Mさん。皆さん大変お疲れ様でした~~。

次回のなえぼほのぼのブログは、愛知県から破折歯の治療を希望して来院されたKさんの話をしたいと思います。
乞うご期待~ (^∇^) 

クラブメッドトマム屋上にて










Posted at18:38 |旅行 |COM(2) |TB(0) |
2019.07.07

なえぼ駅前歯科社員旅行 IN TOMAMU (前編)

 7月に入り札幌も少しずつ夏らしい暖かさとなってきました。
今日は午後から暖かい日差しの中、いつもの豊平川河川敷のランニングコースを1時間半ほどゆっくり走りました。
一昨日からの3日間、極めて健康的な生活を送っています(笑)
と言うのも、7/5(金)は朝から休診にして、トマムに1泊2日の研修旅行に行ってきたからです。

また先週、はるばる愛知県から破折歯(左上小臼歯と左下大臼歯)の接着保存治療を希望して患者さんが来院されました。
2日間、約10時間の短期集中治療となりましたが、その治療内容のご報告と参考症例として、平成25年に下顎大臼歯の
完全破折で接着保存治療(接着再植)を行ったケース(6年経過)、同じく平成25年に破折歯の接着再植を行った後、
固定を1歯延ばして連結固定の中間歯に組み込んだケース(5年7ヵ月経過)を見ていただきたいと思います(前編、中編、
後編の3回に分けてアップを予定)。

当院ではここ数年、日本臨床歯周病学会の年次大会にスタッフと共に参加しており、学会に参加して研鑽を積むと同時に
観光もして来ようということで、学会前々日には現地入りして観光をしていたのですが、今年はその年次大会が札幌で
行われました。そのため観光はなくなったのですが、Fさんの発案で「今年は皆で研修旅行に行きたいですね~」ということに
なり 笑、急遽、学会後に研修旅行となりました。

そのFさんが作ってくれた旅程表です(行く先の住所や予定時間等は I さんが調べてくれたとのこと、しっかりなえぼ駅前歯科
(研修ではなく)社員旅行になっていますね)。

なえぼ駅前歯科社員旅行 IN TOMAMU 旅程表

注目すべきは右下最後の歯の絵なのですが、歯に破折線が入っています(笑)。
いつもより少し早起きし身支度を整えて診療室に到着。
Iさん、Fさんと待ち合わせて私の車に乗せ、道中Nさん、Mさんも拾ってまずは富良野へGO!!
いや~、皆元気にいつにも増してよく笑い、よく喋るわ~。
毎日一緒にいて普段から医局は笑いが絶えないのに、話すネタが尽きないものだと感心してしまうのだけど、そういう笑顔を
見るだけでこちらも癒されてしまいます~。
そういうわけであっという間にスケジュール通りの11:30、富良野の「テューバーズ」に到着(札幌から富良野へ向かう
国道38号線から237号線に左折するところのちょうど右手前角にあります)。早速ランチをいただきました~。

1日目の昼食、富良野のテューバーズにて

チーズハンバーグ、ポークジンジャー、カレー(自家製ソーセージにエビフライをトッピング)、カットステーキをそれぞれ注文
しましたが、そのボリュームにまずはビックリ(写真右上、Fさんが頼んだカレーにビックリしている様子、)。
お味もおいしかったですよ~、ごちそうさまでした。
左下は食後、右下は食前、店内の写真はすべて I さんの自撮りです(久し振りの自撮り棒復活!)。

1時間ほどくつろいだ後、次の目的地である(と言っても北の峰なのですぐ近くなのですが)ラフティングのお店「アルパイン
ビジターセンター」
へ移動。ここは富良野ネイチャークラブとして、ラフティングだけでなく、熱気球、乗馬、渓流釣りなどの
アウトドアや様々なインドアの自然体験イベントを企画しているようです。うちのスタッフにはラフティングの経験者が多かった
のですが、私自身ラフティングは初めてでした。

横浜から小5のお孫さんと一緒に参加されていた方とも協力しながら空知川を6km近く、時間にして2時間くらいをゆっくりと、
時々皆でパドルを漕ぎながら下っていきました。お店から30分かけて車で移動中にはどしゃぶりの雨に見舞われましたが、
川下り中はずっと天候に恵まれ、水かさはそれ程でもなく、流れも緩やかでした。普段は休む暇なく仕事に追われ、目まぐる
しい生活を送っている私ですが、この時だけは時間もゆっくりと流れていて心穏やかな時間を過ごすことができました

ラフティング体験

とにかく楽しかったです。写真の皆の(私の?)笑顔がそれを物語っていますね(笑)。
常にサポートしてくれた愛知県出身のインストラクターあつしさん、皆の最高の笑顔が撮れるようにと先回りして移動し、
待機して写真を撮ってくれたブルゾン(後藤)さん、またフロントで対応してくださったスタッフの方々、富良野の良さを知って
楽しんでいただこうという皆様の温かな雰囲気、心配りがこちらにも伝わってきました。楽しい時間をありがとうございました。
あらためて紙面を借りてお礼申し上げます。

17:00過ぎに予定通り富良野を出発し、I さんの計算(旅程表)では30分でトマムに着くことになっていたのですが
実際には70km近く距離があったため(笑)、18時20分くらいに到着となりました。本日の宿泊先クラブメッドトマムです。

クラブメッドトマムの外観、ロビー風景、室内の様子

昨年オープンしたばかりのリゾートホテルで、フランスに本社を置く国際色豊かなバカンス会社が経営しているとのこと。
お客さんのおそらく2/3 は外国客で、ご挨拶に来られたトマムの総支配人さんもまだ30代後半の台湾ご出身の女性の方
でした。ロビーでホテルマン(こちらは日本の女性スタッフ)の案内を聞いた後、お部屋へと移動。
その後ビュッフェで、国際色豊かな料理を堪能しました~。

ビュッフェの様子

ビュッフェの風景②

お腹も一杯になったところで、隣接した施設にあるミナミナビーチ(全長80m×横幅30mの日本最大級のウェイブプール)
内にある森に囲まれた解放感満点の露天風呂(木林の湯)に浸かって、普段の疲れを癒しました~。
明日の2日目は朝4:30に起き、ゴンドラに乗って雲海を見に行くことになっています。
普段よりかなり早く起きなければならず起きれるかな~(まあ、誰か起こしてくれるかな)、明日は運良く雲海を見ることが
できるかな~と期待しながら、今日1日の楽しかったことをいろいろ思い出し、なかなか寝付けませんでした。

本日はトマム社員旅行1日目ということで、ブログはここまでとさせていただきます。
次回のなえぼ駅前歯科社員旅行 IN TOMAMU (中編)を乞うご期待~(笑)
続きを読む
Posted at15:16 |旅行 |COM(0) |TB(0) |
2019.06.09

重度歯周炎に罹患していたTさんの治療例(歯牙移植、再生再植、矯正治療、後編)

 今日も良い天気ですね~。
皆様いかがお過ごしでしょうか、なえぼ駅前歯科の大村です。
6月に入り、ここ札幌も日増しに暖かくなってきました。

先週からYOSAKOIソーラン祭りが始まっており、今日がいよいよフィナーレです
また昨日、今日とこの暖かな日差しの中、北大祭も行われており、1年生やサークル団体が中心となった様々な模擬店が
出店されているようです。

当院に直結した旧苗穂駅の取り壊し作業もいよいよ始まり、跡地に何ができるのかはわかりませんが、当院の周辺は
苗穂新駅直結のツインのタワーマンションの建築もすでに始まっており、確実に再開発が進んでいるようです。

先週2日の日曜日、天候に恵まれた千歳JAL国際マラソンでしたが、原生林に囲まれたコースの中、雨上がりの路面
状態も程良く、ハーフを練習のつもりで気持ちよくゆっくり(2時間半)完走してきました。
スタート地点でたまき矯正歯科の玉木先生ともお会いし、玉木先生は例年通りフルマラソンにエントリーされていました
(2週間前に罹った風邪が長引き、体調は不良とのことでしたが)。
最後までゆっくり走ったためあまり足にも来ず、もう少し走れたかな~と思いつつも、まあ相変わらずの練習不足なので
こんなものだと思います 

ところで先日、九州の中野充先生がご逝去されたという訃報が入りました。
2000年10月、日本臨床歯周病学会のアンケートをもとに、「保険診療における歯周治療のあり方を考える」という
座談会が東京の医歯薬出版社で行われ、当時学会長であった関東支部の鈴木文雄先生、九州支部長であった
中野充先生、そして北海道から若手の歯科医師ということで私に白羽の矢が立ち、私にとっては初めてのメジャー
デビューであり、忘れられない座談会となりました(2001年4月号の「歯界展望」巻頭特集に掲載されました)。

まだ開業4年目の30代でしたが、鈴木先生、中野先生は日本臨床歯周病談話会の私にとっては雲の上の方でした。
座談会がご縁で毎年年賀状をいただくようになり、ご心配をお掛けした時期もありましたが、学会でお会いした時には
いつも「先生、元気!」とお声をかけていただいたことは私にとって忘れられない思い出です。
中野先生、ありがとうございました。謹んでご冥福をお祈りいたします。

さて本日は前回のブログでお伝えしたTさん(現在71才、男性)のお話をさせていただきます。
Tさんは7年前(当時65才)の平成24年、左上奥、右下奥がグラグラして痛いということで当院に来院されました。
右上奥の4歯はすでになく、義歯が装着されていました。

初診時のレントゲンと口腔内写真です。

 初診時レントゲン写真

重度歯周炎(7mm以上は重度)に罹患した歯が臼歯部を中心に多く認められ、10mmもしくは10mm以上の保存が難しい
と思われる歯も7歯に見られました。

 初診時上下左右臼歯部

 初診時口腔内写真

4年前、残っていた右上奥歯をすべて抜歯し、入れ歯(義歯)になったとのこと。

 初診時の見立て

保存の難しい6歯を初診時抜歯してしまうと治療計画はかなりシンプルにはなりますが、アイヒナーB4症例(残存歯による
臼歯部の咬合支持がなく、前歯部のみが咬合接触)となってしまいますので、すでにフレアーアウトしている上顎前歯の
状況からも、将来上顎は総義歯への道を辿る可能性が高い症例であると考えました。Tさんは予算の関係でインプラント
までは難しいということになりましたが、インプラントなしでもできるなら義歯ではなくブリッジにして差し上げられないものかと
考えました(ここまでは前回のブログと一緒ですね、

まずは歯周基本治療と保存の難しい左上臼歯部(5、6、7)の抜髄、自然挺出、上顎の仮義歯装着を行いました。

私が初診時の診査から考えた見立てと治療計画です。

初診時の見立てと治療計画
治療計画の骨子

専門的な歯科用語ばかりで申し訳ありません 
簡単に解説させていただくと、
①できるだけ歯の保存に努める
②右下8を右上5、6部に歯牙移植を行う
③矯正治療により前歯部のガイドをしっかり作る
④ブリッジが可能であれば、すべての残存歯をクロスアーチに連結固定する
⑤アイヒナーB4になりそうなケースをアイヒナーB2(且つ、左右で臼歯部の咬合支持を作る)に欠損形態を改変する
 上下左右の受圧、加圧のバランスを整える
⑥ブラキシズム、咀嚼力のコントロールを行う
⑦歯周治療をしっかり行い、その後のメインテナンスを継続する    となります(簡単ではなかったですね

左上臼歯部の治療経過です。
左上臼歯部の治療経過

左上6、7が保存できるかどうかがブリッジで行うための鍵でしたが、歯周外科処置前に保存できると考えていた
左上6の口蓋根(P)と左上7(3根中、近心頬側根(MB)ともう1根を保存予定)はいずれも根分岐部で根尖まで
歯周病が進行しており、根面の廓清中に抜けてきてしまいました 
仕方なく残存している歯根膜を大切にしつつ、口腔外で残った歯根面の歯石等を除去し、エムドゲインを塗布した
後、抜歯窩に戻しました。
7は根間中隔の骨がサクサクですべてなく、ひとつの抜歯窩になっていたため、2根を戻してもブカブカの状態であった
ことから、その時はβ-TCPという骨移植材で周囲を埋めた後、できるだけ歯肉を寄せて縫合し、スーパーボンドにて
固定を行いました。

左上臼歯部の治療経過、続き
このように経過をみていきました。

次に右上臼歯部の治療経過です。
右上臼歯部の治療経過

歯牙移植後、根分岐部の付着もしっかり得られていたのですが、移植後3ヵ月3週で仮歯にて少し咬合させたところ
頬側の根分岐部で急激に付着を喪失してしまい、結果分割を余儀なくされてしまいました。

複根歯の歯牙移植に関する考察(特に上顎ブリッジケース)

この論文は当時すでに知っていましたが、少しでも早くブリッジで咬合させて治療を進めたいと考えたことが、結果として
大きな反省点となりました。もう2ヵ月待って根分岐部の骨が再生された後に負荷をかけるべきであったと思います。

次に矯正治療に関してですが、歯周外科処置終了後以下のような仮歯を装着し、左上7口蓋根のアップライトを行った後、
マウスピース矯正を行っていきました。

マウスピース矯正治療前

治療終了時の口腔内写真とレントゲン写真です。

治療終了時

矯正治療後の後戻り防止も兼ね、ワイヤー+スーパーボンドにて上下顎前歯部は臼歯部と連結固定しています。

治療終了時レントゲン写真

予後の不安なところもありますが、歯周ポケットは概ね4~5mm以内とメインテナンスできる歯周環境は確保できました。

4年後の現在の状態です。

治療終了4年後(口腔内写真)

治療終了4年後のレントゲン

これまで一度も腫れたことはなく、日常生活においては全く問題なく経過してはいますが、4年後のレントゲン写真をみますと、
再生再植を行った左上奥だけが少しずつ歯周病の進行を認めます。

まとめ

左上6、7 は今後問題が顕著になってきたら、速やかに次の一手に踏み切る必要があり、その一手は6 に1本だけ
インプラントの追加を考えています。

ここまで専門用語の多い、理解しにくい長文をお読みいただきありがとうございました。
最後になりましたが、Tさんの今後のご健康とご多幸を祈りながら、口腔健康を通して少しでも T さんの幸せに貢献できます
よう、スタッフ一同一生懸命対応させていただきますので、Tさん、今後も末永くご来院をお待ちしております 







Posted at10:16 |歯周治療 |COM(0) |TB(0) |
|HOME |NEXT »
PAGE TOP↑
Calendar
« 2025/04 »
SMTWTFS
--12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930---
プロフィール

Dr ポン太

Author:Dr ポン太
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
    月別アーカイブ
    カテゴリ
    破折歯接着保存治療 (25)
    歯周治療 (28)
    インプラント治療 (5)
    歯牙移植、再植 (6)
    根管治療 (4)
    i-TFCファイバーコア、根築1回法 (1)
    歯周組織再生療法 (4)
    矯正治療(アライナー矯正 他) (2)
    保存困難な虫歯の歯の救済治療 (2)
    精密義歯 (3)
    歯科記事 (8)
    ブラキシズム (1)
    ブログ始めました (1)
    プロフィ-ル紹介 (1)
    ポン太の徒然日記 (1)
    スポーツ (6)
    イベント (8)
    旅行 (9)
    日常 (18)
    未分類 (0)
    検索フォーム


    RSSリンクの表示
    リンク
    ブロとも申請フォーム

    この人とブロともになる

    QRコード
    QR
    Credit
    Powered ByFC2 BLOG
    Syndicate this site (XML)
    copyright © 2025 Dr ポン太 all rights reserved.
    designed by cie...

    [8]ページ先頭

    ©2009-2025 Movatter.jp