一旦エンディングまでやって、クリア後コンテンツはまだやっていない。
面白かった。3Dドンキーコングをプレイしたのは初めてだった(64以降Switchまで任天堂ハードを触ることがない人生だったため)のだけど違和感なくプレイできたと思う。
違和感がないというのもおかしな話で、オープンワールド的なフィールドのオブジェクトのほとんどを叩き壊せるという新機軸のゲームにも関わらずそれがゲームを悪い意味で破壊しておらず、爽快感と楽しさだけを体験として提供しているのは素朴にすごいと思った。
一方でちょっとなあと思った部分もないわけではない。
とはいえ前者2つは「ドンキーコングシリーズである」と考えるとそんなもんだよな、ドンキーコングは落下したら即死、その後は最初からあるいは中間地点からやり直しだものな、というふうに割り切ってからはあまり気にならなくなった。最近のゲームのリトライ性に対する過剰なおもてなしに飼い慣らされていたために感じてしまった要素なのかもしれない。それに早く思い至るべきであったようにも感じる。
しかし全体を通してかなり面白かった。最終盤の展開は予想していなかっただけにゲラゲラ笑いながらプレイしていた。
クリア後のコンテンツもそこそこボリュームがありそうであるところと、DLCが提供されているというのも嬉しい。まだまだ楽しめそうだ。
沼津の愛鷹公園でやるということで出かけてきた。土曜の夕方から始まって、日曜の夜明けに終わるという野外上映会で、この手の映画フェスには初めて参加した。
隣の愛鷹運動公園ではその日の夕方から明治安田J3リーグの沼津対岐阜のホームゲームが行われていて、それと同じタイミングで自分がこの世で一番好きと言える映画「ニュー・シネマ・パラダイス」が上映される運びとなっており、あのしっとりした映画の中で試合のチャントがどんどん入り込んできたら困るなあと思っていたのだけど立地の妙のおかげかそれは杞憂に終わった。場所によっては聞こえていたようだけど。




映画は長編のものばかりずっと見ていて、「ニュー・シネマ・パラダイス」と「aftersun」とを「君の名前で僕を呼んで」と「Big Fish」を観た。
「君の名前で僕を呼んで」が真夜中の上映かつ物凄く綺麗かつ静かな映画であったため途中で思い切り寝てしまって勿体無いことをしたなあと思いつつ、こういうのもオールナイト上映のフェスの体験の一つなのかもしれないなと感じた。周りの人も結構寝ていたし。
夜明けが近づいて周りがじわじわ明るくなりつつあるタイミングで、ティム・バートン監督の「Big Fish」がクライマックスを迎えたのも現実離れをした体験というか、幻想的で良かった。ティム・バートンの映画の雰囲気がブーストされる感じ。






しかしニュー・シネマ・パラダイスを観たのは本当に久々というか、多分感想を書いたのがmixiの日記とかそういうレベルの過去なのだけど、今観てもやはり本当に良い映画だなと思った。「ノスタルジーに惑わされるな」「人生は映画とは違う、もっと困難なものだ」「自分のすることを愛せ」などなど、心に突き刺さるセリフが散りばめられている。観ている最中、そして特にエンディングで思い切り泣いてしまった。
それにしても全体的に手作り感のあるピースフルなイベントで本当に良かった。また来年も是非行きたい。映画以外の、たとえばワークショップのような催しも楽しそうだったので、次はそういうものに参加するのも良さそうに思った。
万博の年間チケットを持っていて、何度も足を運んでいる友達
id:Pasta-Kと同行するからそれでなんとかなるだろう、という気持ちもあり、特に準備もせず、下調べもせずに万博へ行った。その下調べ不足が災いして「EXPO Quick」という事前予約の類が一切できないチケットを購入してしまったのだが……*1
入場予約のみがある状態で万博会場へ向かったのだけど、夢洲行きの地下鉄が異様に混んでいる、夢洲駅のコンビニが異様に混んでいる、入場が異様に混んでいる、場内のコンビニが異様に混んでいる、オフィシャルショップが異様に混んでいる……と、のっけから混雑・行列のみを体験させられ「万博、本当に面白いのか? ここから面白くなるのか?」という不安が首をもたげてきた。
今の所、万博で体験してるの待ち行列しかない
— moznion (@moznion)2025年9月15日
……のだが、それは全くの杞憂であった。
万博会場は常にどこかでダンスや音楽演奏などのパフォーマンスが行われているので歩いているだけで楽しい。多少は並ぶけれど、世界各国の食べ物や飲み物、酒を楽しめる。普段は飲まない(飲めない)ようなビールやカクテルが飲めるので、自分のような酒飲みはそれだけでも楽しめて良いなとなった。

マルタのビールとツナメルトパニーニのようなパン。美味。


ネパールの珍カクテル。灼熱の環境に晒された身体に塩が沁み入る。

これは外せない! ドイツのビール。トラピストなスタイルであった。

スペインのビール。


そしてやはりピルスナーウルケルのミルコ。
食べ物も色々あって良かった。

マレーシアのロティーチャナイ。もちもちして、ほのかに甘くて美味しい。カレーと一緒に食す。これはまた食べたい。

かねてから飲みたいと思っていたオマーンのコーヒー。アホみたく暑い環境だったけれどホットを注文。カルダモンや生姜(?)が効いた味わいで良い。





















インターネットやテレビ等の情報を見ていると「万博をいかに効率的に回るか」だとか「予約が取れないパビリオンをいかに攻略するか」だとか、そういったテクニックの数々が公開されていたため、そのように「ガチ」にならなければ楽しめないのかと思っていたけれどそんなことは全然無かった。
そのような攻略情報を見た時に「面倒くさいな」となって足が遠のいていたのは実にもったいなかったなと実感した。そういったノイズに惑わされずに行ってみることこそが重要であった。万博はゆるっと行っても楽しめる。ただぶらついているだけでも何らかのハピネスを感じることができる。それくらいで良いと思った。

振り返ると、万博はある種のビオトープのようだなと思った。限られた万博空間内に世界の多様性をギュッと凝縮させることによって「世界って良いよね」というメッセージを表現していたように感じ取った。
たくさんの人が関わって丁寧に丁寧に作った素晴らしいものが、ものの半年で無くなってしまうのは寂しさがある。もっと早く行っておくべき、そして何度も足を運ぶべきだったな。まあこれくらいの感覚になるくらいがちょうど良いのかもしれない。

最後は梅田で火鍋を食べて〆た。普段あまり食べないエスニックなものを食べに行くというのはやはり万博の効果だったのかもしれない。
*1:同行した友達も予約抽選は外れてたっぽいので、まあそもそも困難だったようだけど

定刻から遅れること1時間、羽田から広島空港に到着。広島空港からはバスで白市駅へ向かい、尾道までのJRに乗る。


大雨の影響でJRも45分遅れており、白市駅でしばらく足止めを食らってしまった。白市駅は周りにこれといった施設がなかったためぼんやりと過ごす。実に旅情がない。

結局2時間遅れで尾道駅へ到着した。


遅延により丁度いいタイミングでご飯が食べられず、お腹が空いていたため駅の近くにあった評判のいい尾道ラーメンを食べた。岩海苔と、尾道やくみという唐辛子と魚粉が混ざった薬味が良いアクセントになっていて美味しかった。尾道ラーメンは美味い。



その後、尾道ブルワリーで飲んでいた友人と合流した。ましろコーヒーポーターが美味しかった。





のどかな場所で大変良かった。その後2泊3日の飲み会をやってから大阪万博へ向かった。
転職活動していた時に重視していたことを思い出しつつ記録しておく。重視していて、大事にしているのは間違いないのだけれど、やはり忘れてしまうことがあるので。
という点であったように思う。これに加えてかつては「良い組織・チームかどうか」というものもあったが、これについてはこの領域を自ら良くしていくというやり方もあるよな、と思ってからは必須ではなくなった。
これに加えて、ミクロに捉えていくと過去にXに投稿したpostが絡んでくる:
2024年を振り返っていて気づいたんだけど、僕が所属組織を辞める際の理由は結構明確で、それは「責務(使命)」「権限(チーム含めた遂行能力)」「報酬」のバランスが崩れるとその組織に魅力を感じなくなり離脱するという感じだった。
— moznion (@moznion)2025年1月19日
そんな感じです。
[追記]
「経営者が人生を楽しんでいるかどうか」という観点もあるな。


ART-SCHOOLの1985のレコ発ツアーの東京公演を観にLIQUIDROOMへ行った。
極めて良いライブだったし、改めて良いバンドだと思った。外から見た感覚で恐縮だが壊れ物そのものみたいなバンドが25年も続けてくれていること自体に感謝。そして1985は傑作。
ART-SCHOOLは唯一無二性が極めて高いバンドであるように思う。先日リリースされた25周年トリビュートを聴いた時にも思ったけれど、やはりART-SCHOOLの楽曲は木下理樹氏の歌唱と木下氏・戸高氏両名の演奏があるからこそART-SCHOOLたらしめているのは間違いない。木下氏の少年が絞り出すような、どこか不安定で、悲鳴にも似た歌声が史上ずっと不変であり、かつライブでも同様に聴けるというのは素朴にすごい。
MC中、戸高氏が「ART-SCHOOLらしく、元気よく破滅へ向かっていく」という話をしていたけれど、これはとても良い言葉だなと思った。これからもしばしば思い出す気がする。

写真とは全く関係無いけれど、サポートメンバーに元ナンバーガールの中尾憲太郎氏がいるにも関わらず木下氏が「そして私が、this is木下理樹」と自己紹介していたのは心底面白かった。
熱海を最終目的地として赴いたのは10年ぶりくらいかもしれない。
熱海にはしばしば立ち寄ることはあるのだけど、なんらかの旅の途中で「ひとっ風呂浴びるか」とあくまで寄り道という感じで、一泊してゆっくり、という旅情が長らくなかったのだが、実際に熱海で逗留してみるとなかなか体験が良い。観光地だけれどそこまで人が多くなく、ある程度落ち着いているというか、良い意味でひなびているというか。


ザ・パワースポット。樹齢2000年超というのだからすごい。

静岡で静岡おでんではないおでんを食べる。美味しい。ちくわぶがあるから関東風か?

熱海で最初に建築されたエレベーターとのこと。


熱海やそのほか著名な温泉地では各家庭に温泉を引くことができるというのは話には聞いていたのだれけど、実際に体験してみるとじつに「豊かさ」を感じる。温度調節が難しいというのはあれども、気分になったらいつでも温泉に入れるというのは素朴に羨ましくなった。温泉が生活に寄り添っているというのはなかなか得難い体験なような気がする。
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