11月28日から、「ヒメゴト〜十九歳の制服〜」8巻が発売されました。
最終巻になっております。
よろしくお願いいたします。

長くて4巻か?くらいで考えてたこの物語が、
まさか倍の8巻までたどり着くなんて…
ひとえに、応援してくださった読者の皆様のお陰です!
本当にありがとうございました!!
2010年夏にスタートして、約4年間連載して来ました。
4年もあると、色々ありました。
単行本1巻の準備をしていた頃に地震が来たことが
やっぱり印象深いです。
たぶんこの日本のどこかにいる、
ごく普通の自我や恋愛に悩む十九歳の物語が
急に、別の時空の日本の十九歳のお話になってしまった…
あの時ははっきりとそう思ってしまい、
大学での立ち位置とか恋とか趣味とかで頭100%〜
な人たちを描くことにしばらく違和感が続いたり、
あの意識がもし訪れなければ、また違う物語になっていたのか?
それともそう変わらなかったのか?
なんてのはたぶんこの「ヒメゴト」という物語にセットでくっついている自分の思い出です。
でもなにより長期連載をしてみて面白かったのは、
長く描き続けることによって物語を動かす為キャラクターがいるのではなく、
キャラクターがこんなことを思うから、してしまったから物語がこう進むという風に
描き方が変わって行ったことと、
読者や身近な読み手の願う傾向や何気ない言葉などで未来が少しずつ動かされていく、そのライブ感でした。
初期から中期にかけて、担当さんとたぶんこうなるよね。
と話していた未来とは本当にずいぶん変わってしましました。
ちなみに一番の有力候補は3P解散!
あいつは死ぬ、あいつは捕まる…なんて話しも…
あと、由樹には別の彼氏候補がいましたが、これは担当さんが嫌がりました 笑
連載漫画は『生もの』ですね。本当に。
たくさんの方々に支えられて、なんとか無事完結いたしました。
本当にありがとうございます!!
次回作も…準備中です!
またよろしくお願いします!!!