私的にマンガ業界トピックスを振り返ってみたよ。(2009年8~9月下旬編) | 
困った時の通販頼み!難民発生作品にはよくある事ですね!
当サイトの記事において、一番マンガを真面目に(?)語る割合が多い記事です。 色んな作品について広く浅く(?)触れていきたいと思いますー。 読んでも読んでも尽きない、それがマンガの面白さであり、深さなんですよね。
今回からタイトル変更。 Amazonランキングだけでなく、マンガ業界全体に関するトピックスについて 超私的な感じで取り上げていきます。そう、完全に個人的に把握してる範囲内という事です。 それに伴い、若干記事構成も変更しておりますのでご了承下さい。
<参考・4~7月までの振り返り記事> ⇒Amazonランキングをウォッチしながら09年6~7月を振り返ってみる ⇒Amazonランキングをウォッチしながら09年5月を振り返ってみる ⇒Amazonランキングをウォッチしながら09年4月を振り返ってみる
┼────────────────────────────┼ ■2009年8~9月前半のランキング・トピックス ┼────────────────────────────┼
8月前半から後半にかけて、コミケ一色でしたね。 とはいっても9月前半まで見てみると、新雑誌の創刊がいくつかあったりと、 漫画業界にも色々と動きがあった1ヶ月半だったなーと思います。

ゲーム業界的には8月が「ドラクエ9」、 9月以降は「ラブプラス」一色だった気がしますが。 この界隈に属してる以上、毎日のようにこの2つの話題を見ていました。 うん、一切プレイしてないけどね!切実にやりたいんだけどね! まあゲームとマンガ、どちらを取るのかっていう選択肢。両方取る時間はない。
なので俺はマンガを選んだんだ・・・マンガを読む事は俺のライフワーク!
というわけで早速8月~9月前半のランキング状況から、トピックス別に見ていきましょう。 トピックのセレクトは完全なる独断と偏見ですよ。
…………………………………………………………………………………… ◆細田守監督最新作「サマーウォーズ」が遂に公開!!◆

2006年、大ヒットを記録した「時をかける少女」アニメ版から3年。 細田守監督の完全新作「サマーウォーズ」が、8月1日から公開されました。 それに伴い、マンガ版も刊行される事に。 映画版ではカットされた細かいエピソードが連なってるので、映画を見た人にもオススメな感じです。
ちなみに映画版。
素晴らしい、の一言です。すごい。このアニメ映画はすごい。
個人的には「時かけ」よりも更に面白かった。そしてすごく好きだ。 いや「時かけ」も面白くて、すごく好きだったんだけれども。 見終わった時の満足感が、もう。 「あー!すっげー良かったー!」っていう充実感が、もう。 自分の身体の中から溢れんばかりだったのでした。

マンガ版は、そんな映画版の感動を反芻しながら補完的役割として読んで・・・ いやいや、これはこれで、また違った魅力があります。 けど、出来れば映画を観てから、マンガ版を読んでほしいなぁと思う次第なのです。 まだ上映中なので、見てない人はぜひ。超オススメなのですよ。
…………………………………………………………………………………… ◆新雑誌続々創刊!「月刊スピリッツ」に「別冊少年マガジン」、そして「コミックギア」も◆

「ジャンプSQ.」から始まった、兄弟(姉妹?)誌刊行のラッシュは今年も続きます。
5月に「ゲッサン」が創刊となり、 続いて8月に「月刊スピリッツ」創刊、と小学館の攻勢が続きます。 対する講談社も対抗。9月10日に「別冊少年マガジン」を創刊しました。
サンデーにはつい最近再月刊化したばかりの「サンデー超」や「サンデーGX」、 マガジンも圧倒的歴史と実績を誇る「月刊少年マガジン」を有しています。 ただでさえ、マンガ業界は雑誌が乱立してる現状。 毎年多くの雑誌が創刊・休刊をくり返す中、 大手出版社の、しかも「ブランド」の冠をつけた月刊誌の登場。
今後のマンガ業界の勢力図が変わっていくかも・・・?
勿論どれだけ「ブランド」があったとしても、結局は作品の力次第。 そういう意味では安定した作家陣を誇る「月刊スピリッツ」の大崩れはなさそう? 未知の可能性という意味では「別冊少年マガジン」か。 何より雷句先生の新作が連載されるというのは、この雑誌の大きな幹となるハズ。
あと新雑誌創刊繋がりで、「コミックギア」も8月に創刊されました。 編集者ナシで作られたというこの雑誌、その評価は現在のところ厳しい意見が多いですが・・・? 個人的には、可能性という意味で今後に期待してます。
…………………………………………………………………………………… ◆各誌で絶賛!「星守る犬」が一躍注目を浴びる◆

小さなすれ違いで、家族が離れ離れになってしまった「お父さん」。 そしてその飼い犬の「ハッピー」。 1人と1匹の、行き先のないドライブ。その終点で待ち受けていたものとは・・・?
7月に刊行されたこの「星守る犬」、じわじわと人気を上げていきました。 そして8月に入り新聞、更にはダヴィンチ2009年9月号で「プラチナ本」に選ばれてから加速。 全国各地の本屋にて、特設コーナーが出来るほどとなりました。 「泣ける」という評判が、口コミで広がっていった感じですね。
泣けるか、泣けないかの分岐点。 それは「犬を飼った事があるかどうか」ではないでしょうか。

勿論、それだけじゃあないんですが。 犬の持つ、無償の愛、変わらぬ愛。そんな気持ちをいつも、その瞳から伝えてくる。 それを肌で感じた事のある人ほど、この物語は深く心に染みてくるのでしょう。 しかも、何度も何度も読んで気付く想いがあります。 ふと読み返してしまって、いつの間にか没頭しまう。そんな作品なのかなぁと。
ボロ泣きではなく、ホロリと流れる涙。秋の夜長に、ある意味ピッタリなのかもしれませんね。
…………………………………………………………………………………… ◆訃報、「クレヨンしんちゃん」作者・臼井儀人先生が逝去

ここ最近で一番ショックな出来事。ご冥福お祈り申し上げます。
国民的マンガを、ずっと最前線で描き続けてきた臼井先生。 子供から大人まで、幅広い世代が楽しめる作品というのは今の時代において稀有だと思うのです。 それだけに惜しい人を亡くしたと。残念で仕方ありません。
天寿を全うされたのではなく、不慮の事故というのが無念です。 改めてご冥福お祈り申し上げます。 そしてありがとうございました。
…………………………………………………………………………………… ◆「青い花」ブームは続くよ、公式読本&特集続々◆

TVアニメも絶好調!今ノリにノッてる「青い花」。 それを祝うかのごとく、エロティクス・エフで「青い花」特集が組まれました。
多種多様な、合計33人のマンガ家さん達がそれぞれ1ページ毎に それぞれの「青い花」を描いた特集はまさに必見。 こんなにも沢山のあーちゃんとふみちゃんが!!ステキすぎる。 儚くて透き通ったこの世界を、こんなにも愛する人達がいる事に何だかにんまりしてしまいます。 愛されてる作品だなぁ、って。
更に「公式読本」も発売。 こちらはアニメ版の解説を重点的にしつつも、非常に細かい設定まで見る事が出来る。 これ読んでから、もう一度「青い花」を読み返す事をオススメします。
個人的にやばかったのが対談。羽海野チカ先生との対談はちょっと・・・!すんばらしいんですけど! その他に志村先生の書き下ろしがあったりとか、豪華満点。 「放浪息子」が一番好きな自分ですが、やっぱり「青い花」も大好きなのです。 志村先生の作品は、僕らの心をすり抜けながら洗い流してくれる、 そんな気持ちになるんだもの。
…………………………………………………………………………………… ◆伝説のビジュアルノベルゲーム「痕」のコミック版が遂に発売!即品切れに◆

うおおお、僕らの青春時代に鮮烈な”跡”を残した「痕」が・・・マンガ化・・・だと・・・!
いやね、これ当時発売したの、俺まだ高校生だった頃ですからね。 ビジュアルノベル、という手法が斬新とされてた時代。 当時総当りアドベンチャー式がメインだったエロゲ界に革命を持たらしたゲームの1つですよ。 それだけでも感慨深いのに、このマンガ化を担当するのが月吉ヒロキ先生だという。 「夏蟲」とか!!「独蛾」とか!!俺の心のエロ漫画殿堂入り作品を描いた月吉先生が!!
伝説の名作「痕」×黒ストパン神「月吉先生」
何だこの組み合わせ・・・ す、ステキすぎる。 1巻ではまだまだ序盤。真の面白さ(+α)が出てくるのは2巻以降でしょう。 その分、柏木四姉妹の魅力がしっかり描かれてるのが嬉しいですね。

発売から13年。まさかここに来てこんな展開があろうとはなぁ・・・ ちなみにゲーム版が最近になってフルリニューアル版が発売。未プレイの方はぜひ!
…………………………………………………………………………………… ◆クラブサンデー発のコミックスが遂に発売!!あの「タッコク!」も勿論単行本に!◆

「週刊少年誌初の、WEB発コミックス登場!」という題目の元に、 クラブサンデーに掲載された作品(サンデー超連載作含む)のコミックスがついに発売しました。
全てWEB上にて無料で公開してきた作品たちだけに、 この単行本売上が今後の分岐点になる事は間違いなし。 それだけに、かなり気合の入り様がうかがえます。 本家「少年サンデー」誌上においても、9月発売7作品の宣伝4コマを掲載するといった形。
で、中でも一番の注目株は「タッコク!!!」である事は間違いありません。

もともと「うえきの法則」で大人気を博した、福地先生の新境地。 卓球で勝ったら好きな人と付き合える法律・・・卓球告白法!略して「タッコク」!? もうその設定からね・・・素晴らしいじゃないですか。 元々“ゴミを木に変える力”という奇抜な設定がウリだった福地先生だけに 出オチで終わらない懐の深さが魅力的すぎます。何よりカコちゃんが可愛すぎるだろう!!
大元は「少年サンデー」08年13号にて掲載された読みきりが原型。 あの時点で相当面白かったのですが、更に設定を練り直して連載へ。 最早卓球という次元を超えたハイテンション卓球ラブコメ、「タッコク!!!」は今年の台風の目間違いなし!
発売された7作品のうち、もう1つ注目したいのが「超弩級少女4946」。
ヒロインは怪獣と戦う、身長49m46cmの超巨大少女!! ・・・そんな設定だけでワクワクする人は、間違いなく“買い”だと思います。 このミスマッチ加減がまた絶妙というか。ごちそうさまです!
…………………………………………………………………………………… ◆新鋭ねむようこ、2冊同時発売!「午前3時の無法地帯」&「ペンとチョコレート」

最近メキメキと頭角を現してる女性作家の1人、それが“ねむようこ”先生。
初のコミックスとなる「午前3時の無法地帯」が、多くの方に支持されスマッシュヒット。 労働基準法なんて何のその、タイトルにもなってる通り”午前3時”を過ぎても仕事をするという 苛酷な世界、無法地帯、けどやり甲斐があって楽しい世界・・・ そんな中で必死に頑張る女の子の姿を、等身大な姿で描ききったのが多くの共感を呼んだようです。

働く女の子の恋愛、というのはありふれたテーマではあります。 けど大抵がキレイな形なんですよね。 「午前3時~」は、キレイなんて程遠い世界。 家に帰れなくて風呂に入れなくて、会社の水道で頭を洗う・・・そんなスイーツとは遠い世界が 親しみを覚える要因だったのかもしれません。何と言っても読みやすさがマル。
そんな「午前3時の無法地帯」1stシリーズ完結の3巻と、 まんがタイムラブリーで連載中の「ペンとチョコレート」1巻が同時発売。 書店によっては“ねむようこフェア”といったものも開催される所もあり、 その人気急上昇っぷりがうかがえます。
「ペンとチョコレート」は漫画家&編集者のラブストーリー。 現実にありそうなんだけど、これは“ない”、そのさじ加減っぷりが絶妙なんですよねぇ。 リアルな女心と、微妙に“ない”世界観が絡まってその面白さを演出してるのだと思います。 そこに、ねむようこ先生の上手さがあるのです。
どちらか読むのであれば、絶対「午前3時~」で。他作品にはない等身大の魅力は一見の価値アリ。
…………………………………………………………………………………… ◆「放課後ウインドオーケストラ」、65ページ書き下ろしを加えて完結。

当サイトでも最近紹介したこの「放課後ウインド・オーケストラ」が・・・完結に・・・
あれれー!?吹奏楽モノとしてはかなり面白かったと思うんですが。 人気もじわじわと上がってきていたのに・・・SQ.編集部!!残念でなりません。 折角途中まで丁寧に描かれていた物語も、終盤バタバタになっちゃって。 それでも最後、65ページもの書き下ろしを加えしっかりまとめられてたのはお見事なのでした。

“楽しい”という雰囲気が、何よりも伝わってくる作品でした。
その“楽しい”にフラフラと引き寄せられ・・・気がつけば「吹奏楽って面白そう」に変換されて。 自分の知らない世界を、知ってみたいと思わせてしまう力がこの作品にはあったのです。 それだけに、打ち切りは至極無念。 こういう良作が埋もれてしまう体質はSQ.でも変わらんのかなぁ。
一時期プチブームとなってた吹奏楽マンガも、これでひと段落? マガジンで連載されてた「ブラボー!」も終了し、ストーリーモノとして残るは「青空エール」のみ。 少年誌における吹奏楽モノは難しいのか?バンドとかビジュアル的に派手じゃないと厳しいのか・・・
…………………………………………………………………………………… ◆オトナの事情(?)で発売延期になっていた「悪魔と俺」が、特盛りになって遂に発売!

ガンガンONLINEで連載されていた過激作品「悪魔と俺」がついにコミック化!
・・・といっても、出版社はスクエニではなく、メディアファクトリー。 当初7月中に発売される予定だったものが(オトナの事情で?)急遽中止となり、 路頭に迷っていたこの作品を救った、という形に。 連載当初から、その過激描写っぷり(主に触手的な意味で)には 一部マンガファンの間で話題だったようですが、まあ発売中止になるまでのレベルではないかと。
が、話題が話題を呼び?更には過激な書き下ろしが50ページ以上ある!という特典(特盛り)がある、 そんな期待が渦を巻いて、Amazonランキング1位を一時的ですがゲット。 さすがAmazonランキングはこういうのに敏感に反応するよなぁ・・・あっという間に品切れ。 それもそのハズ、一般書店にはほとんど入荷せず、大きな書店でも数冊レベルですので。
さて肝心の中身はというと。 触手好きには堪らない内容だと思いますが、好きじゃない人には・・・といった感じでしょうか。 過激さは、ハンパないです。すごい。いやグロいというのが正確な表現ですね。 触手耐性がないと、辛いかもしれません。
基本的に主人公がいい目にあうというよりも、ヒロインが触手でー!というワンパターン。 が、ある意味そこまで徹底してると清々しくていい、っていうか終盤は思わず笑ってしまった。 そんな中、書き下ろしの第4話が良かった。

サンドイッチ泡プレイ、バキュウム!!は色々やられました。 こっちの方がいいんじゃないですか?吉川先生!・・・と個人的な希望を言ってみる。
…………………………………………………………………………………… ◆ヤマシタトモコ先生が描く「Love,Hate,Love」が、じんわりヒット

BL界で有名な方(らしい、そっち方面疎いのでごめんなさい)でもあるヤマシタトモコ先生が描く 「28歳処女、と52歳大学教授」の恋愛ストーリー。
24歳の歳の差もさることながら、52歳という男性の渋さを上手く描いてるなぁと。 40歳を過ぎた男から発せされる色気っていうのは、何でこう怪しく危なげのか。 ハマる人がハマるのも、分かる気がします。 よく分からん!という人はオノナツメ先生の「リストランテ・パラディーゾ」を読むがよろし!

ヤマシタトモコ先生の作品を読むのはこれが初めてで、 BL好きな友人からその存在は色々聞かされていたのですが・・・何とも上手い。 独白の部分が、その絶妙な間合いと共に深く心に突き刺さってきます。 どんなステキな台詞も、演出次第で台無しになってしまうのと同じ。 ありふれた言葉が、演出次第であっという間に深い意味を持ったものへと変わってしまうのです。
万人に勧められる作品ではない、 のですが。少女マンガを卒業した人は是非手に取ってみてもらいたいなぁと思います。
…………………………………………………………………………………… ◆10月からアニメスタートする「君に届け」が連載再開&最新9巻発売です。

作者である椎名先生がオメデタ妊娠、という事でしばらく連載休止していた「君に届け」。 ついに今夏から連載再開、単行本9巻も発売と再び「君に届け」が動きだしました。
物語は佳境も佳境。 停滞していた二人の関係が、ついに大きく揺れ始めます。 生まれてからずっと、自分に自信がなかった爽子。 そんな爽子に惹かれ、その気持ちを抑えられなくなった風早。 二人の距離が・・・この9巻で変わる!
TVアニメも10月からスタート。 まさに復帰後も順風満帆に進む「君届」ワールド。 が、物語は次の10巻で一区切りを迎えそうな感じではありますが・・・ いや、むしろそこからがスタート、という見方も勿論あるんですけどね! (数多くの「少女マンガ」は、そこを終着点としてない場合が多いので)

けどこの作品のテーマは「君に届け」なのです。強調文 そこを潔くゴールとするのか。おそらく年内か年明けにはその答えが出ると思います。必見。 もしかしたら、アニメ最終話とリンクさせるのかなーという予想も。
…………………………………………………………………………………… ◆このラブえろがすごい!?ぽんこつわーくす先生の「彼女日和」がロングヒットに。

もう表紙だけで買いじゃぁあああああ!!
というわけで、もう即買いでした。ぽんこつわーくす先生の「彼女日和」。 Amazonでも大人気、発売してからしばらく上位にランクインし続け、品切れ状態が続く事に。 だってもう・・・可愛い!ラヴい!エロい!の3拍子が揃ってるんですもの。 「ラブえろ」というジャンルにおける、一つの到達点ですねこいつは。うーん好きです、大好きです。

収録されてる7つのエピソードのうち、冒頭続けて3話で展開されてる双子話。いいね! 双子が入れ替わってるのを気付かずにえっちしちゃう話とか、もう!好き! いやぁベタといえばベタですけど、憧れシチュの1つでもあります。 さらに双子姉妹丼・・・くそぉおおおおお(何かの琴線に触れたらしい)
その他にも夫(彼氏?)の出張先にまでついてきてしまう彼女や、 農業体験先にいた農家の娘とムフフ・・・など。 日常に溢れる「ラブえろ」満載。これは買いだ!(えっち的な意味で) 表紙イラストがストライクな方は問答無用でOKだと思います。
┼────────────────────────────┼ ■10月以降の気になる作品リスト ┼────────────────────────────┼
10月以降(一部9月末)に発売する作品もいくつかチェックしておきます~
◆
SABE先生の追悼本。「阿佐谷腐れ酢学園」から入った新参身ですが、期待しております!
◆
個人的に宮原るり先生作品で一番好きなのが「みそララ」!って事で最新刊嬉しいのです。
◆
「このマンガがすごい!2009」でもランクインしてた岩本先生、もう1つの連載作。 1巻はかなり良いところで終わっただけに、2巻の展開がかなり気になるところ、ですね。
◆
きました久々の新刊。色々話が複雑なので、今のうちに8巻を読み返しておく事にします。
◆
さらにキました!まさかの復活。しかも8巻9巻同時発売らしいですよ。 勿論伝説のあの台詞も収録。え?収録されてますよね・・・?うわあああああトラウマ必死。
---------------------------------------------------------------------- 上記以外にも 「となりの怪物くん(3)」「花日和 花見沢Q太郎自撰集」「少女ファイト(6)」 「カブのイサキ(2)」「とろける鉄工所(3)」「マイガール(4)」 さらには「俺の妹がこんなに可愛いわけがない(1)」コミック版が遂に登場!!これは楽しみですねー
その他、限定版なども併せて載せておきますー
---------------------------------------------------------------------------- <参考> ⇒Amazonランキングをウォッチしながら09年6~7月を振り返ってみる ⇒Amazonランキングをウォッチしながら09年5月を振り返ってみる ⇒Amazonランキングをウォッチしながら09年4月を振り返ってみる ⇒【Amazonランキングウォッチ】(11/24~12/7) 今週の注目⇒「とろける鉄工所」 ⇒【Amazonランキングウォッチ】10/27~11/2 今週の注目⇒「惑星のさみだれ」 ⇒【Amazonランキングウォッチ】10/20~26 今週の注目⇒「大東京トイボックス」 ⇒【Amazonランキングウォッチ】10/13~19 今週の注目⇒「クローバー」
⇒Amazonコミックベストセラー ⇒セブンアンドワイ - コミック - ランキング ⇒bk1 マンガ ランキング ⇒オリコン 週刊コミックランキング
なかなか毎月できず、こうして2ヶ月を一気に振り返る事に・・・ いやはや疲れます。けどこの機会がないと読んだ本に触れる事がほとんどなくなってしまうので 今後も出来る限り続けていきたいですね。
今回触れられなかった作品に関しては単体記事で触れたいと思ってます。 また、今回触れた作品も機会があればガッツリ感想書きたいんですけどね。
季節は巡ってもうすぐ10月。 気がつけば今年も残りあと3ヶ月。 そろそろ2009年を締める時期ですねぇ。 今年のランキングも、ボチボチ考えだしてます。候補はたくさん。 今回も30作品を選出かなぁ。毎年頭を悩ませてくれます。嬉しい悩みでもあるのですが。
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 断言しよう!「あねどきっ」真のヒロインは“萩原ちあき”だと・・・!! | 
西野つかさ。

國生陽菜。

千倉名央。
これまでに、好きになった子たち。 もちろん他にも沢山いるけれど、パッと思い付く3人は、この子たちなのだ。 当サイトの読者の皆様は、すでにお馴染みの3人だろう。 何度も、何度も特集記事組んでたからね!
ふと、1つ共通点に気付く。
性格? いや、この3人はそれぞれ全然違う。 1人1人の子に、他とは変える事の出来ないとびっきりの魅力が溢れてる。 そう、好きになる定義なんてない。 理屈じゃないから。
けど、外見の共通点があった。 髪が、ショートなんだ。
これは自分でも驚いた。 現実に好きなのは、ロングなのだ。 けど、この2次元の世界で好きなのは、決まってショートだったりする。 そんな不思議。
そして、その不思議な巡り合わせが再びやってくる。
四度、俺の心を掴んだ子がいる。

萩原ちあき。この子だ!!
前回、本能が告げているとお伝えしましたが、 まさにその通りでした。このコ、俺のど真ん中じゃああっ!! きました。遂にきましたよ真のヒロインが! やはりショートか!俺の心を掴むのはショートなのか!
嗚呼、河下先生は俺のツボをとことん突いてくるのです。ありがとうございます!
うん、好きな子がいる日々ってやっぱり楽しいよ! 毎週ジャンプを楽しみにする理由が、また1つ増えました。 こういう嬉しすぎる出会いがあるから、河下先生の作品には期待しちゃうのです。 嗚呼、ちあいいよちあ。
ちあと呼ぶか、ちーちゃんと呼ぶか・・・
いや、ちーちゃんは千倉ちゃんの愛称ですから。 ここはやっぱりちあちゃんでしょうか。 「ちあき」という名前は、ありふれてると言えばそうなんですが、 これを「ちあ」という愛称にする事で、こんなに可愛い感じになるとは。不思議なもんですね!

なつきになくて、ちあにあるもの。それは恥じらいです。
“女子校育ち”という事で、色々ウブなちあちゃん。 そしてちょっと男性不信な潔癖性も・・・いいね、これはいい。 こういう子が見せる恥じらいは、何ていうか本物じゃないですか。だから好きなのです。
なつきはね、ある意味理想なんですか完璧超人なんですよね。 「初恋限定。」での山本岬もそうだったんですが、 俺は完璧すぎるものよりも、ちょっと欠けてるものの方が好きなのです。 ほっと温かい気持ちになるような・・・そんな不器用さがあっていい。
┼────────────────────────────┼ ■妹だけど姉、というダブルパンチ ┼────────────────────────────┼
んでもって。タイトルに偽りなし!という事で 「妹なのに、姉」という設定がね、もう。すごく。いいんですよ!
妹の顔と、年上のお姉さまの顔。 その2つを併せ持つちあちゃんという存在に、 両方からメロメロダブルパンチです。ありがとうKO。

“妹”の顔と

(年上の)“姉”の顔。
くうう!まさに「あねどきっ」ですよ! ある意味最強キャラです。悶え転がるという意味での・・・! 中3という絶妙な年齢設定がまたステキすぎるのです。
例えばなつきは高2じゃないですか。 んで洸太は中1。 年齢差にして4つ差。 この年代において4つ差というのは、とてつもなく大きな差なのです。 はっきりと壁で隔てる事が出来る差。埋められない差なのです。
中1と中3。 その差は、2つ。 勿論この年代における2つ差というのは非常に大きい。
けど、絶対無理な差じゃない。
それは手の届く、大きな差なのです。 決して埋まらない差じゃない。 懸命に、とても一生懸命に。手を伸ばして、伸ばして、かっこ悪いくらいもがいて、足掻いて。 手が届くかもしれない距離。

二人の意識の範囲が・・・届く距離、なのです。
嗚呼、今ここで確信しました。 ちあちゃんこそが、「あねどきっ」真のヒロインなのだと! イマイチ桜井さんにピンと来なかった(いや可愛くて大好きなんですけれども!)んですが その理由は、ここにあったわけですね。
個人的には、2年後とかを見てみたいんですが・・・ ちあちゃんと、桜井さん。この2人の対決を早くみてみたいものです。
┼────────────────────────────┼ ■萩原家の謎 ┼────────────────────────────┼
さて、ちあちゃんの登場によって更に謎が深まったのが・・・ 萩原家の存在です。 何といっても不自然な行動が目につきます。

「今日からあたしもこの家で暮らすわ!!」
えええ!何でそんな大層な事がノリで決められてしまうのか! “泊まり”ぐらいならともかくも、 “一緒に暮らす”となると話は別。 中学3年生の女の子が勝手に決められる話ではないんですよね。
けど何の問題もなく(その問題には一切触れられず)同居生活がスタートする事に。
まあ河下作品はその辺比較的ルーズな方なんですが、 それでも何かしらの理由はあると思った方が良さそうですね。 このちあちゃんによる節々の台詞から、ヒントのようなものがいくつか出てはいるのですが・・・
「とりえあずお菓子でも買って、その子の両親にあいさつして―――」 「役所は何をしてるの!?」 「随分コンパクトでレトロな家よねー」 「逆に興味深いのかしらこのタイプの住居が・・・」 「そっ、そんなこと言われ慣れてるから嬉しくないんだから!」
これらの台詞から推測するに、 かなりの上流家庭(お金持ち?)っぽい匂いがぷんぷんですね。 以前のお金云々の話(30万円のやつね)も、一応伏線の1つなのでしょう。
こういう家はかなり厳格なのがセオリーなんですが、 それでもこれだけ自由に出来るのは、やはりこの姉妹が両親とは別に暮らしてるという事でしょうか。 というか、両親と死別したのか? そういう伏線的なものが一切ないだけに、ちょっとそれは考えづらいかもしれないですが・・・
9話のタイトルでもあった「夏の次には秋がくる!」も1つのヒント。
河下先生は、こういう規則性のある名前をつける性質があります。 いちごの時は「東西南北」や「大中小」、「内外」といった感じでしたし、 初恋の時は「アルファベット順」でした。 今回はあまり規則性を感じなかったのですが、ここに来てきました。「春夏秋冬」。

もしかしたら、4姉妹の可能性もあるのか!?
けど4姉妹となると、“姉”という縛り(?)で考えるのであれば 残すは年子になりますが中2の妹がいるのか? もしくはなつきよりも更に上に、姉がいるのか・・・
ただ、なつきよりも上に姉がいる場合、ちあちゃんがなつきに対する呼び方は 「なつきお姉ちゃん」になるんじゃないかなーとか思ったり。 いやそういう風に呼ばないトコロも多々あると思いますが、一般的なイメージとして。 だから4姉妹の線はちょっと薄いような気も・・・?
まあ4姉妹という設定になると、完全に桜井さんが蚊帳の外になってしまう為 ちょっと別の方向性になるのかなー。何となくですが。 どういう着地点を河下先生が見据えてるか次第なんですよねぇ。
何にせよ、この萩原家の秘密(?)が今後キーポイントになるのは間違いないでしょう。たぶん。
┼────────────────────────────┼ ■過去最高のサービス密度といっても過言ではない! ┼────────────────────────────┼
「To LOVEる」無き今・・・ お色気枠を全力で受け止めてるこの「あねどきっ」ですが

サービス全開ですね!
濡れ透けというのは、あらゆるエロの中でもトップクラスといっても過言ではないですからね。 まあちあちゃんは初登場からわずか6ページでぱんつ披露してましたけれども。 あ、そんな事言ったらなつきは1ページ目からですね。失礼致しました。
何つーか・・・「もっとエロく!エロ全開で!」と担当編集の方がプッシュしてるんでしょうか。 とにかく第1回目から全力です。まあ好きなんですけど。 今までそこに恥じらいがあまりなかった分、それを補完してくれたのがちあちゃんなのです。 これによって河下エロスが完全体への道を歩む事になるのですよー!
そしてやっぱりこれです。俺が大好きなこれがきました!

・・・えっち!がキター!!
第1話でなつきが見せた「・・・えっち」も良かったですが、 ちあちゃんが見せたこの「・・・えっち!」はその何倍も破壊力があります! 壊れた!俺の心が壊れた!自制心という名の心が・・・!
女の子から言われる「えっち」という言葉・・・何ていう甘い響きよ! 耳元で囁いてほしい!とろけワードです。とろけたい! このシチュが、またいいですよね。 走っていって、振り向いて顔を赤くしながら舌をペロっと出して
「・・・えっち!」
ですよ!うわー!うわー!どんなもんだい! この舌をペロっと出してるの。可愛くてえっちなんですよ!えっち!えっちだー! んで、それだけ言い放って走り去っていくちあちゃん。絶賛赤面中ですよ! くぉおおおおお、ちあちゃんLOVEじゃああああああ
この身体全体の仕草や、ボディライン・・・ 素晴らしい。これを描けるのは今のジャンプにおいて河下先生しかおりませぬ。 ありがとう!青春をありがとう!
はぁ・・・
たっぷり堪能させて頂きました。 いやぁ更に言うとですね! え?もういいって?いやいやそんな~もう1つだけ言わせてくださいよ。
セーラー服、なんです。
昔からの当サイト読者の皆様は十二分にご存知かと思うんですが、 フフ・・・私・・・セーラー服が・・・こう・・・大好物(!?)でして。 セーラー服を見るだけで、何ていうか、胸の奥が、アツく!煮え滾る!! 何!?この想いは恋!?恋なの!?

きゃ――――っ!!(歓喜の声)
いやね、桜井さんの制服もなつきの制服もセーラー服じゃなかったから、 ものすごくションボリしてたんですよ。 そこでこのちあちゃんの登場でしたから。 上の歓喜の声も分かるでしょう。飛び上がりました。
やはりセーラー服だ!ジャンプにはセーラー服が足りないんだ!(声を大にして)
「To LOVEる」でも制服はブレザーでした。 「バクマン。」もブレザーでしたね。 「スケットダンス」も・・・ブレザーでした。 くそう!ブレザーか!世の男子はみんなブレザー派なのか! (「黒子のバスケ」はセーラー服ですが、何となく除外。え?可愛くないから・・・)
さあ、少年よ、セーラー服を目指せ!

そう、こんな風にスカーフをなびかせて。

その“戦闘服”を身に纏い。

その一つ一つの仕草までもが艶かしいッ!!!

は、羽衣狐さまあああああああ
こ、ここまでセーラー服を着こなす悪役がかつていただろうか! いやいまい! これ、セーラー服だからこそ実現した妖艶なカッコ良さだと思うんですよ! すでに各地で多くの読者を虜にしてる羽衣狐様。素晴らしすぎて涙が出そう。 これは史上最狂の悪役かもしれませんね。読者を狂わせるという意味で。
当サイトは、ちあちゃんを熱熱LOVEしつつ、羽衣狐様も応援しております。 いやあ、ジャンプ読んでて良かった!
-------------------------------------------------------------------------- <参考> ⇒【あねどきっ考察】ヒロイン・萩原なつきの謎に迫ってみる。あとぱんつも。 ⇒・・・正直言っていいですか?河下先生の「あねどきっ」が最高すぎです。 ⇒祝☆河下先生帰還!新連載「あねどきっ」が楽しみすぎて姉予想してみた
⇒「To LOVEる」が超えた壁、越えられなかった壁・・・(乳首的な意味で)
連載3回目ぐらいまではアツくなってたものの、 少しずつその熱が下がってきつつありました。 何かが違う。そんな風に思っていた矢先の、ちあちゃん投入に歓喜したわけです。
やっぱり河下作品はこうでなくっちゃ!!
けど「初恋限定。」でも、一番人気があったのはやっぱり山本さんで。 となると、今回もやはり読者層である小・中学生からの人気を得るのはなつきなんだろうか。 その辺一度聞いてみたいところなんですよねぇ。 どちらに魅力を感じるのか。(色んな意味でね)

ちあちゃんは、いちごの美鈴に似てるという意見も。
あそこまでキツくない・・・?いや、そのキツさが癖になるというか。 系統的には同系統だとは思うのですが、ちょっと違うかな? 1人として同じ女の子はいません。 美鈴には美鈴の、ちあちゃんいはちあちゃんの魅力がありますよね!
さて「あねどきっ」の単行本は今年中に発売するかなぁ。 何とか12月までに滑り込みで間に合わせてほしいところです。
「ぬらり~」はもう一時期ダメかと思ってましたが 羽衣狐編突入から一気にきましたね。 たった1人のキャラが、その作品の価値を劇的に変える場合があるという良い例。 いやしかし羽衣狐様は正直反則だと思う。あんなの・・・虜になるに決まってる!
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