民間の調査会社共和国データサーヴェイでは今月、令和生まれの男女500人を対象に「大人になったらなりたい職業」を尋ねる記入式のアンケート調査を行った。
その結果、全ての男女がアンケート用紙を空欄で提出。具体的な職業名を挙げた割合は0%だった。また「無回答の理由」についても尋ねたが、同じく全員が回答しなかった。「将来の夢を持たない令和生まれ」が浮き彫りになったかたちだ。
同社の木村進二郎リサーチャーは「令和に入ってすぐに景気の減速が報じられたことが、令和生まれの心象に先行き不安として暗い影を落としたのではないか」と分析。また「令和生まれが社会人として活躍する2040年代にはタクシー運転手など多くの職がAIに取って代わられる」とした上で「AIに奪われない職業が見通せるまで、無回答・留保の傾向は続くだろう」と予測した。さらに「後先考えずに『ユーチューバー』と答える平成世代の若者より慎重さがうかがえる」とも言及している。
今回の調査結果について令和生まれの男性(0)に尋ねたが、何も語らず終始無言のままだった。
新しいアプリで記事を読む


虚構新聞友の会
本紙友の会へ入会すると、会員専用掲示板に書き込みができます。
おすすめリンク
日本が人口減少社会にあることは「常識」。だが、その実態を正確に知る人はどのくらいいるだろうか? 第1部では「人口減少カレンダー」とし、2017年から2065年頃まで、いったい何が起こるのかを、時系列に沿って、かつ体系的に示した。第2部では、第1部で取り上げた問題への対策を「10の処方箋」として、なるべく具体的に提示した。本書は、これからの日本社会・日本経済を真摯に考えるうえでの必読書となる。
社主ピックアップ

