同社が「アルター」ブランドで販売している4Kテレビの派生商品として展開する。テレビ番組を見るためのチューナーだけでなく、無線LAN、HDMIやUSBなど外部入力端子も全て廃止。勢い余って電源端子まで廃止したため、電源も入らない仕様になった。テレビ番組やネット配信の動画サービスを含めたあらゆる映像を見ることができない。
3840×2160ドットの4K有機ELパネルと、2.2chのフロントスピーカーを採用。電源さえあれば、臨場感あふれる映像とサウンドを楽しむことができた。有機ELは液晶に比べて、沈み込むような深い黒の再現性が特徴で、テレビが本来持つ物質的存在感がよりリアルに感じられるという。
「テレビ番組だけでなく、あらゆる動画を視聴しない層がターゲット」とローセンス広報は説明する。「家庭でのテレビ離れが進んでいるにもかかわらず、今でもテレビを居間に置くことを前提とした『お茶の間』設計にしている家屋は多い。『受信料は払わないが、本来テレビを置くべきスペースは埋めたい』という需要は確実に一定数存在する」。
目標としたのは「仏壇のような無言の存在感」。価格は49V型で5万6800円(税抜き)。
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