調査結果によると、日本の全8項目の平均点は68点。項目別では、あいさつや感謝の気持ちを表す「礼儀」は86点で、4位から2位に上がった。「愛国心(郷土愛)」も23位だった前回から11位に大きく上昇した。文部科学省では「日本人の美徳である礼儀正しさが調査結果にも良いかたちで出ている。愛国心の上昇も、近年行ってきた無偏向教育が一定の成果が見せ始めた」と分析する。
一方で、規則を守る意識を問う「法の遵守」が41点で36位だったほか、働く意欲を問う「勤労」は37点と、参加国中最低を記録した。ユネスコ道徳センターのライ・フォルス局長は、日本でこれらの項目が低迷している要因について「法律が解釈でなし崩しにできることを知ったり、家で会社の愚痴ばかりこぼす親の姿を見たりするからではないか」と指摘する。
文科省では、2018年度から始まる道徳の正式教科化を契機に反転攻勢を図るとしており、次回調査に向けて児童・生徒の道徳力向上と和菓子を通した愛国心の醸成を目指す。
なお、国際道徳力調査の1位は、今回も全項目で100点満点を記録した北朝鮮だった。
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