亮二(江口洋介)は25年前、佐智絵の遺体を目撃した直後に起こった出来事をサチ(広末涼子)に告白する。佐智絵の遺体を置き去りにして逃げたのは、その後も亮二を脅かし続ける、ある恐ろしい体験をしたからだというのだ。
佐智絵殺しの犯人と、上海で自分を狙った犯人が同じ人物だと確信した亮二は、捜査に乗り出す。まず疑いを向けたのは信造(北大路欣也)だった。まもなく、上海の事件があったころ、信造に不審な行動があったことが判明。舜(稲垣吾郎)は信造のアリバイを調べると言うが、亮二は「俺は誰も信じない」と突っぱねる。
信造が上海に行った証拠を見つけようと旅客機の搭乗者名簿を調べる亮二ら。ところが、リストから見つかったのは意外にも丸山(小日向文世)の名前だった。亮二は丸山を疑い出し、厳しく追及。さらに、秋本(佐々木蔵之介)が均(大杉漣)と繋がっていることを舜から明かされると、さっそく秋本を詰問する。「俺のことも疑うのか?」と冷ややかに返した秋本は、疑心暗鬼に陥る亮二に「お前は変わった」と言い残して去る。
その直後、亮二は街で唯衣(相武紗季)を見かける。なんと唯衣は信造と会っていた。信じていた妹までもが信造と繋がっていたのかと、亮二はショックを受け…。