トレーディングカードゲーム『マジック:ザ・ギャザリング(MTG/マジック)』を製造/販売するウィザーズ・オブ・ザ・コースト社が、ラスベガスで開催中のイベント「MagicCon」にて、ファン向けの特別パネルが行われた。
そこで、2025年に発売予定となるプロダクトを先行公開するとともに、新時代に向けた戦略基盤を発表。
メインの発表として、2025年6月に発売予定のコラボシリーズ「ユニバースビヨンド」の新セットとなる『マジック:ザ・ギャザリング──FINAL FANTASY』に関する新アート6点と、その詳細を初公開した。
『MTG』と「ファイナルファンタジー」シリーズがついにクロスオーバー
今回の発表により、RPGの傑作「ファイナルファンタジー」シリーズをテーマした『マジック:ザ・ギャザリング──FINAL FANTASY』は2025年6月13日にリリースされることが決定。
シリーズ初代の『FINAL FANTASY』から、最新作となる『FINAL FANTASY XVI』まで、これまでにリリースされたすべてのナンバリングタイトルを網羅した内容となる。
また、このセットは『MTG』のデジタル版『MTGアリーナ』でもプレイが可能になるという。
今回のコラボレーションについて、スクウェア・エニックス社「FINAL FANTASY」シリーズ作品のプロデューサー・市川翔一さんからのコメントが到着している。
「FINAL FANTASY」は、過去から引き継いだたくさんの物語や体験を大切にすると共に、常に新しい驚きや喜びを皆さまに届ける方法を探しています。そういった意味で、このコラボレーションは刺激的なだけではなく、非常に意義のある試みだと感じています。 「FINAL FANTASY」の壮大な物語とマジック:ザ・ギャザリングの戦略的なゲームプレイの融合は、これまでにないエンターテイメントになると確信しています。
スクウェア・エニックス社 市川翔一さんのコメント
『MTG』アーティストによるアートワークだけでなく、過去の「ファイナルファンタジー」シリーズに登場したクラシックなイラストや、「ファイナルファンタジー」シリーズ作品のアートを手がけたアーティストがこのセットのために新たに制作したアートも展開されるという。
クラウドやティナ、ライトニング、ノクティスなどの人気キャラクターだけでなく、チョコボやベヒーモスなどの強力なモンスター、召喚獣も登場する。

この記事どう思う?

『マジック:ザ・ギャザリング』のことをもっと知る

「カードゲーム女子あるある」5選 少数派から観たTCGの世界
『ポケモンカードゲーム』や『ワンピースカードゲーム』、そして『マジック:ザ・ギャザリング』や『デュエル・マスターズ』、最近発売された『hololive OFFICIAL CARD GAME』etc……。世はまさに、TCG(トレーディングカードゲーム)戦国時代です。凄まじい種類のタイト...

『Magic:The Gathering』多人数戦ルールが“完全公式化”「個人が安全に取り組める範囲を超えた」
『Magic:The Gathering(MTG、マジック:ザ・ギャザリング)』の多人数戦フォーマット・統率者戦(EDH/COMMANDER)の管理権限が、統率者戦ルール委員会(COMMANDER RC)から、『MTG』の発行元であるウィザーズ・オブ・ザ・コースト社に移譲されることが発表された。管...

MTG女子「デュエマって面白いの?」いきなりつよいデッキでわからせてみた
Wizards of the Coast(ウィザーズ・オブ・ザ・コースト)が開発、タカラトミーが販売するトレーディングカードゲーム『デュエル・マスターズ(以下、デュエマ)』。4月6日、その競技大会シーンでも実績を残している強力デッキが、わずか本体価格500円(税込550円)で手...

『マジック:ザ・ギャザリング』30周年展の或る1日 プレイヤーPUNPEEに同行
世界初のトレーディングカードゲーム(TCG)として、世界中で親しまれている『マジック:ザ・ギャザリング(MTG)』。その30周年を記念したイベント「30TH ANNIVERSARY CELEBRATION TOKYO」が、渋谷・MIYASHITA PARKにて9月1日〜10日まで開催された。『北斗の拳』などで知られる漫画家・原哲夫さんによるカードイ…
関連リンク
関連キーフレーズ
0件のコメント
執筆 / KAI-YOU CEO / Producer / Editor
KAI-YOU inc. CEO. 1986年生まれ。法政大学文学部日本文学科卒業。出版社での書籍編集業務や、大手SNS運営会社でWeb/コミュニティディレクター等を経験し、2011年にKAI-YOU inc. を創業。2013年にKAI-YOU.netをリリース。様々なポップカルチャーに関連するプランニングやマーケティング、プロデュースを行う。編集記者としては、インターネットやストリートなどで発生するUGCやアマチュア文化に強い関心を持ち、ジャンルレスに取材・編集・研究を行う。