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500年遅れのイスラム宗教改革

「解釈」のネット検索で、指導者の権威低下
山本 達也follow 著者フォロー フォロー中
2009.11.24(火)
目次

 「インターネットを通じて知り合ったサウジアラビアの男性と結婚を考えています。でも、父は『ネットで出会うなどけしからん』と、大変な勢いで怒っていて取り合ってくれません。私は、ムスリマ(イスラム教徒の女性)として許されないことをしているのでしょうか」

 カタールのドーハに本拠を置く非営利のウェブサイト「イスラム・オンライン」に寄せられたオーストラリア在住のエジプト人女性の悩みだ。パートナーとの出会いも、悩みの相談も「ネットで」というのが、いかにも現代的だ。

ネット上に宗教相談の窓口

 「イスラム・オンライン」はイスラム系ウェブサイトの草分け的存在。1996年に「ネットがイスラム教に与えるプラスのインパクトを示すため」のプロジェクトとしてカタール大学の学生と教授が開設。その後、著名なイスラム法学者ユースフ・アル=カラダーウィーが趣旨に賛同して支援したこともあり、最も人気あるイスラムサイトの1つとなっている。

アブダビの名所、シェイク・ザイド・モスク

自らの行動が教義に反していないか、かつては、モスクの指導者に意見を求めた。今は、インターネットでも簡単に法的解釈を検索できるようになった〔AFPBB News

 イスラムに関する世界のニュースを一覧できるほか、映画・旅行などの娯楽や健康や家族に関する話題など幅広い情報提供をしている。さらに、宗教に関する相談窓口も開設し、専属のイスラム知識人たちがカウンセラーとして、医学やコミュニケーション学などそれぞれの専門知識も織り交ぜながら、実に親身なアドバイスを行っている。

 宗教が生活に根ざしているイスラム世界では、イスラム教徒は自分の日々の行動が「教義に反していないか」「許容範囲内であるか」を常に意識している。判断に迷う時には地元のモスクを訪ね、イスラム指導者の意見を聞くのも、ごくごく日常的な光景だ。イスラム指導者は、長年にわたって「イスラム教徒として生活していく上で身近な頼れる存在」として、尊敬を集めてきた。

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