国際テニス殿堂(こくさいテニスでんどう、International Tennis Hall of Fame)は、テニスの歴史に名前を残した選手たちを記念するため、1954年にアメリカ・ロードアイランド州ニューポートに設立された、世界最大のテニス博物館である。設立者はニューポート出身の元テニス選手、(James Van Alen, タイブレークの考案者としても知られる)である。 国際テニス殿堂の博物館は、ニューポート市に残る19世紀の社交クラブの建物「ニューポート・カジノ」に入居しており、7000点を超える名物品が展示され、長いテニスの歴史に触れることができる。殿堂内では、年間を通じて数々のイベントも催される。 殿堂入りは「選手(Player)」のカテゴリーと「貢献した人物(Contributor)」のカテゴリーがあり、後者の例としてスウェーデン国王グスタフ5世が国内初のテニスクラブを設立した功績で殿堂入りしている。 2010年にはブラッド・パークスが車いすテニス選手として初めて殿堂入りを果たした。 1960~70年代にダブルスで活躍したボブ・ヒューイットは1992年に殿堂入りしたが、かつてコーチした教え子の女性に対する性的虐待疑惑が発覚し2012年にリストから除外された。