セブンイレブン・ファミリーマートと並び、コンビニ業界3強の一角である”ローソン”の国内店舗数の推移をグラフ化しました。また、他2社との店舗数比較も行っています。
現在、日本には5万5000店舗以上のコンビニががあり(参考記事:
【主要8社】コンビニの国内店舗数推移をグラフ化(1983年~))、一時期よりはペースが落ちましたが、現在もまだ増え続けている状態です。そんな中、サークルKサンクスとファミマの統合以前までは長らく業界2位に位置したローソンの国内店舗数がどのような推移を辿ってきたのか確認してみましょう。
データは、ローソンHPで公表している「
アニュアルレポート 2011」「
アニュアルレポート2015(統合報告書2015)」、あと最近のデータはIR(株主・投資家情報)タブ内にある
月次情報を利用しております。ただ、注意していただきたいのは、ローソンの発表する国内店舗数のデータは各情報源ごとに数値に一貫性がないので(店舗ブランド別のデータが発表されていなかったり、月次発表とアニュアルレポートの数値が異なったり)、そこは考慮して頂ければと思います(つまり、データの正確性が低いということです)。
最終更新 2018/08/20
2017年度(2018年02月末)の数値を更新しました。
では早速、ローソンの国内店舗数&各年度店舗増減数の推移を見てみます。
ローソン 国内店舗数ローソン国内店舗純増数※グラフの表記は「年度」としていますが、各年2月末の値です(例:2017年度=2018年2月末)
※数値には、ナチュラルローソン・ローソンストア100等の店舗も含まれます。以後同様
グラフを見ると、1980~90年代は順調に店舗を増やしていましたが、2000年代は伸び悩んでいることがわかります(2008年~2009年の伸びが大きいですが、これはデータに新しいブランドの店舗が追加された可能性が高いです。詳細は記述がないため不明)。しかし2010年代になってからは再び店舗数増加のスピードが増し、2017年度(2018年02月末)では1万3992店舗となっており、1万5000店舗の大台も射程圏内に入ってきました。
次に、セブンイレブンとファミリーマートと比較してみます
主要3社 セブンイレブン・ローソン・ファミマ店舗数推移※グラフの表記は「年度」としていますが、各年2月末の数値です(例:2017年度=2018年02月末)
※ファミリーマートの数値にはエリアフランチャイザーの数値を含む
2000年度ぐらいまでは、セブンとローソンは店舗数の上ではいい勝負をしていましたが、それ以降で大きく差が付き今日の店舗数の差(約6000店舗)になっていることがわかります。また、ローソンは長らく業界2位の店舗数でしたが、ファミリーマートが、サークルKサンクスを経営していたユニーと経営統合した影響もあり(詳細は
コチラの記事で)、現在は業界3位となっています。
■おまけ
ローソンの海外店舗数の様子は以下の様になっています。

2012年11月末時点(ローソンHPのスクショより)

2014年11月末時点(ローソンHPのスクショより)

計 1596店舗 2018年02月末時点(ローソン アニュアルレポート2018より)
セブンイレブンの海外店舗数は6万6579店舗(2018年06月末時点 セブンHPより)、ファミリーマートの海外店舗数は7711店舗(2018年07月末時点 ファミマHPより)となっていますので、他2社と比べるとローソンの海外展開は遅めとなっています。今後巻き返しはなるのでしょうか
月刊「ベルダ」編集部
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