現代社会を生活する上で持っていると何かと便利なクレジットカード。今回はそのクレジットカードの日本国内での発行枚数の推移を系列別にグラフ化しました。
最近は、プリベイド型電子マネーのsuicaやnanaco、waonが人気で、その発行件数・決済件数も増えていますが(詳細は
【主要6社】プリペイド型電子マネー 発行枚数・決済件数の推移を参照)、インターネットショッピングや海外での買い物では多くの人がクレジットカードを使用しています。また、場合によってはクレジットカード払いでしか支払いを受け付けていないサービスも多々ありますので(Hulu等)、クレカはマストアイテムとなりつつあります。
以前は発行基準が厳しく、クレジットカードを持つことがステータスという時代もあったようですが、今では基準が緩いも会社も多く、多くの人が所持しています。一人で複数枚所持し、TPOで使い分けている人も多いと思います。そんなクレジットカードですが、その発行枚数がどうなっているのか気になったので調べてみました。
今回使用させていただいたデータは、
一般社団法人 日本クレジット協会の"クレジット関連資料"内の
コチラと
コチラ(最新)のクレジット発行枚数調査結果ニュースリリースです。なお、ここでの"発行枚数"とは、「家族カード等を含むすべてのカードを発行数とし、退会等によって会員資格を失ったものや有効期限が切れた後更新を行っていないカードの数を除いた有効発行数残高」のことを指します。
最終更新 2015/10/07
日本クレジット協会が公表していた”クレジットカード発行枚数”について、「一部調査対象事業者において報告すべき数値の解釈に誤解があり過大な数値で公表していた」とHPにて発表がありましたので、当ブログも過去に遡って数値を訂正しました。詳細はコチラで
それでは、国内におけるクレジットカードの発行枚数の推移を見てみます。
クレカ発行枚数※数値は各年度末(以後同様)
2010年度まで発行枚数は増加していましたが、2011年度から減少に転じています(2014年度は増加)。敷居が低くなり競争も激しくなったとはいえ、人口減少&少子高齢化を考慮すると、中長期的には漸減が予想されます。また、電子マネーやおサイフケータイなど支払方法も多種多様になっていますので、そちら急激にシフトしていく可能性も十分あります。ただ、最近は、「電子マネー機能付きクレジットカード」などというものもありますので、今後どういう形に落ち着いていくのか解りません。
-----以後の記事内容は、数値が上で見た「クレジットカード発行枚数」の定義と異なるので、参考程度にご覧ください(今後数値を改訂予定)-----
次に、クレジットカード発行枚数の内訳(系列別)を見てみましょう!!
Highcharts ExampleHighcharts Example※銀行系の一例
SMBCカード りそなカードセゾン みずほマイレージクラブカード 三菱東京UFJ-VISA
※流通系(百貨店・量販店)の一例
イオンカード セブンlカード/アイワイカード OMCカード ファミマTカード ゴールドポイントカード(ヨドバシ)
※信販系の一例
ニコスカード オリコ クオーク ジャックス セディナ アプラス
※メーカー系(電機メーカー系クレジット会社、自動車メーカー系クレジット会社)の一例
ソニーカード TS CBBICカード HondaC-card 日産カード 東芝Fカード Hitachi Card
※中小小売商の一例
日専連カード 日商連カード(NCカード)
※その他(石油、通信、鉄道・航空会社、ホテル、旅行業者など)の一例
NTTグループカード ビュー・スイカカード JALカード ANAカード 出光カード 楽天カード
こちらのグラフを見ると銀行系のシェアが高いことが解ります。
ただ、最近は流通系や"その他"のカードが伸びているようです。普段の買い物でよく使いますし、クレカで支払うとポイントを余分にくれるところがたくさんありますから人気があるのでしょう。逆に信販系はシェアを落としていますが、これは若者を中心に認知度が低いためだと考えられます。
岩田昭男
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