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趣味:科学

素人以上専門家未満の管理人が書く科学ブログ。いろいろな内容をつらつらと。日記も少々。質問・突っ込み・コメント大歓迎

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トランス脂肪酸はプラスチックに全く似てないよ (マーガリン=プラスチック説の否定)はてなブックマーク - トランス脂肪酸はプラスチックに全く似てないよ (マーガリン=プラスチック説の否定)

2010/12/24 Fri. 21:14:12 edit

シス型とトランス型の些細な違いを気にして批判してるのに、構造も特徴も全く違うプラスチックとトランス脂肪酸が類似だから危険だと言うのは無茶苦茶だと思いませんか?

****

マーガリンに含まれるトランス脂肪酸はプラスチックに似てるから危険だという主張をネットでよく見かけます。この主張を許すならバターに含まれるシス型も十分プラスチックに類似であるので危険なんですが、不思議なことにこれらの主張をする人たちでそれに言及してる人は見かけません。いや、不思議って事はないんですが。

そんな揚げ足取りは脇においときまして、プラスチックと脂肪酸(シスとかトランスとか飽和とか不飽和とか一切区別せずに脂肪酸とします)は全く違う物だという極めて当たり前な事を書き連ねていきます。

・プラスチック(plastic)という言葉の意味
・プラスチックと脂肪酸の相違点
結論:プラスチックと脂肪酸は全く違う物質
という流れで行きます。結論ありきだ!と批判する人は高校の化学の本を読め♪

っと、本文へと進む前にこれだけ先に書いておこうと思います。この記事書こうと思った動機はここにまとめてます。本文読まなくてもここだけでもいいかもしれない。

冒頭にも書いたけど、シス型脂肪酸とトランス型脂肪酸のわずかな違いを気にしていながら、プラスチックとトランス型脂肪酸のどうしようもないほどの違いを無視して、プラスチックに似てるから危険だと主張する事に違和感を感じないのでしょうか。確かにプラスチックは体内にとっては薬にはならないでしょう。だけどそれはトランス脂肪酸が危険だという事の傍証にすらならないです。
形状が似ていても全く違う形でも、同じ様な効果を及ぼす物もあれば全く違う効果を及ぼす物もあります。
形状の類似性は可能性の1つであり、決めつけられる物じゃないんですよ。コレステロールとビタミンD2の違いは、シス型脂肪酸とトランス脂肪酸の違いに比較的近いですがどっちも生体にとっては必要な物質で全く違う働きをします。サリドマイド薬害は全く同じ構造、しかしそれは鏡の世界の存在が対として存在していて、片割れが悪さをしました。仮にプラスチックに似てるからという主張が化学的に正しかったとしても、生化学的(生物的)に正しいとは限らないのです。
念のため書いておくと、僕はトランス脂肪酸に毒がないと言ってる訳じゃないです。毒があるかどうかは構造の類似性だけで語れるものではないという事を言いたいのです。

というわけで本文へどうぞ。
*********

何か凄い長くなったので、各論点のまとめ作ってあります。とりあえず結論部分だけつまみ食いしたいという人は、次のリンクから飛んで下さい。
プラスチックという言葉の意味まとめ プラスチックと脂肪酸の相違点 結論  おまけ  付録(ポリエチレンとリノール酸の構造比較)

・プラスチック(plastic)という言葉の意味
プラスチックという言葉は名詞の様に思われますが、形容詞としても使われる言葉です。オックスフォードオンライン英英辞典の直訳によるとそれぞれの主な意味は、
名詞:化学的に作られて、熱したときに簡単に成形できる、軽くて強い素材。プラスチックは多種多様あり、作る目的物により違う物が使われる。
形容詞:プラスチックで作られた。簡単に変形できる
と、なってます。

名詞と形容詞の共通点を太字強調してみましたが、この簡単に変形できるという言葉はすなわち塑性の事です。塑性というのは、外力を加えて変形させた後、その形状を半永久的に保持する性質です。なので塑性を持つマーガリンやバターにもplasticという言葉は使われます。(参考。一番下の項目
この塑性というのは金属がもつ性質として習う、延性・展性をまとめた言葉なので金属にもplasticという形容詞が使われることがあります。(参考

ところで、名詞の方には熱したときという記述があるのに対して、形容詞の方にはその記述がありません。つまり、物質としてのプラスチックは加熱されてから塑性を持つ物、つまり熱可塑性を持ってる物質という事になります。熱可塑性っていうのは、特定の温度まで加熱した時に、見た目の個体を維持しながらしかし自由に変形させる事ができる塑性です。この特定の温度をガラス転移温度って言います。プラスチックの極めて重要な性質です。

1つ補足しておくと、化学の世界では加熱という言葉は単純に温めるという曖昧な意味ではなく、常温より高い温度にする操作というはっきりとした意味を持つ言葉です。

また名詞の方には、化学的に作られて軽くて強い素材という言葉がありますが、これが合成樹脂すなわちプラスチックの事を指してる訳です。

まとめると

・プラスチックには名詞と形容詞がある。
・プラスチック(名詞)は熱可塑性を持つ合成樹脂という物質の事を指している。
・プラスチック(名詞)はガラス転移温度という物をもってる
・プラスチック(形容詞)は、単純に塑性があるもの全てに使われる言葉である。例えばバターやマーガリン、果ては金属にも使われる


という事になります。

・プラスチックと脂肪酸の相違点
プラスチックとは何かという事が分かった所で、脂肪酸との違いを見てみましょう。物性の違いとそれを生み出す構造の違いについてです。

融点の違いを構造の違いに繋げて見ていきます。

日常生活で溶けたプラスチックで見たことある人いらっしゃいますかね。ビニル袋やプラスチックトレーを着火した、オーブンに入れたとかじゃない限りは見たことないと思います。管理人は子供の頃どっちもやりました。
逆に溶けてる脂肪酸(あるいは油脂)を見た事ないという人はいらっしゃるでしょうか。さすがにこれは居ないと思います。この融点の差はどこから出てくるのでしょうか。

プラスチックと脂肪酸の比較をする前に、脂肪酸同士の比較を先にしてみたいと思います。
脂肪酸には大別して飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸がありますが、この違いは炭素結合の部分に二重結合があるかどうかです。飽和脂肪酸は一般的に融点が数十度以上、対して不飽和脂肪酸は0度以下という物もあります。
同じ物質でも二重結合の有無がなぜこれほどの差を作るのか、ポイントは分子間力です。

分子間力というのは、弱い電気的な力により分子同士が引きつけ会う力です。分子と分子が近づくと、原子同士の結合の様に強い結合は出来ない代わりに、お互いが引きつけ有って弱い結合を作ります。
弱いとはいえ分子間力も結合の1つなので、数が集まればその力は強くなります。水が小さい分子量で100度というとても高い沸点を持つ理由は分子間力の1つである水素結合で分子同士がつながっているからです。

飽和脂肪酸は炭化水素がまっすぐ伸びているので、お互いの分子が綺麗に並びやすい形状になってます。ホームセンターなんかで売られてる様な木材みたいな感じで、綺麗にまとめることが出来るので接触面積も大きくなり、分子間力も強い物になります。
対して不飽和炭化水素は折れ曲がっているせいで綺麗に並べません。こっちは切り落としたばっかりの枝を想像してもらえると分かりやすいと思いますが、綺麗にまとめることが出来ないので、接触面積が小さくなる為に分子間力も弱い物になってしまうのです。

なので、同じ炭素数でも整列がしやすい為に分子間力が強く働く飽和脂肪酸は融点が高くなり、比較して整列し辛い不飽和脂肪酸は分子間力の働きが弱いので融点が低くなります。

マーガリンは多くは植物由来の不飽和脂肪酸が原料なので、これを改質する為に水素添加という操作をして飽和脂肪酸を作り出します。融点を上げて常温でも固体の様な状態になるようにしてる訳です。この時に副生成物としてトランス脂肪酸が出来ることが最近判明した訳ですね。
ちなみにトランス型不飽和脂肪酸はシス型よりも並びやすい形状になるので、シス型不飽和脂肪酸と飽和脂肪酸の間の融点を持ちます。

閑話休題

ここでプラスチックに登場してもらいます。脂肪酸なんて比較にならない融点を持つプラスチックですが、それは何故か。一言で言うと、プラスチックは炭素の数が脂肪酸とは比較にならないほど多いからです。脂肪酸と比較にならないほど炭素数が多いプラスチックがどれだけの分子間力を持っていることになるのか想像していただけるでしょうか。プラスチックと呼ばれる物質の中で最も単純なポリエチレンを例にしたいと思います。ポリエチレンも複数種類がありますが、最も融点が低いただ単純にまっすぐにつながってるだけの物でも100度以上あります。プラスチックはシス型とかトランス型とかいう概念は普通適用しないですが、かなりぐちゃぐちゃした形をしています。それでも堅くて融点が高いのは、一本一本の分子が極めて大きいからです。分子同士が絡み合ってるというのもあるでしょう。
飽和脂肪酸の分子間力が数cmの2本の棒磁石が長辺でくっついてる程度とするなら、プラスチックの場合は数mもある棒磁石が長辺でくっついてる状態。ぐちゃぐちゃな構造を持つ物だとしても磁石と磁石の接触面積は、ぐちゃぐちゃな数m>まっすぐの数cmとなる事も否定できる物じゃないと思います。

で、それぞれ炭素数何個あるの?という事で、付録にそれぞれの構造をちょっと問題ある表現ですが載せてあります。今回問題になってる脂肪酸は高級脂肪酸と呼ばれる物ですが、これは炭素数12~程度の物を指します。で、大体生体に使われるのは炭素数22くらいまでの物です。プラスチックは一番単純なポリエチレンでも数百以上です。これじゃ分子間力なんて比較になりませんよね。

という事で、高々数十度の融点しかもたない脂肪酸と、少なくとも100度以上の融点を持つプラスチック。常温でも変形可能な塑性を持つ脂肪酸(油脂でも可)と、常温では変形不可能な熱可塑性をもつプラスチック。どちらも確かに塑性を持ちますが、質が全く違いますよね。結局これは分子の大きさに由来する差な訳です。
あとプラスチックは先にも書いたとおりガラス転移温度というものを持っていますが、これは分子が大きすぎる為に分子の密度に差が出来る(融点が部分的に変化する)んですよね。密度が低いところだけ先に分子間力が切れるので全体的な形を残したまま柔らかく変形出来るようになるんです。

最後になったけど、脂肪酸とプラスチックは末端のカルボキシル基の有無という差もあります。これ無視しちゃダメですからね。これがあるおかげで脂肪酸は体内に吸収されてエネルギーとなるのですから。

まとめると

・脂肪酸とプラスチックは大きさが比較にならないし、カルボキシル基の有無という点で全く違う。
・融点の差は分子の大きさと形状の違いによる差。プラスチック類>>飽和脂肪酸>トランス型脂肪酸>(常温固体の壁)>シス型脂肪酸。
・脂肪酸は塑性を持つが熱可塑性は持たない。プラスチックは熱可塑性を持つ。

・マーガリンは不飽和脂肪酸に水素添加して飽和脂肪酸にすることで融点を上げて個体にしている。
・(補足)バターは飽和脂肪酸なので元々が固体。




結論
という事で、プラスチックと脂肪酸は構造も性質も全く似てないという極めて当然の結論になります。見た目が似てるから危険なんて主張がどれだけおかしいことか分かっていただけるでしょうか…。

なんでこんな当然のこと長々と書いてるんでしょう、僕。ちょっと調べれば脂肪酸とプラスチックが似てるなんて主張は出てくる道理はないと思うのですが。

おまけ
プラスチック類似だから危険説を主張してる人たちのバイブルになってる本と実験があるんですが、原文がないかとか同様の実験がないかとか検索したところ実験した結果が複数見つかりました。さすがに二年もやってるものはありませんでしたが、一ヶ月以上やってれば2年も1年も大差ないでしょう。英語ですが写真もあるので見てみるといいですよ。結果から言うと補強する結果になってるどころか否定してます。その2の方は極めて好意的に解釈すれば補強する結果かもしれませんが。
その1   その2  







付録(長くなりすぎたので後回しにしたともいう)
脂肪酸(リノール酸・シス型)とプラスチック(ポリエチレン)の比較図

リノール酸(wikipediaより。)
リノール酸↑
ポリエチレン↓
ポリエチレン(chemsketchでさっくり作成*!

全く違いますね。二重結合がどうだとかじゃなく大きさの圧倒的な違いだけ見てもらえれば、融点が全く違う事も納得していただけると思いますし、これらが似てるなんて言葉は出てこないと思います。

二重結合を除いた構造の相違点を具体的に挙げると二点あります。まず大きさ。リノール酸は炭素数が18個に対して、ポリエチレンは炭素数が少なくとも200以上は1つの分子についてます。もう1つは、炭素の端にカルボキシル基がポリエチレンには無いこと。
タミフル青○で囲んだ部分がカルボキシル基


なぜプラスチックはこれほど炭素数が多くなるのかというと、炭素数が少なくかつ二重/三重結合を持つ炭化水素の二重/三重結合を開いていくように作っていくからです。ポリエチレンの場合、エチレンという物質の二重結合の内一本の結合を切り離す事で新たな炭素結合をつくって行きます。これは反応を止める操作をしない限りは、材料が無くなるまで続く反応なので、机上の空論としては無限に長い分子を作れる事になります。
この反応を縮合重合あるいは単純に重合と言い、多くの高分子化合物はこの様に作られていきます。
エチレンエチレン

*! 本来高分子化合物は繰り返し単位に括弧を付けてそれがn個あるという様に表記します。上のポリエチレンの画像はそれを守っていない点で正確な表記ではありません。また炭素数150個ですが、使ったソフトの限界が一直線だと150個が限界だったという事で、ポリエチレンの炭素数は150個という訳ではありません。あくまでも脂肪酸と高分子化合物の大きさの違いを端的に比較してもらう為という事でご了承ください。
ポリエチレン2本来はこういう表記方法。最低でもn>100程度

※3/8タイトル一部変更。脂肪酸→トランス脂肪酸(「トランス脂肪酸 プラスチック」フレーズの検索に対応する為)
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カテゴリ:四方山話

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コメント

無意味なことをだらだら書いて楽しいですか?

私もやっちゃうんですが、あなたが書いてるのは単なる物性論ですよ。その分子構造の違いが日常生活でどういう影響が出るか、まったくわかんない。だから無意味です。
ポリエチレン(クレラップ)は便利ですが、ポリ塩化ビニリデン(サランラップ)は粘着力に優れさらに便利です。でもそんな物性はどうでもいい。サランラップは燃やしたら危ないんだよ。ここが大事でしょう。

とにかく、あなたのまとめはすごく変です。私ならこう書きます。
・脂肪については、シスだのトランスだのを言う前に、過剰摂取リスクを考えるべき。日本はアメリカと違って油をゴキュゴキュ飲むような勢いで摂取するヤツはいないので、心配すること自体がナンセンス。
・ポリエチレン、プラスチック類はそもそも食べ物ではない。しかし、食べ物の容器に使われることがある。
・そのため、添加剤などを使った容器ではこれが染み出して食品を汚染する可能性が否定できない。
・油脂の多く使われた食品ほどそのリスクが高いので、直接容器に詰めずに仕切りなどを使うほうがよい。(洗いやすくなるし)

ま、要はおぬしが何を言いたいのかさっぱりわからんってことだ。
物性の違いが、どうなるの?日常生活にどういう影響がでるの?そのあたりを考えないと、頭でっかちの化学者から脱却できないっすよ。

URL | ヤクザ医師 #ffVU29mw
2010/12/25 15:31 * edit *

追記

科学など専門的なことを書くときは、常に相手の知識レベルを想定して書くべきで、このエントリだと有機化学の勉強を始めた大学生向けくらいなんです。高分子アルカンやエステルは、大学1年で勉強しますよね。でもそんなレベルの知識は実生活に何の役にも立たん。
不飽和脂肪酸いっぱいのオリーブ油っておいしいよね!飽和脂肪酸もおいしいよね!霜降りだいすき!バターもだいすき!でも、火を加えないと牛脂は溶けないよね。溶けてないとおいしくないんだよね、みたいに論を展開すべきで。
難しいことを易しく解説するのは大変なのです。そして、それをやることが自分自身の理解を高めることになる。ここに書かれてるのはあなたの知識の羅列にすぎない。そんなものは、誰の役にも立たないし、何の意味もないので気をつけてください。
ここに書かれたあなたの知識整理のメモから万人向けエントリーへと昇華させるべきだと思います。

URL | ヤクザ医師 #319cXuwM
2010/12/25 15:51 * edit *

やくざ医師さん
>とにかく、あなたのまとめはすごく変です。私ならこう書きます。
そう思うなら自分のブログにでも書くと良いさ。

URL | #-
2010/12/25 20:25 * edit *

>ヤクザ医師

>ま、要はおぬしが何を言いたいのかさっぱりわからんってことだ。

エントリ冒頭に書かれている通り、趣旨は「プラスチックとトランス脂肪酸が類似だから危険」という与太をつぶすことでしょう?
「AはBだから危険」を否定するには「AはBでない」を示すだけで十分なのですよ。なにも「Aは危険でない」とする他の論拠を書き並べる必要などない。
あなたのコメントがまさに「無意味なことをだらだら書いて」何言ってんの状態になってますよ。

URL | aa #-
2010/12/25 21:23 * edit *

トランス脂肪酸に対する分解酵素を人は持っていないから体内に蓄積するもしくは排出できない可能性がある、というのがトランス脂肪酸危険説の根拠だと思っていたのですが…
「プラスチックに似ているから危険」などの電波な批判は無視しても良いのでは?

URL | 学生 #-
2010/12/26 00:04 * edit *

コメントありがとうございます。

>ヤクザ医師さん
想定した読者は、脂肪酸≒プラスチックという説が怪しいと感じる、信じそうという境界にいる人たちです。で、知識レベルというよりもどれだけ説得力があり、受け入れてもらえる文章を書けるかという所に意識をおきました。
私自身、この記事を書いていて本文が難しいという自覚はありました。その為に冒頭など導入部に本記事の主旨とこの記事を書いた動機を、本文を章分けして小まとめを置くこと及び文中リンクで簡単に要点だけを見てもらう事で、難解な本文を読まなくても理解してもらえる様にしたつもりです。

無意味なことをだらだらと書いてるように見えてしまったのは私の文章力の無さによるものでしょう。精進します。

自分ならこう書くという指摘、今後プラスチックの毒性について書くときがありましたら参考にさせていただきたいと思います。


>aaさん
本記事の主旨を代わりに指摘していただき、ありがとうございます。

URL | たか(管理人) #8iCOsRG2
2010/12/26 00:15 * edit *

>学生さん
この手の記事を書く理由の1つは正しく怖がってもらう為というものもあります。トランス脂肪酸に毒性があるのは確かな様ですが、なぜ毒性があるのか、という話に対してこんな与太話を信じられては余り良い結果を生まないと思います。

普通なら無視してもいい話です。ばかばかしすぎる。ところが試しに「マーガリン」だけでも検索してみてください。多くのページがトランス脂肪酸≒プラスチック→マーガリン危険に結びつけてるという情けない現実があります。
そして、ネットユーザの多くは、「上位にあるページほど信頼性が高い」という統計もあるので…。加えてそれに反論してるページが見つけづらい事から、頑張って書いてみようと思った次第です。

トランス脂肪酸も飽和脂肪酸・シス脂肪酸と同じように代謝は受けるようです。
トランス脂肪酸を過剰摂取した際のリスクは飽和脂肪酸に近いようなので、融点などの物性的な面も理由の1つかなとは思います。他にも有るようですが(詳しくは下のURLを)
国(というか世界)もまだまだ確実な知見は少ないようですね。とはいえ最新の情報はやはり国から得るのが一番ですよね、という事で農水省へのURLを載せておきます。
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/trans_fat/t_eikyou/trans_eikyou.html

URL | たか(管理人) #8iCOsRG2
2010/12/26 00:24 * edit *

はてぶのコメントの続き+訂正

はじめまして。はてぶ巡回してて見つけました。
コメントに書ききれなかったことを追記、そして訂正したいと思います。
まず、ポリエチレンとリノール酸について、ごめんなさい。多分修正前もあったようですが、ポリエチレン直鎖が小さくてみえてなかったです。お詫びします。(修正後の奴をよーく見たらなにかあることを発見して気づく)

サリドマイドはあえて例示されてると云うことですが、やはり不適だと思います。
なぜならサリドマイドは不斉合成可能でありますが、水中で速やかにラセミ化するので薬効がどちらの異性体で起こるかが十分に確認できないためです。

余談:もう少し一般の合成樹脂でもこれで押しきれそうですね。化学的に酸として活性のあるカルボン酸と活性な点をほぼ潰してる合成樹脂一般(イオン交換用とか除く)。
あとは、分子量がでか過ぎて生理活性が落ちそうとか、溶解性が落ちるとかありそうですね。

URL | kairusyu #Y7SJeVSc
2010/12/26 01:54 * edit *

>kairusyuさん
いらっしゃいませ~。

ポリエチレン(もどき)の図は確かに見づらかったですよね(^^; 
サムネイルの設定いじって拡大しましたがまだ少し見づらいか。

サリドマイドが不斉合成しても水中、あるいは体内で異性化してしまうという話は一応知ってはいました。その上で例に挙げたのは、ぱっと見同じ構造でも、薬効と催奇性という違う効果が生じる事があるんです、という事を示す意図でした。もちろん本当は鏡像異性体なので厳密には違う構造ですが、光学活性触れる訳じゃないし、これがいいかな~と。
確か果物の匂いもS体R体で違う果物の匂いというのがあったと思いますが、サリドマイドが最も一般的かなと思ったのです。

URL | たか(管理人) #8iCOsRG2
2010/12/26 13:29 * edit *

素晴らしい記事だと思います

医大で勉強をする傍ら、塾で高校化学を教えている者です。
科学を勉強している者からすると、この記事は本当にあたりまえの事実が小気味よく書かれていて、
個人的には素晴らしく思えました。本当にありがとうございます。

ある日生徒に、マーガリンってプラスチックと同じですかと聞かれて、
一体どこが同じなのか、誰からどんな話を聞いてそう思ったのか気になり、
検索してみると、もの凄く馬鹿らしい記事が多く見受けられて、呆れてしまいました。
まともに事実を書いているのは、このブログくらいかと思います。

英語で日々勉強していれば、plastic という語源に触れたくなって当然だと思います。
熱可塑性は高校レベルの基礎的な知識ですし、マーガリンが熱可塑性であることは当たり前です。
ゼラチンだって同じじゃないですか。冷えて固まるからゼリーになり、熱して再形成できます。
飽和脂肪酸が plastic な性質をもつということは、食品衛生上の論点ではないんですよね。

僕が思うに、他のサイトの著者が大きな勘違いをしているのは、「プラスチック」=「樹脂」だと
思い込んでいることだと思います。本当に馬鹿げています。
そして、これとトランス脂肪酸の人体の影響は、まったく別の議論だということです。
(こちらの話は生化学の議論になっていくと思われます。割愛しますが・・・)

分子構造が同じというのも、何を勘違いしているのかよく分かりませんよね。
他のサイトに「顕微鏡で見たら分子構造が似てる」と書かれているのが目につきます。
これはかなり不可解な文章です。電顕を見比べたっていうことでしょうか?
一方で「構造式が似てる」とも引用されているのも目立ちます。
分子量が全然違う二者を、どう見れば似てるといえるのか。科学者の証言とは思えませんよね。

>1のコメントも拝見しましたが、完全に筋違いに思えます。
科学を理解できない文系の記者が、原発事故の記者会見で的外れな質問ばかりしていたのと想起させます。
こういう方たちに理解して欲しいと切実に願うのは、科学というのは大変地味な学問だということです。
理屈や原理を理解するというのが、科学の根底です。このような記事の書き方になるのは当然だと思います。
科学者は思想家のようなものであって、小説家ではありません。
必ずしも大衆に受ける文章が書けるわけではない、それが科学です。

私ならこう答えるしかないでしょう。
マーガリンは plastic なものですか?  イエス。
マーガリンはプラスチックですか?  絶対にノー。
マーガリンは plastic なものだから食べない方がいいですか?  関係ありません。

※またいつかこのブログを読みに来ます。本当にありがとうございます。

URL | 匿名希望(学生/医学部医学科) #-
2011/04/02 21:14 * edit *

Re: 素晴らしい記事だと思います

ようこそいらっしゃいました。

正直な話、まさか現実でその様な経験があるという声を聞くとは思ってませんでした。
衝撃的な話です。

分子構造に関しては当時の電子顕微鏡はそこまでの進歩を遂げてないとは思ったのですが、今一確かな自信がもてなかったので書きませんでした。といっても今でも分子一個を見るのは難しいので、当時見れたとは思えない、でもいいんですけどね。

…まぁ、似てると言えば似てます。炭素と水素の集合体なので。でもこれだと人体がプラスチックになってしまいますよね(笑

またのご来訪お待ちしております。

URL | たか #-
2011/04/04 21:27 * edit *

水添油脂大好きな方へ

トランス脂肪酸食いたきゃ食えばいいだろ。
異常細胞膜でズタズタな体になっても、自己責任ということで…

URL | 食いたきゃ食え #JalddpaA
2011/04/25 15:09 * edit *

Re: 水添油脂大好きな方へ

ようこそいらっしゃいました。

トランス脂肪酸を多量に摂取した時の弊害や日本の対応はこちらの二つの記事を参考にしてください。
http://d.hatena.ne.jp/ohira-y/20110221/1298301480
http://d.hatena.ne.jp/ohira-y/20101017/1287282339

トランス脂肪酸は総エネルギーの1%未満とする事が勧告されていて、日本人の場合は2g未満が目標量です。
いわゆる日本型の食事の場合平均摂取量は1g未満0.5%前後ですが、パンやケーキ類に偏向した食事をとっているとこれを大きく上回る事が報告されています。
偏らない、幅広い食事をするのが大事ですね。

とりあえず細胞膜の機能に明らかな弊害が出るほどトランス脂肪酸摂取してたら、それ以前に他のところで大病を患うことになってると思いますよ。

URL | たか #-
2011/04/29 18:07 * edit *

マーガリン≒プラッチック という図式には一種の論理的アクロバットによる陥穽があるな
そもそも過度の摂取によって健康を害するものは他にたくさんある
煙草 アルコール 塩分 糖分 脂質 ………
マーガリンの危険度をやたらと連呼する輩は相対化したマーガリンの危険度はどんなもんか明言化すべき
正直、人間が摂取するあらゆる物は多かれ少なかれ有害ななにがしかを含んでおり、量によって毒にも薬にもなるワケで、無理矢理ワルい部分だけ一面的に捉えてイチャモンをつけようと思えばいくらでも出来るが、そんなこと言い出したら何も食べられなくなるから現実的な奴はどこかで見切りをつけて自分を納得させるわけだ
「マーガリンが怖くて食パンが食えるか!」ってね
まあマーガリンが嫌なら食わなきゃいいが、それを他人に無理強いする権利は誰にも無いっつー話

URL | 曲ガリニスト #-
2011/04/30 12:51 * edit *

全然関係無いネタをぐぐっていたら偶然見つけたので立ち寄ってみました。
いやぁ大変面白かったです。ブログ本文もさることながら、各氏のコメントが特に(^_^)

ちなみに私は、マーガリン≒プラスチック→マーガリン危険のネタを某書籍で見まして、違和感を感じつつも著者の「医学博士」の肩書きに騙されました…。

で、思ったこと。「バターは美味だから食べる。マーガリンは不味だから食べない」これでいいのではないかと。
余談ですが、人は食欲と味覚に頼っていれば栄養のバランスと量はおおよそ問題無い、但しそのような食欲と味覚はきちんと教育しなければ身に付かない、というのが持論です。

URL | Katz #QqqhDy0s
2011/08/14 16:12 * edit *

Katzさんへ

ようこそいらっしゃいました。
確かにこのブログで一番にぎわっているコメント欄かもしれません。僕も勉強させられてます。

肩書きがついてると怪しくても「あり得るのかなぁ…」と否定仕切れない事ありますよね。僕も多々あります(笑

僕なんかは逆でマーガリンの方が味は好きだったりします。バターにしてもマーガリンにしても、摂取過多にならないように気を付けることが第一ですね。

URL | たか #-
2011/08/16 22:04 * edit *

で、マーガリンとバターはどっちが安全なの?

結局体にいいのか悪いのか?

添加物てんこ盛りなのは変わらないんじゃないのか?

どうなんでしょ

URL | 無 #-
2011/12/12 15:23 * edit *

無さんへ

トランス脂肪酸は避けるに越したことはないという事と以下は僕の見解だとあらかじめ断った上で結論から言えば
「マーガリンやバター、どっちが安全か?が気になるなら食生活を見直す方がよい」
です。

トランス型不飽和脂肪酸のリスクが他のものに比べて高いのは確かなようですが、飽和脂肪酸も過剰摂取が問題視されてます。健康によいとされるいくつかの脂肪酸も過剰摂取になれば結局は有害です。となると、バターとマーガリンのどっちが安全かと考えるよりも、今の食生活で油脂類全般の摂取量が多すぎないかを考える方がいいと思います。

ちなみに、WHOはトランス脂肪酸の摂取量を摂取エネルギーの1%未満と勧告としてますが、日本の標準的な食生活ではトランス脂肪酸の摂取量は0.5%程度(研究によっては0.7~0.8%)とされています。ただし油脂類を多く摂る食生活をしてる人たちは大きく越えてる人もいるようです。(この辺は以前の僕のコメントのリンクを確認してみてください)

添加物に関しては使用量が厳しく決められています。畝山智香子さんの言葉を借りれば「実質ゼロリスクで管理」なので、特殊な状況でもない限り普通の食生活(日本型だろうと欧米型だろうと)で問題になる事はまず無いと考えてよいはずです。

ちなみに僕はバターよりもマーガリンのが好きです。

URL | たか #-
2011/12/14 07:36 * edit *

結局

バターとマーガリン、どっちを食えばいいの?
とどのつまり、ほどほどにというのが結論ですか?
結局誰も答えを出してないし。

URL | 通行人 #szTeXD76
2012/04/16 16:20 * edit *

↑通行人さん

>バターとマーガリン、どっちを食えばいいの?

お好きな方をどうぞ。
バランスのいい食事生活をする限り、どちらを選んでも健康を害することはありません。
ですから貴方の考えたとおり、ほどほどでOKです。


>結局誰も答えを出してないし。

そもそもこの記事は、巷でよく言われるマーガリン=プラスチック説を否定するものだから、マーガリンの安全性とは全く関係ないのですよ。
もしマーガリンの安全性について詳しく知りたいなら、別にネットで検索するか、このコメント欄を参考にするとよいでしょう。

URL | 通りすがり #-
2012/05/10 15:22 * edit *

バカ食いしなきゃオッケーかな
太り出したらバターもマーガリンもやめとく

URL | ジャムトースト #-
2012/09/01 08:49 * edit *

読んでて面白い記事だったです。(・ω・ )♪

URL | take5n3 #-
2012/09/26 17:01 * edit *

50年食べてます♪

こんにちは友人から「マーガリンは食べるプラスチックだから
バターがいいわよ」と言われほんまかいな?と・・・
いろいろ書かれていますが50年パンにはマーガリンです。
いたって健康❤ฺ今さらですがどんなに体に良いといわれる物も
悪いといわれる物もほどほどにしバランス良く、ということでしょうね。ちょっとした事に惑わされないことですね。

URL | 通りすがりのおばさん #-
2012/11/04 11:44 * edit *

Re: 50年食べてます♪

僕も20年パンにはマーガリンです。
真っ当な研究者の方の話や真っ当な栄養士の方と話をしているとやはりバランス良い食事が一番なんだと思わせられます。
これからもご健康にお過ごしくださいー。

URL | たか #-
2012/11/06 12:48 * edit *

赤子には

プラスチック説のナンセンスさには同意です。
私がトランス脂肪酸に注目したのは15年くらい前の日経サイエンス(もしくは化学か現代化学)か何かに、「白内障を起こしている部分の細胞膜にはトランス化した部分がある」とかいう記事が掲載されていたことです。だからちゃんとした細胞膜つくるにはトランス脂肪酸は避けた方がいいんじゃないかなーと漠然とおもっていました。
だから細胞や脳ミソを盛んに作る時期の赤子には、与えたくないです、トランス脂肪酸は。
脂肪たっぷり脳ミソ・細胞膜の原料は良質な油脂を提供したい。ということで、子供には3歳まで、トランス脂肪酸は完全に避けていました。3歳以降は徐々に解禁。(なぜ3歳?それはなんとなく)
熱力学的安定性を持つトランス脂肪酸ではなくシス脂肪酸が天然界の不飽和脂肪酸のほとんどを占める、ということには、何か意味があると思うのです。(何の意味?それもなんとなく)
老い先短い私は、菓子パンパクパクたべていますけどね。

URL | ぬま #-
2012/11/10 23:05 * edit *

Re: 赤子には

お読みくださりありがとうございます。

そんな記事があったということで気になって検索してみましたがこれといった情報は見つからずでした。
シス型であるのは飽和脂肪酸と融点がはっきりと差がつくからではないかと思います。もっとも自然界にもトランス結合を含む脂肪酸が無いわけではないのですが。

URL | たか #-
2012/11/13 12:27 * edit *

検索してくださったんですね!

お返事書いてくださってありがとうございます。
記事検索してくださっていたのですね!コラム的な小さな記事だったので見つけるのは難しいかなと思います。最近かなりボケボケ頭ですがこだわったものに対する記憶力はありますので自信はあります。いちお有機化学系おばちゃんです。

自然界にシス型が多いのは、生合成されるときの酵素やなんかの立体規制や選択性うんちゃらかんちゃらっぽいような気がしています。
反芻動物の脂はトランス脂肪酸を含んでいますからバターにも数%のトランス脂肪酸は入っていますね。胃の酵素でトランス化しちゃうんでしょうね。自然天然万歳ではありません。
最近うーん、と思ったのが、青魚を焼いたり、揚げたりしたらトランス脂肪酸になるというネットの情報です。そんなの気にしていたら何にも食べられないし、トランス化するまえに、重合とか炭化とかしまいそうなところかな、と。こういう情報って、分析データなしに飛び交ってしまうのでコワイコワイです。

URL | ぬま #-
2012/11/16 09:58 * edit *

Re: 検索してくださったんですね!

返事が遅くて申し訳ありません。

化学系ご出身の方だろうなぁとは化学や現代化学の名前が出てきたことから想像してました。やはりでしたか。

三誌のバックナンバーなどを検索してみたところ、15年前じゃなくて4年前でしたら現代化学2008年3月号の中に「白内障を招くタンパク質分子のふるまい」という記事はあるようでした。 http://tkd-pbl.hondana.jp/book/b17205.html 
日経サイエンスにも普通の記事として水晶体の変異を述べた記事はありました。http://www.nikkei-science.net/modules/flash/index.php?id=200501_060
あと15年くらい前だと白内障じゃなくて黄斑変性症という病気ですが、「トランス」のキーワードでヒットしたのがありますが、DL販売になってるものだけあってやっぱり普通の記事でした。http://www.nikkei-science.net/modules/flash/index.php?id=200201_078
化学では見あたらなかったですね。

それとは別に関連情報無いかなぁと大学ドメインや国ドメインでも検索してみたのですが、出てきたのはトランスジェニックマウスあるいはトランスフォーミングといったキーワードでした。オマケついでにGoogle scholarでも検索してみましたが、「白内障 トランス」では日本語では無かったです。英語でも一応検索してみましたがよくわからなく(^^;

この辺はご報告ということでどうぞ。

立体規制や選択制はたしかにありそうですね。なんやかんやと精密機械みたいなものですからね、化学反応って。

焼いたり揚げたりしたらという話は見たことある気がするのですが、青魚でっていうのは初めて聞きました。そんな話あるんですか。たまらないなー。

僕も昔はそういった「危険だ」という話だけではやし立てたり避けてたものなどがあるので、その個人の反応が理解できない訳ではないのですが、やはり考えてしまいますね。どうすれば良いのかな、と。

URL | たか #-
2012/11/17 20:26 * edit *

マーガリン=プラスチックと言われているのは、
化学構造が似てるという意味ではなく、
単に人工的(自然の食べ物じゃない)といっているだけなのでは?

URL | -- #-
2013/05/02 15:23 * edit *

Re: タイトルなし

コメントありがとうございます。

マーガリンがプラスチックだという主張をしてる方々は、はっきりと「分子構造が似てるから」と明記してこのように主張しています。適当に検索していただくとすぐ見つかります。ゆえにこのような内容の記事を書きました。

合成樹脂としてのプラスチックはたしかに人工物の象徴だとは思いますが、まぁ現実の話、今わたしたちが食べている物なんて、すべてヒトが交配させたりして都合良い物を選び出しかつ大量生産できるように人為的に生産しているものなので、人工に対比される意味での自然の食べ物ではないですよね。

URL | たか #-
2013/05/03 21:56 * edit *

阿呆がッッッ!

防腐剤、着色料、保存料、様々な化学物質、、、身体によかろうハズもない

しかし

だからとて健全にいいものだけを採る
これも健全とは言い難い

毒も喰らう。栄養も喰らう。
両方を共に美味いと感じ
血肉に変える度量こそが食には肝要だ

URL | オーガ #-
2013/08/20 14:32 * edit *

全くもって本記事の主旨とは何の関係もないコメントなのですが、せっかくなのでオーガさんの様な考え方される方も少なくないと思うことから、以下の記事と本をご紹介しておきます。

安心を得るために安全を学ぶ2冊:ゼロリスク幻想編 :http://j.mp/1da7lVZ

ほんとうの「食の安全」を考える―ゼロリスクという幻想:http://j.mp/1da7nx0

※スパム判定回避のために短縮URLにしてあります。まさか管理画面からの投稿でスパム扱いされるとは。

URL | たか #-
2013/08/23 21:35 * edit *

ためになりました

ゴリゴリの文系高卒の化学知識しかありませんけれど、
とても分かりやすかったです。
こういうことが知りたかったんだ。

マーガリン≒プラスチック説、良く聞きます。
ソースがどこかが分かったためしはありませんが、経皮毒や波動、陰謀説なんかとセットになっていることが多いように思います。
反論すると「じゃあ毒食って死ねば!」みたいな流れになってしまうのでまともな議論をしたことはありませんが、仮説+希望=結論みたいなこのテの説たち(とその信者たち)、イラっときますね。

URL | UNF #-
2013/11/08 14:34 * edit *

オーガさんへ

勇次郎、乙

URL | 範馬刃牙 #-
2013/11/09 15:28 * edit *

UNFさんへ

返事が遅くなってすみません。

私の記事がお役に立てたようでよかったです。
最近言われることがふえてきましたが、何かを強く貶すような内容はよく読むと別の何かを売りつける内容っていうパターンが多いですね。

この話、たしか原典は米国の自然食品関連の本のようで、それを誰かが日本に持ち込んだようですね。この記事でも原文確認したいけど無理だったとちらっと書いてありますが。類似の本は結構あるようです。日本も海外も。

一度信じたことはなかなか覆すの難しいもので、ツイッターでもよく「マーガリン プラスチックで検索して」なんて書かれてますが、それで検索するとこの記事は上位に来るのですがあまり言及されてませんw
この辺は私自身も経験もあるのでわかりますが、ちっちゃくてもくさびになればなぁと思います。

URL | たか #-
2013/11/15 00:04 * edit *

マーガリンはプラスチックと同じ成分だから食べない方がいい!という話を知人から聞き、どういうこと?と検索してここに来ました。

どういう理由でそのような話が広がったのか理解できました。
ありがとうございます。

URL | やっぱ #-
2014/12/22 15:14 * edit *

Re: タイトルなし

お役に立てたなら幸いです。コメントありがとうございました。

URL | たか #-
2014/12/26 10:10 * edit *

おれのおじいさんはマーガリンずっと食べてたけど94歳まで生きたよ

URL | おれ #-
2017/02/09 12:57 * edit *

普段、記事には全くコメントとかしないのですが、1から10まで詳しくわかりやすく説明されててとても感動しました。トランス脂肪酸について、検索してもみんな似たようなブログばっかだったので。

私のような学が無い人間でも、ざっくり理解する事ができ、とても感謝しています。ありがとうございます(^^)

URL | 雑司が谷 #-
2019/02/25 21:14 * edit *

トランス脂肪酸について授業で教えてるものです。ものすごくわかりやすく納得できる箇所ばかりでした。未だに「マーガリンてプラスチックなんですか?」とか「ラード食べるとガンになるんですよね?」とか訳のわからない情報をどこかから仕入れて来る学生たちに、いかに丁寧に説明してわかってもらうか、が私の仕事なので、大変大変参考になりました。ありがとうございます。基本的にマーガリンプラスチック説を唱えている人は科学に基づいてそういった話をされている訳ではないようなので、こちらの内容を参考に学生たちにも丁寧に説明をしてあげたいと思います。

URL | muyuan #-
2020/11/25 09:46 * edit *

読んでいておもしろいです

初めまして。
食べ物のシリアルにmetalic ironが入っているという記事から、ここにたどり着きました。日本語がまぁまぁ理解できるのできる者です。ここの内容が全て理解できた訳ではないのですけど、日本人の方のコメントみていると内容がレベル高くて読んでいてとっても面白いと思いました。感動してついコメントしてしまいました。

元々、ドイツが昔戦争の時の食料として腐らないものを作ったのがマーガリンだと聞いたことがあります。ドイツ兵の食べ物だったとか。
結局、良いのか悪いのか私にはわかりませんが、虫(あり)も寄り付かないものはやめておこうかなと長いこと食べていません。体に良さそうではないとは思いましたが、プラスチックではないと知れたのは良かったです!

URL | Lilly #-
2022/01/06 09:58 * edit *

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はてなキーワードの「トランス脂肪酸」が余りにもアレだったので色々知恵を貸して貰って編集したっていう。おかげで色々見られました。 トランス脂肪酸とは - はてなキーワード 元々はこんなん。 トランス脂肪酸@20071209092407 - はてなキーワード クローン病、アレルギー

neko73のつめとぎ
2011/01/04 16:47
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