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内発的動機づけとは、好奇心や関心など自分自身の内からなる動機づけです。
内発的動機づけには3つの構成要素があります。
自律性, 熟達, 目的に関する詳細は以下にまとめてあります。
empowerment-engineering.hatenablog.comempowerment-engineering.hatenablog.comempowerment-engineering.hatenablog.com
外発的動機づけとは、お金や物など外からの報酬からなる動機づけです。
empowerment-engineering.hatenablog.com

普段、勉強が億劫なタイプの人がゲームに没頭するケースを考えてみます。
ゲーム攻略のための情報を調べ、イベントのために時間通りに行動し、粛々とレベルを上げます。
一方勉強や仕事になると、勉強のための資料を読めず、授業に遅刻し、全く自習できません。
やっている内容はゲームも勉強も似ているように見えますが、
この人にとって勉強は内発的な動機を伴わずいやいややるものです。
逆にゲームはレベルを上げたい。新たなステージに進みたい。ゲーム仲間と楽しみたい。
そんな内発的動機を伴って行うものです。
なるほど、ゲームには内発的動機づけの3要素がそろっています。
逆に、この人にとって仕事がゲームのような面白さをもてば・・・
・・・・
実はこれは私自身に大きく当てはまっている内容なのです。
ブラックなシステム開発企業勤めに疲れ果てた私はしばらく仕事に力を入れることから逃避し、
格闘ゲームに没頭していました。
一緒にゲーセンにいった職場の後輩に
「てぃーびーさん、ゲームをやっているときは仕事では見たことがないような生き生きした表情 をしてますね。
それに仕事ではみたことがないようなキレッキレの動きッス! 」
と言われる始末でした。

ゲームに没頭し、ブラック企業で働いている頃の働きぶりと比べると明らかにゲームの上達の方が
顕著な伸びを示していました。
また、自分が上達すると自然とゲーム仲間も増えていきました。
私は「戦略を練ったり、コンボを発見したりすることで誰も見たことがないようなムーブメントをすることで相手をサプライズさせる」
という部分に一番モチベーションを見出していました。
しかし、ゲームがバージョンアップや方向性の変更を重ねた結果、戦略面での新たな発見がほとんどでなくなってしまいました。
やる気を失った私は、格ゲーを引退 し、あいた時間をプログラミングの学習に使うことになります。
すると「戦略やコンボを追求する」ような気持ちでプログラミングの学習と向き合ってみると、
尽きることのない無限の楽しみが眠っている世界 であることに気づきました。
それからはプログラムの学習に没頭し、その成果が仕事の役に立つことで仕事自体もどんどん
楽しくなってきました。
そうこうしているうちに、裁量を与えられ自律して行動できる職場 に転職することになりました。
そしては今は自分の仕事を自分で考え、日々新たな課題・技術に取り組み、仕事を楽しむことができるようになりました。
今、私は内発的動機づけに基づいて仕事をしているのでしょう。
元々私はプログラミングをはじめた当初はモチベーション高く自発的に学習をして仕事を楽しんでいました。
ブラックな環境はそういった人間のモチベーションを奪い、好きなことを嫌いなものに変え、無気力な人間に変える特効薬である、
ということができそうです。
リンク先の書籍を参考にしています。
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