ネット証券各社の日本株取引用のスマホアプリは、どんどん進化を続けている。いつでもどこでもパソコンと同じように株の取引ができるのはもちろん、スマホは外出先や自宅でも持ち歩くデバイスだけに、必要な投資情報をスピーディに収集できるツールとしても非常に便利だ。ただ、各社のアプリによって機能や使い勝手は異なるので、どのアプリを使えばいいのか、特に株初心者には判断が難しいだろう。
そこで今回は、主なネット証券8社(SBI証券、楽天証券、松井証券、三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)、マネックス証券、GMOクリック証券、DMM.com証券「DMM株」、岡三オンライン)が提供する日本株アプリ9種類について、筆者が実際に使用してチェック。「注文機能のバリエーション」や「投資情報の充実度」「銘柄の分析機能」「チャート機能」などの各ポイントごとに徹底比較を行った。
筆者個人の評価なので人によっては「自分はこっちのアプリの方が使いやすい」という意見を持つ人もいるとは思うが、証券会社のアプリをあまり触ったことがない投資初心者の人には参考になるだろう。
ネット証券8社のスマホ株アプリ9種類を徹底比較 |
◆SBI証券アプリ(SBI証券) | ||||
◆ iSPEED for iPhone/Android(楽天証券) | ||||
◆松井証券 日本株アプリ(松井証券) | ||||
◆GMOクリック 株(GMOクリック証券) | ||||
◆DMM株[ノーマルモード](DMM.com証券) | ||||
◆ 三菱UFJ eスマート証券 アプリ(三菱UFJ eスマート証券) | ||||
◆マネックス証券アプリ(マネックス証券) | ||||
◆マネックストレーダー株式 スマートフォン(マネックス証券) | ||||
◆岡三 カブスマホ(岡三オンライン) | ||||
各アプリの概要を紹介したところで、次に「注文機能」「通知・アラート機能」「銘柄分析」など、基本的な機能ごとに各アプリを比較した。特に自分がアプリ選びの際にこだわりたいポイントがある人は、そこを重点的にチェックしよう。
株を売買する際に利用できる注文方法のバリエーションもアプリ選びのポイント。まずチェックしたいのは「特殊注文」の種類だ。
特殊注文は「価格が○円になったら発注する」などを事前に設定しておく注文方法で「自動売買」とも呼ばれている。主な特殊注文としては、「逆指値」や「逆指値+指値(OCO)」「約定したら反対売買の自動発注(IFDONE、IFDONE+OCO)」などが挙げられる。
その他の特殊注文として「iSPEED(楽天証券)」や「三菱UFJ eスマート証券 アプリ」や「マネックス証券アプリ」では「銘柄Aが売れたら銘柄Bの買いを発注」といった銘柄を乗り換える注文が設定可能だ。
また、ネット証券で利用できる特殊注文のなかで、もっとも進化しているもののひとつが「iSPEED(楽天証券)」に搭載されている「アルゴ注文」だ。「アルゴ注文」では、1つの注文を少しずつ小分けにして注文の全体数を他の投資家に見せない「アイスバーグ注文」や、日時・株価を条件にして指定したタイミングで注文できる「リザーブ注文」など、6種類の特殊注文が利用できる。常時、マーケットに貼りついているデイトレーダーから、日中は仕事で株価を見られないサラリーマン投資家まで、多くの投資家にとって利用価値のある機能と言える。
さらに「板注文」「チャート入力注文」「スピード注文」などの「注文の出し方」のバリエーションもアプリによって異なっている。
「板注文」は、売買の気配値が表示された板情報をクリックして素早く発注する注文の出し方。確認画面の省略や暗証番号の保存などの設定をしておけば1〜2タップ程度で発注できるため、コンマ何秒を争うデイトレーダーには欠かせない機能と言えるだろう。
「スピード注文」は、売り気配と買い気配の2つの価格(最良気配)だけ表示され、こちらも少ないタップ数で高速発注が可能だ。アプリによっては「2WAY注文」などとも呼ばれるケースもある。ちなみに「SBI証券 株アプリ」や「DMM株(ノーマルモード)」の「スピード注文」画面では、下の画像のように気配値と併せてチャートも表示され、「どの価格で発注するべき」か瞬間的に判断しやすくなっている。
各アプリで利用できる主な注文方法について下の表にまとめたので、利用したい注文方法が利用できるアプリをチェックしてみよう。
株式投資をするうえで銘柄の登録と情報チェックは非常に重要だが、銘柄を何社登録できるのか、また登録銘柄の情報をどれだけスムーズにチェックできるのかは、アプリの機能次第。そこで、各アプリの「登録銘柄(お気に入り)機能」の充実度、と、登録銘柄の情報チェックのしやすさを左右する「表示方法」を比較してみた。
例えば「SBI証券 株アプリ」や「iSPEED(楽天証券)」「松井証券 日本株アプリ」「マネックストレーダー株式 スマートフォン」では、登録銘柄を一覧表示する「株価ボード」の機能が多彩で、「チャート」や「パネル」など表示方法を変更できる。さらに「SBI証券 株アプリ」の場合、いったん表示させた詳細情報(チャート、四季報、銘柄分析など)の項目が記憶され、登録銘柄リストに戻って別銘柄を表示する際にも同種の情報が表示される。そのため、複数銘柄の業績を連続チェックしたい、といった場合に非常に便利だ。
その他、「マネックストレーダー株式 スマートフォン」の「銘柄ザッピング」や、「GMOクリック 株」の「ブラウジングモード」も、複数銘柄を短時間でチェックしたい際にサポートしてくれる便利な機能となっている。
自分からアプリを開かなくても、アプリのほうから情報を教えてくれる「通知・アラート機能」は便利な機能だ。特に、数多くの銘柄をチェックしたい人にとって、投資チャンスを逃さずに教えてくれる「通知・アラート機能」は重要だろう。
以前は非常にシンプルな機能しかなかったが、最近のアプリの「通知・アラート機能」は非常に進化。登録銘柄や保有銘柄に関連するニュースや決算情報が出たら、自分で情報を読み込みに行かなくてもプッシュ通知で教えてくれたり、関連情報を1つの画面にまとめたりするアプリが登場している。
主要アプリの「通知・アラート機能」は以下の通りだ。
例えば、「SBI証券 株アプリ」では、個別銘柄の企業情報の通知設定が可能で、「優待・配当権利付き最終日」や「決算予定日の5日前通知」といった実践的な情報を自動的に通知してくれる。同様に「iSPEED(楽天証券)」も個別銘柄に関するニュースの通知設定ができる。
アプリの「通知・アラート機能」のなかでも、一歩進んでいるのが「三菱UFJ eスマート証券 アプリ」の「タイムライン」だろう。カスタマイズ性に優れており、決算情報やコンセンサス情報、ストップ高安、年初来高値、経済指標など、あらかじめ設定した自分の見たい情報だけをタイムライン形式でまとめて表示してくれる。
また、登録銘柄の情報をホーム画面にメッセージとして表示させる「GMOクリック 株」の「おまかせ通知」も便利。登録銘柄のウォッチリストでは、ニュースが出たとき、その更新時間が24時間以内なら「黄色」、1週間以内なら「青色」、PDF情報なら「赤色」のマークが表示されるので、すばやくニュースに気づくことができる。
次に、銘柄探しや銘柄分析に役立つ機能として、「経済指標」や「ランキング」「スクリーニング」などの機能をチェックしてみよう。
■投資情報ツール(1)「経済指標」「ランキング」「スクリーニング」など | |||||
(証券会社名) | |||||
SBI証券 株アプリ (SBI証券) | (業種別2、SBI証券内4) | ||||
iSPEED for iPhone/Android (楽天証券) | (楽天証券内:国内株9、米国株13) | ||||
松井証券 日本株アプリ (松井証券) | |||||
GMOクリック 株 (GMOクリック証券) | (+CFD6種類) | ||||
DMM株[ノーマルモード] (DMM.com証券) | (+CFD7種) | ||||
三菱UFJ eスマート証券 アプリ (三菱UFJ eスマート証券) | |||||
マネックス証券アプリ (マネックス証券) | (国債含む) | (コモディティ、外国債券含む) | |||
マネックストレーダー株式 スマートフォン(マネックス証券) | |||||
岡三 カブスマホ (岡三オンライン) |
利用できる経済指標の数を見ると「iSPEED(楽天証券)」や「DMM株(ノーマルモード)」が多い。これは、両アプリが日本株以外に米国株なども扱っているためで、米国関連の指標のほか、原油、金といった商品先物(コモディティ)も充実している。また「マネックス証券アプリ」は日本株専用のアプリだが、こちらも経済指標が充実している。
アプリのランキング機能を比較すると「岡三 カブスマホ」が92種類と飛び抜けて多く、「連続陽線日数」といったテクニカル項目から「配当」「PER」といったファンダメンタルズ項目まで、さまざまなランキングを見ることができる。使い勝手としては、ただの「ランキング機能」ではなく、銘柄の「スクリーニング機能」に近いと考えてもいいだろう。
なお「ランキング」の種類としては、「5分前からの価格急騰ランキング」や「出来高急増ランキング」など、短期売買の銘柄探しに役立つランキングが充実したアプリがおすすめだ。こうしたランキングは、「岡三 カブスマホ」のほか、「SBI証券 株アプリ」「松井証券 日本株アプリ」「マネックストレーダー株式 スマートフォン」「DMM株(ノーマルモード)」で提供されている。
「スクリーニング機能」に関しても、最近のアプリはかなり進化している。例えば、株主優待投資をするなら、単に優待銘柄をスクリーニングするだけでなく、「つなぎ売り」をするための「一般信用取引の可否」で銘柄を絞込めるアプリが便利だ。この機能は「SBI証券 株アプリ」「iSPEED(楽天証券)」「松井証券 日本株アプリ」「三菱UFJ eスマート証券 アプリ」「GMOクリック 株」で利用できる。さらに「SBI証券 株アプリ」や「iSPEED(楽天証券)」「松井証券 日本株アプリ」の「優待検索」では、一般信用取引(無期限、短期)で「在庫あり」の銘柄を絞り込めるので、つなぎ売りを使った“優待取り”をする際に役立つだろう。
また「三菱UFJ eスマート証券 アプリ」のスクリーニング機能は、日本株と米国株、投資信託を横断し、一度で同時に検索ができる点がユニーク。例えば「高配当」というキーワードで検索すれば、日本株だけではなく、米国のETFや投資信託など、さまざまな高配当銘柄を一発で絞り込むことができる。
「決算の評価」や「レーティング」で銘柄を検索できるアプリも使い勝手が高い。例えば「DMM株(ノーマルモード)」の「決算検索」なら、「直近の決算日」と「評価の★の数(5段階評価)」から銘柄を絞り込むことが可能だ。
また「マネックス証券アプリ」や「iSPEED(楽天証券)」では、「レーティング」などのアナリスト評価を絞り込み条件に追加できるのがメリット。さらに「マネックス証券アプリ」は、「過去10年間の業績」や「直近の四半期業績」などで銘柄を絞り込める「銘柄スカウター」のページへリンクから直接飛ぶことができる。「10年スクリーニング」はマネックス証券ならではのユニークな機能なので、ぜひ一度使ってみよう。
アプリを選ぶときは、銘柄分析や決算情報がどれだけ充実しているかも重要な要素だ。多くのアプリでは、一般的な「会社四季報」に加え、投資情報会社の情報サービスを提供している。
「SBI証券 株アプリ」や「iSPEED(楽天証券)」では、投資情報会社・アイフィスジャパンのデータが提供されている。同社の投資情報は、業績の進捗率やアナリスト予想、目標株価、レーティング情報など、グラフを多用したり、アナリスト評価をお天気マークで表示したりなど、株初心者でもわかりやすいよう工夫がされているのが特長だ。
投資情報会社のデータはすべての中小型株をカバーできていないケースも多いが、「松井証券 日本株アプリ」や「DMM株(ノーマルモード)」で読める「ビジュアル決算」は、AI技術を活用することで、すべての企業の決算分析情報を発表直後に配信。また「三菱UFJ eスマート証券 アプリ」で読める自動決算分析レポート「xenoFlash(ゼノ・フラッシュ) for kabu.com」も、新興市場の中小型株を含めてスピーディな決算分析レポートを提供している。
会社四季報の情報は多くのアプリで読むことができるが、利用できる情報の範囲についてはアプリによって違いがある。例えば、雑誌版の『会社四季報』の掲載内容を発売前に先取りして配信する「四季報先取り」は、通常は有料会員向けに配信されているものだが、「SBI証券 株アプリ」や「マネックス証券アプリ」では無料で読むことができる。
また「iSPEED(楽天証券)」では「日経テレコン(楽天証券版)」が利用できるのが大きなメリット。「日経テレコン(楽天証券版)」は、日本経済新聞の朝刊と夕刊のほか、日経産業新聞、日経MJなどの過去3日分の閲覧や、過去1年分の新聞記事検索などが利用可能。他社にないお得なコンテンツと言える。
【※関連記事はこちら!】
⇒「日経テレコン」「会社四季報」が閲覧できる証券会社を解説! 利用料0円ながら、紙媒体では読めない独自記事や先行情報を掲載し、記事の検索機能も充実
また、「SBI証券投資情報メディア」や楽天証券の「トウシル」、松井証券の「マネーサテライト」、マネックス証券の「マネクリ」など、証券会社が独自に提供しているコンテンツも魅力的なものが多い。新NISAなどの新しい知識や情報を学んだり、好きなアナリストの情報を追跡するなど、投資のネタを仕入れるのに役立つはずだ。
株式投資では、銘柄分析から投資タイミングの決定までチャートは非常に重要な役割を果たすが、スマホはパソコンに比べると画面が小さいため、どうしてもチャートが見にくいのが欠点。そこを補うため、各アプリの「チャート機能」にはさまざまな機能や工夫が詰まっている。
画面を横に倒してチャートを横長で見る「横画面表示」や、日中足、日足、週足、月足を1つの画面に表示する「4分割表示」、全画面にチャートを表示する「全画面表示」、そして利用できるテクニカル指標の数とトレンドラインの描画機能といった各アプリの「チャート機能」は、下記の表にまとめた通りだ。
上の表でまとめたように、多くのアプリがトレンドラインの描画に対応している。なかには、画面上のタップした付近を拡大表示して正確に描画できる機能(「SBI証券 株アプリ」「マネックストレーダー株式 スマートフォン」)や、「3分割ライン」「フィボナッチ」などの特殊なラインを描画できるアプリ(「SBI証券 株アプリ」「iSPEED(楽天証券)」「GMOクリック 株」)もあるので、よりマニアックなチャート分析をしたい人におすすめだ。
各アプリのチャート画面は以下の通り。チャート画面の見やすさは人によって異なるので、自分にとって「わかりやすい画面」を見つけ出す参考にしてほしい。
■SBI証券 株アプリ ![]() 拡大画像表示 | ■iSPEED(楽天証券) ![]() 拡大画像表示 |
■松井証券 日本株アプリ ![]() 拡大画像表示 | ■GMOクリック 株 ![]() 拡大画像表示 |
■DMM株(ノーマルモード) ![]() 拡大画像表示 | ■三菱UFJ eスマート証券 アプリ ![]() 拡大画像表示 |
■マネックス証券アプリ ![]() 拡大画像表示 | ■マネックストレーダー株式 スマートフォン ![]() 拡大画像表示 |
■岡三 カブスマホ ![]() 拡大画像表示 |
ひと口に株式投資といっても、最も一般的な1単元(100株)単位で株を売買するだけではなく、1株=数百円という少額から株が買える「単元未満株」や、損をするリスクが少なく大きなリターンが期待できる「IPO(新規上場銘柄)」など、さまざまな投資方法がある。また、株を売買する際、PTS(私設取引システム)を利用する「SOR注文(=Smart Order Routing:複数取引所から最良価格を自動選択する注文方法)」ができる証券会社だと、通常よりもお得な価格で約定できるチャンスがある。
こういった取引サービスの対応状況は、基本的に証券会社の対応に準じる形となっているが、同じ証券会社でもアプリによって微妙に異なっている。各アプリの対応状況は、以下の通りだ。
■アプリから注文できる「日本株の取引サービス」 | |||||
(証券会社名) | |||||
SBI証券 株アプリ (SBI証券) | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
iSPEED for iPhone/Android (楽天証券) | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ✕ |
松井証券 日本株アプリ (松井証券) | ✕ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
GMOクリック 株 (GMOクリック証券) | ✕ | ◯ | ◯ | ◯ | ✕ |
DMM株[ノーマルモード] (DMM.com証券) | ✕ | ✕ | ✕ | ◯ | ◯ |
三菱UFJ eスマート証券 アプリ (三菱UFJ eスマート証券) | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ✕ |
マネックス証券アプリ (マネックス証券) | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
マネックストレーダー株式 スマートフォン(マネックス証券) | ✕ | ◯ | ◯ | ◯ | ✕ |
岡三 カブスマホ (岡三オンライン) | ✕ | ✕ | ✕ | ◯ | ✕ |
今回、主要ネット証券の株アプリを比較してわかったのは、数年前と比べ、どの証券会社のアプリともかなり進歩しているということ。そのなかで、現在、進化途上にあると感じたのが「資産管理」に関する機能だ。
従来のアプリの資産管理は、保有証券や建玉の評価損益などをチェックする機能が主だったが、2023年にリリースされた「三菱UFJ eスマート証券 アプリ」や「マネックス証券アプリ」では、資産配分や投資成績・資産の推移を、見やすいグラフで確認できるポートフォリオ機能に力が入れられている。さらに「マネックス証券アプリ」では、現在のポートフォリオを診断し、分散投資のアドバイスまでしてくれる。
さらに、取引用のアプリとは別に、資産全体を把握し、管理するためのツールを提供している証券会社もある。例えば、SBI証券の「My 資産」では、保有資産のポートフォリオ管理が行える。また、楽天証券の「iGrow」も楽天銀行、楽天ポイントを含めた全資産の管理ができるアプリだ。その他、今回取り上げた証券会社ではないが、保有資産のデータ連携によって他の金融機関を含めた資産全体のポートフォリオや推移まで一元管理できるアプリも登場している。
従来型のネット証券アプリは、個別銘柄の株価の上げ下げを見る短期トレードが中心だったが、今後はポートフォリオで資産全体を把握しながら取引を行う、長期視点に立った投資をサポートする機能もより進化していくだろう。
ザイ・オンラインでは、今後もアプリの機能向上や新アプリが登場するたびに記事をアップデートしていく予定なので、最新のアプリ情報を知りたい人はぜひチェックしてほしい。
以上、主要ネット証券の株アプリを機能ごとに比較・検証してきたが、ここまで紹介した内容を比較しやすいように1枚の表にまとめてみた。わかりやすいように、一定以上のスペックを持っている項目は赤地にしてある。
総合的な評価については、上の表の赤地の項目の数や筆者が実際に使用したうえでの実感を踏まえると、以下のアプリが高評価となった。
・SBI証券「SBI証券アプリ」
・楽天証券「iSPEED」
・松井証券「松井証券 日本株アプリ
ただ、アプリの使い勝手の良し悪しは人によってかなり異なり、ユーザーインターフェイスの好みもさまざま。また、必要な機能も十人十色で、「日経新聞を読むために楽天証券の『iSPEED』は必須」という人もいれば「短期売買がメインなので、板発注機能は絶対にほしい」という人もいるだろう。やはり、株アプリは実際に使ってみないとわからない部分が多いのが実情だ。
【※関連記事はこちら!】
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そこでおすすめしたいのは、現状使用中の証券会社はそのままに、他のアプリも試してみること。例えば「iSPEED(楽天証券)」や「DMM株(ノーマルモード)」は口座がなくても気軽に利用できる(口座未開設の場合は機能制限あり)。それ以外の証券会社のアプリは口座開設が利用の条件になるが、口座開設は無料だし、各アプリとも利用料はかからない。気になるアプリがあれば、ぜひ気軽に試してみてはどうだろうか。
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2023年10月に新取引ツール「NEOTRADER」が登場。PC版は板情報を利用した高速発注や特殊注文、多彩な気配情報、チャート表示などオールインワンの高機能ツールに仕上がっている。また「NEOTRADER」のスマホアプリ版もリリースされた。 | ||||||
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