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東京奇譚集
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東京奇譚集

(読書)
【とうきょうきたんしゅう】

村上春樹 著 文芸誌『新潮』において2005年3月号から4回に亘って掲載された連作短篇集。
 

  1. 「偶然の旅人」(新潮3月号掲載)
  2. 「ハナレイ・ベイ」(新潮4月号掲載)
  3. 「どこであれそれが見つかりそうな場所で」(新潮5月号掲載)
  4. 「日々移動する腎臓のかたちをした石」(新潮6月号掲載)
  5. 「品川猿」(書き下ろし)


※2005年9月、これら4篇に書き下ろし短篇「品川猿」を加えた単行本『東京奇譚集』が新潮社より刊行された。

東京奇譚集

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ちょっとあんまりじゃないの  |ハナレイ・ベイ 『東京奇譚集』

UnsplashのAnna Stampfliが撮影した写真 今日も「ハナレイ・ベイ」の話をもう少し。 昨日の記事はこちらからままならない物語 |ハナレイ・ベイ 『東京奇譚集』 - たこイカそら豆ブログ 私がこの物語のなかで一番心を揺さぶられる言葉について書いてみる。それは、殆ど感情を表に出すことのない主人公サチの言葉。“どう考えても不公平“としか思えない事態に出くわした彼女が、抑えきれずにもらした本音。 できることならその肩を思いきり揺すって起こし、大声で問いただしてみたかった。ねえ、どうしてなの? そういうのってちょっとあんまりじゃないの、と。 作中、サチがこの言葉を口に出して言うことはない…

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ままならない物語 |ハナレイ・ベイ 『東京奇譚集』 

UnsplashのRyan Loughlinが撮影した写真 あらすじ・感想 『東京奇譚集』は村上春樹による5つの短編からなる短編集。奇譚集というだけあって、どれも不思議な話。でもおどろおどろしくはない。 そこに描かれているのは、日常の中にひっそりと紛れ込んだ“不思議な出来事”とその出来事があぶりだす、自らの影や忘れ得ぬ縁のようなものかもしれない。 作者の語り ハナレイ・ベイ 作者の語り 最初の作品は『偶然の旅人』。この作品では語り手である作者(村上春樹)が冒頭に顔を見せる。そして次のように語る。 どうして僕がここに顔を出したかというと、過去に僕の身に起こったいくつかの「不思議な出来事」について…

【本】村上春樹『東京奇譚集』

1、作品の概要 『東京奇譚集』は村上春樹の短編小説集。 2005年9月16日に新潮社より単行本が刊行され、2007年12月1日に新潮文庫より文庫化された。 5編の短編小説からなる。 単行本で212ページ。 『新潮』2005年3月号~6月号に4編の短編小説が掲載されて、『品川猿』が書き下ろしで収録された。 単行本のイラストは松永かの。 『ハナレイ・ベイ』が吉田羊主演で2018年に映画化された。 東京の片隅で起こった奇妙な5つの物語。 2、あらすじ ①偶然の旅人 村上春樹が冒頭に語った奇妙な2つの物語。 偶然で終わらせるにはいささか奇妙な物語を、ピアノの調律師の男も持っていた。 毎週火曜日にショッ…

奇譚にふさわしいシュールさ。読み口も村上テイストもライトめ。 |『東京奇譚集』村上春樹

はじめに 村上春樹氏2005年の作品。5篇からなる短篇集。 シュールで微熱的な、得も言われぬ魅力のある作品集だと思います。 「偶然の旅人」が一番良かったかな 一番のお気に入りはやはり、巻頭を飾る「偶然の旅人」。 ゲイの調律師が、オフの日に郊外のショッピングモールにある喫茶店で読書をしていて、とある主婦と出逢い、すんでのところで一線を越えそうに。勢いを殺すべく、その時点でゲイをカミングアウト。そこでより一層深く互いのことを話し、その女性にも不安や悩みがあることを知る。それをきっかけに、ふと、かつて仲がよかった姉を思い出す。 20歳そこそこでゲイのカミングアウトを切っ掛けに、結婚直前であった姉とは…

2024/12/19 村上春樹「東京奇譚集」

東京奇譚集 村上春樹 新潮社 (2005年9月16日発売) 東京奇譚集 作者:村上 春樹 新潮社 Amazon f.2024/12/19 (2024-104)p.2005/9/24 from amazon site 肉親の失踪、理不尽な死別、名前の忘却……。大切なものを突然に奪われた人々が、都会の片隅で迷い込んだのは、偶然と驚きにみちた世界だった。孤独なピアノ調律師の心に兆した微かな光の行方を追う「偶然の旅人」。サーファーの息子を喪くした母の人生を描く「ハナレイ・ベイ」など、見慣れた世界の一瞬の盲点にかき消えたものたちの不可思議な運命を辿る5つの物語。 全5篇のうち、以下の4篇は「新潮」200…

プーランクもいいかなって、これ以上弾かない楽譜を増やすのか?

短編「偶然の旅人」で言及されているフランシス・プーランク プーランクの「エディット・ピアフを讃えて」は人気曲だ 「Les chemins de l'amour(愛の小径)」が現在のお気に入り 輸入楽譜しかなく高いが本当にやるのか? 短編「偶然の旅人」で言及されているフランシス・プーランク 2日続けて村上春樹の短編「東京奇譚集」に言及したが、きょうはその最終編(たぶん)。 きょうは「東京奇譚集」に収められている最初の短編「偶然の旅人」について。 「ハナレイ・ベイ」を再読するついでに、こちらも再読してしまったのだが、最初に読んだときにまるですっ飛ばした、というか印象に残らなかった箇所があることに気…

ピアノ学習者として忘れたくない短編「ハナレイ・ベイ」の名フレーズ

「東京奇譚集」村上春樹 新潮文庫 映画「ハナレイ・ベイ」はYouTubeで無料で観た ありそうもない物語でいそうにない?ピアニスト 「ハナレイ・ベイ」のなかのピアノ関連名フレーズ 映画「ハナレイ・ベイ」はYouTubeで無料で観た きのう、村上春樹氏の短編「ハナレイ・ベイ」の映画版についてブログ記事に書くときに、ついでに小説のほうも再読してしまった。 あ、それからきのうの記事で書くのを忘れたが、映画の「ハナレイ・ベイ」は全編がYouTubeにアップされていた。 えーっ こんなのいいのか? 許されるのか? と疑問だったけれど、タダで観られるお得感の誘惑には勝てず、「面白くない、もうスキップしよう…

村上春樹の原作とはずいぶん違うね、映画「ハナレイ・ベイ」

村上春樹原作の映画「ハナレイ・ベイ」 私の村上春樹短編ベスト3 村上春樹の短編、「ハナレイ・ベイ」は「東京奇譚集」のなかに収められている。 そして氏の短編のなかで言うと、私の3番目に好きな短編である。 参考のために、私の村上春樹短編ベスト3は バースディーガール イエスタディ ハナレイ・ベイ あれ、カタカナばっかりだ。でもこれは別に意味があるわけではない。 私が「ハナレイ・ベイ」に興味がある理由 そしてどうしてハナレイ・ベイに興味があるかというと、 主人公のサチが、レッド・ガーラントでもビル・エヴァンスでもウィントン・ケリーでも、とにかく何でもコピーできてしまうジャズピアニストであること。 一…

「ハナレイ・ベイ」所収『東京奇譚集』ネタバレ有り読書感想。乱歩的タイトルだけど、村上春樹的都会的奇譚集!!

村上春樹の短編集が好きで、何冊かこのブログでも感想文書いてみたんですけど、今回も村上春樹の短編集です。今回はこちら、「東京奇譚集」。これはですねー、タイトルで買ったところもありますね。もちろん、村上春樹の短編というのは大きいのですが。「奇譚」って、なんかいいですよね。どことなく乱歩っぽい雰囲気があって。そこに加えて「東京」ですよ。これはまさに乱歩だろいう、って。もちろん、村上春樹に乱歩っぽいケレン味とかは全く期待してないのですが、でもやはりこのタイトルは買ってしまいますねー。しかも結構、粒ぞろいの短編集だったと思います。 映画「ハナレイ・ベイ」予告編 偶然の旅人 ハナレイ・ベイ どこであれそれ…


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