名作SFと名高い、アーシュラ・K・ル・グィンの「闇の左手」に挑戦。架空世界の固有名詞の洪水に溺れながら、眠気と戦いながら、何とか読み終えたという感じであった・・・でも読み終わってみると再読したくなる、余韻と奥行きを感じさせる作品であった。 ※決定的なネタバレはしませんが、内容には触れるので未読の方はご注意ください。 このブログでル・グィンの作品について書くのは初めてだが、これまで「所有せざる人々」と「ゲド戦記」シリーズ全6巻を読んでいる。あ、あと短編集の「風の十二方位」は全部読み切れないまま、図書館期限が来て返却してしまったことがあったかな。あと絵本の「空飛び猫」も読んだか。これは村上春樹さん…