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午後四時、下北の某カフェでANGEL'S EGG 総帥E-JIMAさんと「Journalized」発売一周年記念&お疲れ様ミーティング。この一年の収支に関するシビアな(笑)数字の報告をしてもらい、これからの展開について相談。そのうち話題は三十代オトコの人生相談大会、および昨今のレコード屋事情(シスコ心斎橋店クローズのニュースをちょうど今日知ったばかりで、これには少なからずショックを受けました)にシフト。音楽好きのひとりとして、また音楽配達人の端くれとして、ああだこうだ言い訳したり、他人や時代の所為ばかりにせず、やるべきことはまだまだあるし、そういうチャレンジもまた、ひとつのエンターテイメントとして、きちんとやっとくべきではないか(プロレスラーが総合格闘技に打って出るようなつもりで、と、クチに出した気もします)という、幾分やけくそに思えなくもないのですが、少なくとも現状考え得る、もっともシンプルで前向きな結論に至り、うなづきあい、握手をし、力強いハグをしたのち(心の中で)E-JIMAさんと別れました。
そして次の仕事へ。駅までの道すがら何本かの電話に対応しつつ、小田急線に飛び乗り(ほんとに飛び込んだ。運良くそこは線路ではなく、車両の中でしたが)大都市へ電車は行く。着いたのはモチロン新宿ステーション。地下街を抜け、歌舞伎町にある菊地成孔大先生の作業場へダッシュ(後脛骨筋を充分に収縮し、新宿駅の改札口から駆け出した直後、今まさに下北へ戻らんとするマイメン小田島等画伯とバッタリ会うというミラクルも。もちろんハグ。心の中で)。
菊地さんに逢うのは実に五年ぶり。マニュエラ(レコ屋です)で店長をやってた頃(十年ちょっと前)、菊地さんが店の近所に住んでたこともあり、ほぼ毎日のように会ってた時期がありまして(前にも書いたかな)、今日に至るまで客観的に見ればけっこうなブランクなのですが、実際にはその頃の続きというか、先週会ったばかりのような気分(少なくとも、ぼくは)。打合せは短時間で終了。というか、ほとんどの時間は同行してた代理店のI女史と菊地さんのミシュラン談義に裂かれた気もしますけど、それはさておき。
打合せ終了後、そのまま菊地さんとタクシーに乗り込み、水道橋の後楽園ホールへと向かいました。現地で待機していた大久保☆浩一さん(スーパーデザイナー)と合流、三人で「ハッスルハウス」を観戦。北側スタンドの前から数列目という素晴らしい席(TV中継でバッチリ抜かれてるはず)。試合内容がどうこう抜きで、サップや曙、ノートンのような、とにかくHUGEなレスラーを至近距離で見ると、いつ何時でも得した気分になれるのはナゼなんだろう、とか考えてるウチに終了。九時過ぎにはホールを出て、三人で水道橋駅前の「村さ来」(!)へ。さっきまでミシュランの話してたのに・・・。
それにしても。ひと昔前、水道橋周辺の居酒屋といえば、口から泡とか、お通しの枝豆とか、おぼろ豆腐を飛ばしながら、たったいま見てきたばかりの興業について、暑苦しく語り合うプヲタ(蛇足ながら、プロレスオタクの略です)で溢れてたもんですが、グルっと見まわした限り、そういう人たちって今は一組もいないのね。もう、そういうところからして、ジャンルが熱を失ってることを感じるし、それ以上に思うのは、条件反射的に居酒屋・・・たとえそれが「村さ来」だったとしても(笑)、躊躇無く入ってしまえる我々が、いかに古いタイプのプロレス/格闘技ファンかという証明。
花園神社の酉の市を覗きに行くという菊地さんがひと足先に帰り、残った大久保ちゃんとぼくも十一時くらいで退散。外に出てみれば、夜風で耳たぶが痛くなるような、今年一番の寒さ。さあ、ウチに帰ろう。

<写真左>凄い"間"でコーナーポスト上に制止するサスケ。この瞬間、横に並んだミズモト、菊地、大久保の三人が同時にカバンからデジカメを取り出した。
<写真中>凄い姿勢でサップにクロウされたRGさん。
<写真右>アキラとナルヨシ。

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