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世界の終りとハ-ドボイルド・ワンダ-ランド (上巻) (新潮文庫 む 5-4) 文庫 – 1988/10/1
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (1988/10/1)
- 発売日 : 1988/10/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 397ページ
- ISBN-10 : 4101001340
- ISBN-13 : 978-4101001340
- Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 908,331位 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について

1949(昭和24)年、京都府生れ。早稲田大学文学部卒業。
1979年、『風の歌を聴け』でデビュー、群像新人文学賞受賞。主著に『羊をめぐる冒険』(野間文芸新人賞)、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(谷崎潤一郎賞受賞)、『ねじまき鳥クロニクル』(読売文学賞)、『ノルウェイの森』、『アンダーグラウンド』、『スプートニクの恋人』、『神の子どもたちはみな踊る』、『海辺のカフカ』、『アフターダーク』など。『レイモンド・カーヴァー全集』、『心臓を貫かれて』、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』、『ロング・グッドバイ』など訳書も多数。
お客様のご意見
お客様はこの小説について、以下のような評価をしています: 読みやすさと世界観の面で高く評価されています。読み始めるとどんどん物語の世界に引き込まれてしまうという声が多くあります。リアルな世界観や村上春樹ワールドにどっぷりつかれる作品だと感じています。また、文体の運びが秀逸で、先へ先へと読み進めてしまいがちですが、注意深く慎重に読むことで様々な発見があると好評です。 文学性については、深い文学性が感じられると評価されており、日本文学の金字塔の一つとして挙げられているようです。 内容面では、奇数章と偶数章で別個の物語が交互に描かれ、読者を惹きつける要素が多くあるようです。
お客様はこの小説について、読んでいて面白いと評価しています。絵本のように楽しく読める一方で、スッキリした読後感を求める人には向かないようです。また、村上春樹にとって最も重要なテーマが表現されているため、大長編でありながら楽に読み終わってしまうという意見もあります。
"...冒険小説風の〝動〟の【ハードボイルド・ワンダーランド】のパートのほうが、読んでいて面白いかな。〈太った娘〉のキャラが魅力的ですね。ただ、主人公の〈私〉がセックスとかぺニスの勃起とかに何度か言及するくだりは、「おいおい、またかよ」てな感じで、私は馴染めませんでした。..."もっと読む
"...実際うかつなもので、広く読まれている村上春樹だから周囲に影響があっても不思議じゃない。 が、そうした興味本位を抜きにしてもこれは面白かった。 ただ、本書が日本人の創作活動に何らかの影響を与えているとすると、..."もっと読む
"...そして、中盤でその詳細が明らかになると、その馬鹿馬鹿しさというかSFとしての緩さに嫌気がさしてきます。しかし、それを我慢して読み続けると、流石に物語をダイナミックに展開させる力量は相当なもので、なかなか読ませる作品だなと感じるに至りました。ただ、主人公の最後の決断は、ちょっと解せませんでした。..."もっと読む
"面白くて、しかも深い文学。その意味で、村上春樹の最高傑作と言われる小説です。 奇数章と偶数章で別個の物語が交互に描かれます。ひとつは、ハリウッド映画を思わせるハードな展開、近未来的舞台装置、小憎らしいユーモアに満ちた「ハードボイルド・ワンダーランド」での物語。..."もっと読む
お客様はこの小説のストーリーについて高く評価しています。切り口が面白いと感じており、読み始めるとどんどん物語の世界に引き込まれてしまうという声があります。また、奇数章と偶数章で別個の物語が交互に描かれる構成も好評です。ハリウッド映画を思わせるハードな展開や近未来的舞台装置など、多くの魅力的な要素が含まれています。
"...この作品は訳の分からないペーパークリップが散らばってるんだけれど、なんとなく形がわかってきて、どうなるかも分かるのに面白いです。ストーリーが面白いということではなく、文の運びが秀逸。読んでいて脳が喜んでいる感じがします。"もっと読む
"...ということで、適当に買ったのが本作でした。後で調べるとファンのなかでも結構評価が高いようです。 感想ですが、話としては面白いと思います。二つの世界、影、獣など設定が絶妙ですね。..."もっと読む
"二つの交錯するストーリー、そして最後にそれらが結合していくエンディング。圧巻でした。とても印象深い。世の中には、余命が分かってしまった人が気を取り直した後に「どうやって残りの日々を楽しく過ごそう?」と知恵を絞ったり、視力が尽きてしまう人が「何を見ておくべきだろう?」..."もっと読む
"...その意味で、村上春樹の最高傑作と言われる小説です。 奇数章と偶数章で別個の物語が交互に描かれます。ひとつは、ハリウッド映画を思わせるハードな展開、近未来的舞台装置、小憎らしいユーモアに満ちた「ハードボイルド・ワンダーランド」での物語。..."もっと読む
お客様はこの小説の読みやすさを高く評価しています。すぐに読了でき、スッキリした読後感を求める人には向かないとの声があります。一方で、先へ先へと読み進めてしまいがちですが、注意深く慎重に読み進めることで色々な発見があり、続きを読みたいと思わせてくれるという意見もあります。
"新刊「街とその不確かな壁」を読み終えたので、新たに電子書籍で購入し再読。新刊が静であるのに対し、こちらは動というイメージ。読みやすい文体なので、先へ先へと読み進めてしまいがちだが、注意深く慎重に読み進めることで、色々な発見がある。"もっと読む
"...独立した作品なので、村上春樹作品を読んだことのない人でもすぐに理解できる、読みやすい小説です。その上、文学的には「ノルウェイの森」と「海辺のカフカ」を含み込み、「ねじまき鳥クロニクル」と肩を並べる小説と言えるでしょう。村上春樹ってどんなもんかな?という人はこの作品から読んで間違いはありません。..."もっと読む
"村上春樹さんの作品の中で、なぜか未読のままだった。単行本がなくて文庫で購入。読み始めるとどんどん物語の世界に引き込まれてしまい、すぐに読了。みなさんにもお勧めします。"もっと読む
"...しかし、それを我慢して読み続けると、流石に物語をダイナミックに展開させる力量は相当なもので、なかなか読ませる作品だなと感じるに至りました。ただ、主人公の最後の決断は、ちょっと解せませんでした。あのように決断をした理由が納得出来ませんでした。..."もっと読む
お客様はこの小説のリアルな世界観を高く評価しています。村上春樹ワールドにどっぷりつかれると感じており、近未来的舞台装置や小憎らしいユーモアが感じられる点も好評です。また、ハードボイルド・ワンダーランドのような世界を描いているため、病みつきになってしまう読者の良さを反映していると感じているようです。
"...そこがまた楽しい。小説の中に登場する、そういうリアルな世界観にこそ、どうも病みつきになってしまう作者の良さが反映してくるように思われます。また、本作品に限りませんが、村上作品の多くは登場人物が全て「村上春樹」です。..."もっと読む
"...なにげない文章の中に核心に触れる部分があったり、思いもよらない伏線があったり。村上春樹ワールドにどっぷりつかれます。 ぞくっとしたり、手に汗握ったり、涙が込み上げてくるような感情があったり、、本を読んでいるのに、まるで映画を見ているような感覚でした。..."もっと読む
"...奇数章と偶数章で別個の物語が交互に描かれます。ひとつは、ハリウッド映画を思わせるハードな展開、近未来的舞台装置、小憎らしいユーモアに満ちた「ハードボイルド・ワンダーランド」での物語。..."もっと読む
お客様はこの小説の文体を高く評価しています。作者のフレーズが相変わらず素晴らしいと感じており、なにげない文章の中に核心に触れる部分があったり、思いもよらない伏線や謎めいた伏線がある点も好評です。また、村上春樹ワールドにどっぷりつかれる作品だと感じているようです。
"この作品を初めて読んだ時、小説(物語)に関する概念が180度変わりました。なにげない文章の中に核心に触れる部分があったり、思いもよらない伏線があったり。 村上春樹ワールドにどっぷりつかれます。..."もっと読む
"やはり私的に彼の絶頂本は1Q84ですね。ここでも作者のフレーズは相変わらず素晴らしいですが、彼が何故にノーベル獲れないのかが良く理解できる作品だと思いました。"もっと読む
"...ストーリーが面白いということではなく、文の運びが秀逸。読んでいて脳が喜んでいる感じがします。"もっと読む
お客様はこの小説について、深い文学性を高く評価しています。日本文学の金字塔の一つとして高く評価されており、奇数章と偶数章で別個の物語が交互に描かれる構成が特徴です。現実の世界でエンジニア的職業の男と幻想の都で動物の頭骨の夢を読み続ける男、絵本のように楽しくも琴線に触れる作品だと感じています。
"面白くて、しかも深い文学。その意味で、村上春樹の最高傑作と言われる小説です。 奇数章と偶数章で別個の物語が交互に描かれます。ひとつは、ハリウッド映画を思わせるハードな展開、近未来的舞台装置、小憎らしいユーモアに満ちた「ハードボイルド・ワンダーランド」での物語。..."もっと読む
"日本文学の金字塔の一つ。 現実(?)の世界を生きるエンジニア的職業の男と 幻想の都で動物の頭骨の夢を読み続ける男。 この二層構造がそれぞれ徐々に立体感を高め、最後には・・。 見事な着想とその構成。圧倒的なストーリテリング術。..."もっと読む
"絵本のように楽しくも、琴線に触れる作品..."もっと読む
お客様はこの小説について、あらゆる状態の描写が回りくどく、長いと感じています。また、物語の設定の詳細が明かされないため意味不明さにイライラし、ページをめくってしまうという指摘もあります。博士と孫の尽力の理由も最後まで分からなかったようです。
"上下巻を購入して、まずは上を読了。まだ先が読めない展開ですが、とにかくあらゆる状態の描写が回りくどく、長い。これは要約して半分にして、上下巻を1冊にしたほうがスッキリと読めたのではないかと思います。村上ファンは、このくどさが好きなのだろうか。集中力を維持して上下巻を読むには、気力が必要です。"もっと読む
"...トライしてみようと思いました。 結果、やっぱりダメでした。 言いたいことは分かるんですが、とにかく引っかかる部分が多かった。 主人公のために博士と孫が尽力してくれる理由が最後まで分かりませんでした。..."もっと読む
"この作品を初めて読んだ時、小説(物語)に関する概念が180度変わりました。 なにげない文章の中に核心に触れる部分があったり、思いもよらない伏線があったり。 村上春樹ワールドにどっぷりつかれます。..."もっと読む
"...最初のうちは物語の設定の詳細が明かされないのでその意味不明さにイライラしながらも妙に詳細が気になるのでページをめくってしまいます。そして、中盤でその詳細が明らかになると、その馬鹿馬鹿しさというかSFとしての緩さに嫌気がさしてきます。..."もっと読む
上位レビュー、対象国: 日本
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- 2025年10月5日に日本でレビュー済みAmazonで購入「ハードボイルド・ワンダーランド (意識の世界)」と「世界の終り (意識下の世界)」が交互に語られ、物語作家としての村上春樹の力量が遺憾なく発揮されている作品です。あらすじ等は他のレビュアーさんに譲るとして、読後の印象をひと言でいえば、現代人のこころに関する喪失と再生の物語。
現代人のこころの問題について、徹底的に掘り下げているところが何とも素晴らしい。
なにしろ人間関係や仕事のストレスも、昨今の「いじめ」やSNS上の誹謗中傷も、すべて人の心の持ちかた (在り方) の問題ですからね。その点からいえば、
①「ハードボイルド・ワンダーランド (意識の世界)」= 「〈私〉の世界」= 争いのあるストレスフルな世界
②「世界の終り (意識下の世界)」= 「〈僕〉の世界」= 争いのない完全 (理想的?) な世界
という構図はとても説得力があります。
ただし、ここが村上春樹さんの巧妙なところで、上記①と②の単純な二項対立ではなく、どちらの世界もまるで現実そのもののように主人公〈私〉〈僕〉に対する脅威や束縛や周囲からの同調圧力が強く、そのため彼らの存在意義も生きる目的も曖昧にならざるを得ないように見える。だから読者はどちらの世界にも安易に救いを求めにくい。
そもそも文学作品は宗教ではないのだから、読者に安易な救いを提供する必要はないけれど、世の中には読後、救われた気分にさせてくれる作品が多いです。まあ、それはそれでストレス解消にはなりますが。
(例) ミステリーやハッピーエンドの小説全般
その点、「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」は巻頭から巻末まで、ひたすら失い続ける男 (計算士 (兼) 夢読み) の物語であり、とくに「ハードボイルド・ワンダーランド」の世界では、主人公の計算士〈私〉は、破天荒で過酷すぎる運命に終始、翻弄されっ放しです。ちなみに「世界の終り」の夢読み〈僕〉は、壁にかこまれた街への入口の西門で自身の〈影〉を門番から引きはがされると同時に、生涯の記憶のほとんどを失ってしまうし、壁の外へは絶対に出られない。
〈影〉= 〈俺〉とは、常識家で流されやすい主人公〈私〉〈僕〉に対する、もうひとつの側面である反骨精神旺盛だけど傷つきやすい自我、が擬人化された姿でしょうか。
この作品のテーマや作者の意図については、すでに多くのレビュアーさんが優れたご意見を述べられているので蛇足になりますが、いちおう書かせていただきます。
① 意識 (現実) と意識下 (幻想) の世界を交互に描きつつ、高度で複雑な現代社会において自己のアイデンティティ(注) を保持することの難しさ。現代人のアイデンティティの喪失。
(注) アイデンティティ:自己同一性。自分が何者であるかという自己認識。他者との関係における自分らしさの根拠のようなもの。
② 上記①にもかかわらず、自力で、または他者の協力を得ながらアイデンティティを取り戻せる可能性。アイデンティティの回復・再生。 - 2023年9月28日に日本でレビュー済みAmazonで購入村上春樹さんの作品の中で、なぜか未読のままだった。単行本がなくて文庫で購入。読み始めるとどんどん物語の世界に引き込まれてしまい、すぐに読了。みなさんにもお勧めします。
- 2025年7月2日に日本でレビュー済みAmazonで購入奇数章の【ハードボイルド・ワンダーランド】と、偶数章の【世界の終り】の二つのパートが、今後どのように繋がり、融け合うのか。
現在は別々の世界の話として進んでいる(ように見える)この二つのパートの謎、その話の行方に興味を惹かれながら読んでいってます。
冒険小説風の〝動〟の【ハードボイルド・ワンダーランド】のパートのほうが、読んでいて面白いかな。〈太った娘〉のキャラが魅力的ですね。ただ、主人公の〈私〉がセックスとかぺニスの勃起とかに何度か言及するくだりは、「おいおい、またかよ」てな感じで、私は馴染めませんでした。
一方、幻想ファンタジー風の〝静〟の【世界の終り】パートの話は、文庫本の最初に折り込まれている地図を引っ張り出して眺めながら読んでます。このパートの主人公の〈僕〉の影が、本体から切り離されて存在する辺りの描写に、不思議な妙味を感じました。あとは、この世界を囲む〈壁〉とか、もの言わぬ〈一角獣〉とか、そういう存在の謎めいた不可解さが、印象に残ります。 - 2023年6月4日に日本でレビュー済みフォーマット: Kindle版 (電子書籍)Amazonで購入新刊「街とその不確かな壁」を読み終えたので、新たに電子書籍で購入し再読。新刊が静であるのに対し、こちらは動というイメージ。読みやすい文体なので、先へ先へと読み進めてしまいがちだが、注意深く慎重に読み進めることで、色々な発見がある。
- 2023年5月6日に日本でレビュー済みフォーマット: Kindle版 (電子書籍)Amazonで購入やはり私的に彼の絶頂本は1Q84ですね。ここでも作者のフレーズは相変わらず素晴らしいですが、彼が何故にノーベル獲れないのかが良く理解できる作品だと思いました。
- 2019年12月29日に日本でレビュー済みAmazonで購入二つの物語が交互に語られていく。
短編集を読んだ後だったので、その進め方がちょっとかったるいなあという気もしたけど、村上作品にしては話が進むほうかな。
“ハードボイルド・ワンダーランド”でドキドキしながら場面を楽しみ、“世界の終わり”で過去の村上作品を思い出しながらいろいろと考える。
よい按配で二つの物語は進んでいるようだ。
下巻でどう結びつくのか、どう拡がっていくのか、楽しみ。 - 2021年4月3日に日本でレビュー済みフォーマット: Kindle版 (電子書籍)Amazonで購入30年前に友人に貸してもらって読んでから自分でも文庫本を購入して何回か読んでいますが、今回Kindle版を購入しました。並行する二つの物語はどこに向かうのか?村上春樹の作品の中でも大好きな作品です。
- 2024年12月27日に日本でレビュー済みフォーマット: Kindle版 (電子書籍)Amazonで購入残念だが、時とともに違和感が残る作品も結構ある中、この作品は40年近く前の作品にもかかわらず全く時代に流されていない。たぶんこれからもそうであろう。それが村上春樹の凄さかもしれない。下巻も楽しみです。。。













