
さっきバチェレ大統領さんが、チリもブラジル、アルゼンチン、ペルーに続いて、地上波デジタル方式を
日本のISDB-Tを採用するって発表。
永遠に続くかと思われた(実際に5年以上掛かってんじゃないかね)北米方式(ATSC)、欧州方式(DVB-T)、日本方式の三つ巴の企画争いもこれで終結。
ブラジルがISDB採用した後に、日本に代わって南米を説き伏せに回ってた影響が強いのかね。
これで、全世界的に圧倒的に優勢な欧州方式の中で、南米が日本方式の飛び地みたいな感じになったような。
とりあえずこのニュースに、
チリのIT系、Geek系のblogは大喜びの模様。
元々、チリのTV業界は欧州方式、歴代の担当大臣の皆さんは北米方式に傾いてたんだけど、やっぱし外堀(ペルー、アルゼンチン)が日本方式で固められたのが決定要因なんでしょう。そういえば先々週あたり、チリの議員さんが日本に出張してたけど、この話の詰めが目的だったんか。
まぁ実生活に影響は殆ど無いんだけど、あえて言えば、どんだけ日本にとって商売になるのか?って点ね。
先週の
毎日新聞の記事で指摘されてた様に、
ただ日本の家電メーカーは市場規模の小ささを理由に南米への本格的な進出には慎重姿勢だ。すでに放送が開始されているブラジルでは、自国では米国方式を採用する韓国のメーカーが日本方式の地デジ対応テレビを開発。ウォン安を背景に大幅に値引きをして売れているという。南米での日本方式の普及は存在感の誇示には役立っているが、今のところ商売に結びつけるのは難しいようだ。
ってことで、折角日本が頑張って企画採用させたのに、韓国家電メーカーに美味しいところ全部持ってかれちゃった、的な展開になると何がなんだかもう意味不明な状態ですしねぇ。