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ウニ捕り道具のソエカギと共に、素潜り漁初日の成果を見せてくれているのは、“可愛すぎない海女”こと藤織ジュンさん。
東京生まれの彼女は久慈市地域おこし協力隊に応募、短期契約のはずだったが、久慈が気に入ったそうで…。東京から移住し、素潜り実演に参加して今年で4年目(本人の記事2017年版)。
海が冷たいため7月〜9月の土日祝日にしか行われない久慈市・小袖“北限の海女”の素潜り実演。あまちゃんサミットツアー2018で、その初日(7月1日)を見学してきた。

海女センターの全景を撮り忘れたので、グーグルストリートビューから拝借。
以前の海女センターは津波で流され、『あまちゃん』放送時は仮設のプレパブ小屋だった。
再建されたのは2015年で、左が素潜り実演が行われる入り江。海女センターの後ろのテントでは、昨晩食べた焼きホタテやイカぽっぽ(イカ焼き)、とれたて生ウニが販売される。

ドラマ『あまちゃん』に何度も登場した入り江。
2013年は、ここでの撮影が7月中旬までかかったため、素潜り漁もロケ終了後まで延期となった。
NHK撮影班はおわびとして、入り江での撮影風景を建物に置いたモニターに映して見せたそうだ。

“北限の海女”という言葉は、小袖を取材して書いた水木洋子作のラジオドラマに由来する(参考)。
1959年に放送された『北限の海女』は好評を博し、芸術祭賞に輝いた(水木洋子は成瀬巳喜男監督映画などで活躍した脚本家)。

今年の素潜り実演は、土日・祝日の11時と13時。見学料は1人500円。
あまちゃんサミットツアー2018の面々が見学したのは、13時の回。
時間ぴったり、海女さんがやってきた。

ベテラン2人、若手2人の4人編成。
腰にはヤツカリ(捕ったウニを入れる網)、手には鍵爪みたいなソエカギ、そして水中眼鏡。

白い足袋の底には、マジックで名前などが書いてある。
この日は水温15度で「ひゃっこい〜


」と、かわいい悲鳴をあげながら素潜り開始。黒く見えるのは、ウニが好んで食べる昆布だ。

ウニを手に上がって来る度、観客から拍手と歓声が。
あっと言う間に、腰のヤツカリが膨らんでいく。

素潜り実演は普通20分くらいだが、この日は15分でヤツカリがパンパンに。
「重い〜」と言いながら、階段を上がってきた。

さすがシーズン初日、大漁だ。
動いているウニを触らせてくれたり、サービス満点。

小袖のウニはほとんどムラサキウニ(左)だが、珍しくエゾバフンウニ(右)も捕れたそうだ。
藤織さんが説明してる間に、ベテラン海女さんはテントに戻って販売の準備。
とれたてを食べようと、テント前に行列が出来た。
昼メシに生ウニ丼を食べたばかり私も、焼きウニの神々しさに抗えず再び…(もうちょっと続く)

小袖海女センター
北限の海女観光PR隊 北三陸「あまちゃん」観光推進協議会
0194-54-2261
久慈市宇部町24-110-2 小袖海女センター
09:00-17:00(センター開館時間)
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