最近、あちこちに出没しているクマが、イノシシやシカなどと同様に指定管理鳥獣に指定される方向になったようです。
専門家会合というのは環境省のクマ類保護及び管理に関する検討会*1みたいですね。
「絶滅させようとしていない」保全への配慮も発信 クマ「指定管理鳥獣」へ - 産経ニュース
各地で人的被害を出したクマが、捕獲のしやすい「指定管理鳥獣」に指定される方向が決まった。クマは全国的に生息域が拡大し、市街地への進出、農作物の害が問題となっていた。環境省の専門家会合では、クマの保全にも配慮し人とクマの棲み分けを打ち出しており、今後はこうした姿勢の情報発信や、クマの生態を観察する人材の育成・確保などが必要な取り組みとなる。
ちなみにクマの駆除の話になると、どこからとなく湧いてくる「クマを殺すな!」という人たちに対する対応についても言及されています。
クマ類保護及び管理に関する検討会, "クマ類による被害防止に向けた対策方針(概要)," p.5, Feb. 2024.
(過度な苦情への対応)
○ クマ類の捕殺等に関して、関係自治体等に過剰な批判が寄せられており、捕殺の必要性等について科学的根拠を踏まえた情報、クマ類の生態等の発信の強化により、社会の理解を求めていく。
道の脇になんかもふもふした動物がいるなと思ったら、なんと特別天然記念物のニホンカモシカでした。僕は実際に見るのは始めてですが、岩手に住んでいたことがある友人によると「普通に見かけるよ」とのこと。
シカにしては逃げないし、ツノも・・・と思って調べてみたら、カモシカはウシ科なんですね。
「ニホンカモシカ」を見かけたら | 【岩手町】公式ウェブサイト
名前が似ているためよく混同されがちですが、ニホンジカはシカ科の動物であるのに対し、カモシカはウシ科の動物でヤギの仲間に近く、生物学的には別の動物です。
動かない場合でも、邪魔にならない場所にいて、ケガや異常が見られない場合は、刺激を与えずに見守ってください。ウシ科であるカモシカはのんびりした性格で、人が近づいてもなかなか逃げず、同じ場所に長時間いることもめずらしくありません。時間が経てば山に戻ることがほとんどです。
弥山は登山ルートが3つある*1らしいのですが、その中でも石段が多い大聖院コースで一気に奥の院まで行き、道を引き返して御山神社、山頂、不消霊火堂とまわってロープウェーで紅葉谷公園の方に下山するという作戦で行くことにしました。ロープウェーを使ったとしても、奥の院まで行こうとすると片道で1時間以上歩くことになるので、今回はこのルートで正解でした。
一般社団法人宮島観光協会|観光・登山モデルコース|歩いて登山 3ルート|
大聖院登山コ-スには「丁石[ちょうせき]」があり、一丁が109m、山頂までは二十四丁(約2.6km)です。途中の見晴らしはとても良いコ-スで、お地蔵様や御堂があり、信仰の深さがうかがえる道です。
「宮島の山は、海抜0mからの登山です。低い山だからと甘く見ないで下さい」と書かれているとおり、上り坂はかなりきついです。加えて大半が石段なので、靴底が薄い靴だと辛いと思います。所々に嚴島神社方面を見渡せる休憩スポットがあるので、景色を見ながらゆっくりと登るのもいいかもしれません。僕は前半から飛ばし過ぎたせいか山頂に着く頃にはバテバテという体たらくでした。
写真を取り忘れてしまったのですが、確かに道の所々に○○丁と書かれた石が建っていました。登っている最中は意味がまったく分からなかったので、ペース配分に丁石を生かすことはできなかったのが悔やまれるところです。
† 序盤~仁王門
ルートは序盤は白糸川の脇を登っていくことになりますが、平成17年台風14号の土石流*2の爪痕が生々しく残っていました。
† 仁王門~奥の院
仁王門から奥の院までは山を下って森に入っていくことになります。
途中で大きな角を持った鹿と鉢合わせしたりして驚きましたが、相手は基本的に草食動物なので向こうも驚いたのか一目散に逃げていってしまいました。
† 仁王門~山頂
山頂付近はこれまでの一気に趣が変わって、巨石がゴロゴロしています。
こんな感じで弥山は場所によって雰囲気が全く違うので最後まで飽きずに楽しめます。