VMWare が全てのライセンスのサブスク化に伴って、ESXi 無償版の提供の終了を正式発表していました。
Broadcom に買収されてからイヤな予感がしていましたが、予想通りの展開になりましたね。
VMwareが「ESXi無償版」の提供を終了 移行先の有力候補は?:セキュリティニュースアラート - ITmedia エンタープライズ
VMware(Broadcom)は2024年2月12日(現地時間)、「End Of General Availability of the free vSphere Hypervisor(ESXi 7.x and 8.x)(2107518)」(注1)で、「VMware vSphere Hypervisor」(ESXi 7.xおよびESXi 8.x)(以下、VMware ESXi)の提供を終えたことを発表した。
VMware が Broadcom に買収されて VMware by Broadcom になり、サブスクのみの提供になることが発表されていました。
すでにライセンス販売は終了し、今後は期間限定ライセンスおよびサブスクのみになるということですが、Broadcom のパターンとしてはこれにもれなく値上げがセットになるんでしょうね。ESXi の雲行きも怪しくなってきたので、ハイパーバイザーについては今後の乗り換え先を探し始めないといけなさそうです。
VMware、ライセンス販売を終了しサブスクへ全面移行 | TECH+(テックプラス)
有効なサポート契約を持つ顧客はそのまま利用できるが、延長はできなくなる模様。ライセンスからサブスクに切り替えた顧客にはインセンティブを提供するVMwareは合わせて、製品ポートフォリオを大幅に簡素化することも明らかにしている。
Adaptec USBXchange を復活させるために、VMWare Workstation Player に Windows XP をインストールしていきます。
Windows XP を退役させたのが 2014 年 4 月だったので8 年ぶりの再会です。基本的な操作形態やコントロールパネル等の内容は現在の Windows11 と変わりませんが、セットアップ画面の最初の部分を見ていると、まだこの頃はWindows 2000 譲りの部分が多分に残っていたことがよく分かります。
PC がパワーアップしているので、昔と比べてあっという間にインストールが終わったのには驚きました。
Windows 10 は VMWare との相性があまり良くなくて、これまでは Hyper-V やWindows Sandbox を無効化しないと、VMWare を動作させることができませんでした。ところが、Windows 10 をバージョン 2004 にアップデートするだけで、今までの黒が嘘のように簡単に共存できるようになります。
If using Windows 10 20H1 build 19041.264 or newer, upgrade/update to Workstation 15.5.6 or above.
これだけでも 2004 に移行する価値がありますね。
† 参考
CentOS を VMWare にインストールしようとすると、解像度が合っていなくてインストーラーから画面がはみ出てしまうことがあります。最近ははみ出た状態で操作するのに慣れてしまったので、特に問題がないといえばないのですが、気になってはいたので対応方法をメモ。
† カーネルパラメータによる解像度の設定方法
インストーラーが起動した時に Tab キーを押すと vmlinuz から始まるコマンドのようなもの(カーネルパラメータ)が出るので 、ここにresolution=1360x768 のような解像度を渡すと、画面がはみ出るのを防ぐとことできます。ちなみにカーネルパラメータの入力ではキーボード配列が ASCII になっているので = を入力するためには、JIS キーボード上の ^ を押す必要があります。
いつのまにかVMware Workstation 14 Player がダウンロード可能になっていたのでアップデートしてみました。Windows 版はインストーラーをダウンロードして実行するだけの操作で簡単にアップグレードできます。
UI 的にはあまり変わったところがないように見えますが、ハイパーバイザについていろいろと改良が加えられているようです。ネットワーク アダプタの詳細設定を確認してみると、確かにネットワークの遅延を設定する欄があるのが確認できました。
VMware、「VMware Workstation 14」の提供を開始 ~Mac向け「VMware Fusion 10」も - 窓の杜
Intelの“Skylake”やAMDの“Ryzen”といった新しいCPU、仮想NVMeデバイス、UEFIのセキュアブート、ネットワークレイテンシのシミュレーションなどが新たにサポート。Linux版では「GTK 3」ベースの新しいユーザーインターフェイスが導入されている。
VMware Workstation 12 Player は Anniversary Update 後も普通に使えてはいたのですが、公式に Windows 10 Anniversary Update に対応した VMware Workstation 12.5 Player がリリースされていたのでメモ。アップデートしてみましたが、特に変わったことはないようです。
VMware、仮想PCソフトの最新版「VMware Workstation 12.5 Player」を公開 - 窓の杜
本バージョンの主な変更点は、「Windows 10 Anniversary Update(バージョン 1607)」と「Windows Server 2016」が新たにサポートされたこと。
自分の開発 PC には VMware Workstation Player がインストールしてあって、常に開発用の Linux を起動するようにしています。
これまではログオンするたびに、クライアントアプリを起動して VM を起動をしていたのですが、これが面倒なので自動化する方法を調べてみました。
VMware Workstation Player ではVMWare VIX という自動化のための APIがあり、これに付属しているvmrun*1 というコマンドを使うことで、CUI から VM の起動やサスペンドなどを行うことができるようになります。
VMware Workstation 12 の VIX は以下のリンクからダウンロードできます。
インストーラーに従って VIX をインストールしたら、後は以下のようなバッチファイルを作ってダブルクリックすれば OK。
vmstart.bat
nogui というオプションがついていますが、これはコンソールの画面を表示しないようにするための指定です。
通常のクライアントから起動したときのようにコンソールが必要ならば、この指定を取り除いてください。
また、 start の部分を suspend にすると、マシンをサスペンドさせることができます。
あとはこのバッチをスタートアップフォルダに登録してやれば、ログオンすると VM の Linux が裏側で同時に起動するようになります。
VMWare のVM についている仮想デバイスはなぜか HotPlug が有効になっています。
特に Windows をインストールしていたりするとタスクバーの「コンピューターからのデバイスの安全な取り外し」にディスクや NIC などがずらっと出てくるので、気づいた人も多いと思います。
とはいえ、すべてのデバイスが取り外し可能なわけではなく、使用中のデバイス(起動ディスクなど)が取り外せないのは実機と同じです。ただ、困ったことにNIC は取り外すことができちゃうんですよね。操作自体はワンクリックなのでうっかりやってしまいがちなのですが、取り外しに成功してしまうと VM の定義からデバイスの定義自体がなくなってしまうという罠があります。つまり、再起動を行っても NIC は自動的に復活しません。サーバだとこれがちょっと致命的な事態を招く可能性があります。
というわけで、ホットプラグを無効化する方法がないかどうか調べてみたところ VMWare のナレッジベースに以下の記述を発見。
VMware KB: ESXi 5.x および ESXi/ESX 4.x 仮想マシンで HotAdd/HotPlug 機能を無効にする
HotPlug 機能を無効にするには、vSphere Client を使用するか、.vmx ファイルを編集します。
注: e1000、vmxnet2 NIC などの PCI デバイスに対し HotPlug 機能を無効にすることができます
設定方法は .vmx ファイルの末尾に以下の定義を追加するだけで大丈夫です。
ちなみにこの設定変更は ESXi でも Player でもきちんと動作することが確認できました。
VMWare Player に Windows 10 をインストールしたのですが、たまに容量の大きな Windows Update が走るとネットワークを一杯に使ってしまってホスト側にも影響が出るので、必要以上にネットワーク帯域を使わないように帯域制限をかけることにしました。
メニューから「Player」 → 「管理」 → 「仮想マシンの詳細設定」を選択するとと、仮想マシンの設定というウィンドウが出てきます。デバイスの一覧からネットワークアダプタを選択すると「詳細」というボタンが現れるので、これを押すとネットワークアダプタの詳細設定というウィンドウが出てきます。あとは着信、発信それぞれで帯域制限の値を設定してやればOK。
ちなみにこの画面にはネットワーク接続があまり良くない場合のテスト用にパケットロスする確率なんかも設定できるみたいですね。