足立区に墜落した B-29 のタイヤがあるというのは Twitter などで何度か目にしていましたが、調べてみたら舎人駅から歩いてすぐの場所だったので、見物しに行ってみました。
噂通り農地の角に半分地面に埋まって放置されていますが、70 年以上前に墜落したとは思えないほど綺麗に原形を留めています。これは指摘されなければ、廃タイヤを活用した公園の遊具と見分けがつかないと思います。
現在も民有地である農地の一角に確かにタイヤは残っています。平成10年発行の『足立風土記稿 地区編4・舎人』に記載があり「GHQの記録を調べなおしたところ、昭和20年5月26日の墜落と公式記録が残っていた」そうです。ちなみに搭乗員は全員死亡したとのこと。墜落場所は現在の入谷のトラックターミナルあたりのようです。
最近の横田基地日米友好祭ではあまり飛行展示がないという印象でしたが、今回は C-130J から陸自第一空挺団の降下や、UH-1N の救難展示、CV-22 の飛行展示については予め予告されており、それ以外にサプライズでA-10や F-16 の飛行展示があったりと珍しく盛りだくさんの1日でした。
機首に GAU-8 Avenger 30mm ガトリング砲 を装備したA-10 Thunderbolt II は見た目が特徴的なので、横田基地の公開の時には人集りができる人気スポットになっています。
今回の横田基地日米友好祭ではコックピットが公開されるというサービスっぷりに朝からちょっと驚きましたが、これはまだ序の口で、その後にさらなるサプライズが待っていました。飛行展示のプログラムに記載がなかったもののまさかの飛行展示が行われました。滑走路上に A-10 が姿を現した時には周囲からもどよめきが上がっていました。
僕自身、A-10 が実際に離着陸したり、飛行したりするのを見るのは初めてです。A-10 が積んでいる2機のエンジンはターボファンエンジンなので、飛ぶときの音は旅客機みたいな感じですね。そして、対戦車ヘリと同じく前から見ると胴体がより細く見えます。
自衛隊のC-2 もコックピット公開をしていたので見学。
C-2 も登場したときは見た目に違和感がありましたが、だいぶ見慣れてきましたね。
先ほどのKC-135 はかなり古い機体でしたが、 こちらの C-2 は新しいだけあってコックピットはピカピカです。ヘッドアップディスプレイも装備してあって、世代の違いを感じますね。
航空機展示エリアが空いているうちに各機のコックピット見学へ。
まず最初に入ってみたのは空中給油機KC-135 Stratotanker。
† 年季の入ったコックピット
コックピットの計器はある程度電子化されていますが、スイッチ類やスロットルレバー、操舵輪などはかなり年季が入っています。窓枠がかなり錆びているので、びっくりしていたところ「1959 年製だからね」と笑っていました。
† 機体後部の給油オペレーター席
機体後部にはうつ伏せになって操作する給油オペレーター席があり、こちらも実際に乗って見学できるようになっていました。こちら側の席に入れることはあまりないと思うのでこれは嬉しい誤算。こちらもスイッチ類はかなり年季が入っています。
今年も横田基地日米友好祭に行ってきました。
† ルートは例年どおり
いつも通り西武線に乗って 06:39 に拝島着、そこから徒歩で第5ゲートに向かいます。7時ごろに待機列の最後尾に到着しましたが、待機列の長さは入口となるゲートから約 200m くらいでした。
待機列が動き出したのは 0810 頃でしょうか。横田は厚木などに比べるとセキュリティチェックがあまり厳しくない印象でしたが、今年は身分証明書や持ち物検査などは入念に実施されていました。
今日は PACAF F-16 Demo Team が駐機している場所に比較的近い場所に陣取ったのでウォークダウンの様子がよく見えました。ブルーインパルスのものは何度も見ていますが、こちらは初めてなのでとっても新鮮。
† 飛行中に手を振ってる!?
今日もキレキレのアクロバットを見せてくれましたが、帰ってきて写真をチェックしてみてびっくり。なんとフライト中に客席に手を振ってます。以前、ブルーインパルスの後席のパイロットが手を振っていたのを見たことがありますが、この F-16 は1人乗りですからね。ただ、この渾身の演技も速度が速すぎて地上のほとんどの人が気づけないのは残念です。
ちなみに、どうもこれも演技の一環のようで、Youtube で公開されている「F-16 Cockpit Cam - PACAF Viper Demo - Aero India 2019」なんかを見ると、同じように観客に向かって手を振っているのが確認できます。
今年の松島には以前、岐阜で度肝を抜かれた米軍の F-16 (PACAF F-16 Demo Team)が来ています。
久しぶりに見ましたが、やはり自衛隊機とは迫力がだいぶ違います。
F-16 は自衛隊の F-2 の元になったモデルなので、やれば F-2 もこれくらいできたりするんでしょうかね。