NITE がエアコンの無謀な DIY について警鐘を鳴らしていたのでメモ。
ちなみに2021 年の事故は 18 件。
過去 5 年分の月別事故発生件数の傾向でみると暑くなり始める7 月の事故が最も多くなります。
動画を見ると分かりますが、下手をすると室外機が派手に爆発することもあるようです。
猛暑でエアコンの修理や取り付けが間に合っていないという話を良く耳にしますが、だからといって安易な DIY は危険なことがよく分かります。
「無謀なDIY」が招く危険 ~エアコンと除湿機の事故~ | 製品安全 | 製品評価技術基盤機構
近年、コロナ禍の影響もあり、ネットでもDIY※3情報があふれるなど、DIYの人気が上昇しています。しかし、エアコンに関する手入れや工事の中には、専門の知識や電気工事士の資格を要するものがあり、専門の知識などを持たない一般の消費者が「無謀なDIY」※4による作業を行うと、破裂や発火などの事故に至るおそれがあります。
Amazon などの通販サイトにはあらゆる製品の廉価な互換バッテリーが溢れていますが、NITE が互換バッテリーの危険性について注意喚起していたのでメモ。
リチウムイオンバッテリーは発火する可能性があるので、可能な限り純正品を使いたいところです。
ちなみに互換バッテリーはメーカーが引き取ってくれないので、一番面倒なのは廃棄なところにも注意が必要です。
安さの裏に潜む非純正バッテリーの危険性 ~発火の事故多発!~ | 製品安全 | 製品評価技術基盤機構
非純正バッテリーによる事故が多く発生しています。独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE(ナイト))に通知のあった製品事故情報※1では、2017年から2021年の5年間に非純正バッテリーの事故が134件ありました。これらの事故はすべて製品や周囲が焼損した事故です。直近の3年間は事故が多く、毎年家屋の全焼事故が発生しています。
ちなみに NITE のサイトにはSDGs の表示があるんですが、これ必要な情報なんでしょうかね。
NITE がアルコール消毒液の引火事故について注意喚起していました。
今年はコロナでアルコール消毒が至るところに設置されていますが、アルコールは可燃物なので本格的にストーブ等を使うようになる冬場には引火への注意が必要です。
石油ストーブ「12.近くでアルコール消毒液を使用して引火」 | 製品安全 | 製品評価技術基盤機構
吹きかけた消毒液が近くにあった石油ストーブに引火する様子の再現映像です。消毒液は多くの成分がアルコールです。火気の近くで使用しないでください。引火するおそれがあります。
NITE がエアコンの内部洗浄について注意喚起を行っていたのでメモ。
エアコンのラジエーターはカビが生えていることが多いので、ついついカビ取り材とか漂白剤を使いたくなるところですが、ラジエーターはアルミ製なので、これらに含まれる次亜塩素酸ナトリウムが触れると腐食してしまうんですよね。アルミをアルカリ性の溶液に入れると溶けるというのは中学生くらいの理科の内容だったはずなんですけど、よく考えないでやってしまうんでしょうかね。
エアコンの内部洗浄による事故に注意~製造から長期間経過した換気扇・扇風機にも注意~ | 製品安全 | 製品評価技術基盤機構
○エアコン内部の洗浄を行う際は、絶対に電気部品に洗浄液がかからないように注意してください。
○発火・破損のおそれがあるため、消毒用アルコールなどの可燃性の溶液や次亜塩素酸ナトリウムなど腐食性のある溶液で内部の掃除をするのはやめてください。
【プレスリリース】本日、新型コロナウイルスに有効な界面活性剤(2種)を追加公表しました。
— ナイト(製品評価技術基盤機構) (@NITE_JP)May 29, 2020
第4回検討委員会が昨日開催され、本日同委員会関連資料を公開しました。#新型コロナウイルス感染症対策#界面活性剤https://t.co/pt10aUvn3J
有効な界面活性剤が含まれる製品リストも本日更新しました。pic.twitter.com/NWHkk063iR
NITE が新型コロナウイルスに対する消毒方法として、台所洗剤(界面活性剤)の有効性について公開していたのでメモ。
これを見ると普段家で使っている食器洗い用の洗剤でも十分効果があることが分かります。アルコール消毒液は品薄だったり、価格が高騰していたりするので、物の消毒はこういう洗剤等を有効に活用していきたいところです。
NITE がリコール製品による重大製品事故についての調査結果を公表していたのでメモ。
注目すべきなのは、この10年間でリコール開始後に重大事故が発生したものが 1,283 件に上っているということでしょうか。事故発生件数の多い製品はリチウムイオンバッテリーなどを除くと、コンロや給湯器、レンジ、ストーブ、風呂釜等など熱を発する器機が多く、どれも焼損や火災などにつながる不具合が大半を占めています。基本的にはリコールされていることを知らずに使い続けたことが原因と推測されます。
リコール実施後も重大製品事故が発生!リコール製品をお持ちではありませんか? | 製品安全 | 製品評価技術基盤機構
重大製品事故の報告・公表制度が始まった平成19 年度から平成28 年度までの10年間にNITE が受け付けた重大製品事故9,780 件のうち、リコール製品による重大製品事故は2,334 件発生しています。その中で、リコール実施後に発生した重大製品事故であり、かつ、事故の原因が製品起因によるもの(以下、「リコール後の重大製品事故」という)が、1,283 件ありました。
正直、家の中にリコール品があるかどうかをもうちょっとスマートに調べる方法があると良いんですけど。。。。
少し前に NITE から電源プラグ・コード及び配線器具による事故の防止についての注意喚起が出ていたので、忘れないうちにメモ。実は先日某所で大掃除をしたときにコンセントタップの根元が焦げているのを発見して胆が冷えたばかりなので、他人事とは思えません。
冬に増加 電源コードからの発火事故 | NHK「かぶん」ブログ:NHK
最も多い事故は、電源コードを繰り返し曲げたり、引っ張ったりすることで中の導線が切れ、電気がショートして火が出るものです。また、電源プラグとコンセントの間にほこりや水分がたまることで発火するケースも多いということです。
ニュースでは概要しか取り上げられませんでしたが、資料を読むと以下のような具体的な事例が載っています。ヘアドライヤー本体に巻き付けてるのは一般家庭よりもホテルですよね。こういうのが出ている以上、ホテル等でもコードを本体に巻き付けるのは止めるべきではないかと思いますね。
製品評価技術基盤機構, "電源プラグ・コード及び配線器具による事故の防止," p.10, 2015-01-29.
電源コード類に過度な繰り返しの引っ張りや屈曲・荷重の負荷で断線・ショートし発火 平成24年3月1日(東京都、軽傷、女性・30歳代)
【事故の内容】ヘアドライヤーを使用中、異音とともに火花が出て腕にやけどを負った。
【事故の原因】電源コードをヘアドライヤー本体に巻き付けるなどしていたため、本体側のコード付け根部分に過度な力が加わり、コード芯線が断線して短絡・スパークが発生し、やけどを負ったと推定される。
消費者庁やNITE(製品評価技術基盤機構)から古い扇風機に関する注意喚起が出ています。
注意喚起は毎年恒例ですが、そういえば僕の家の扇風機も気づかないうちに今年で10年目に突入していました。
そろそろ新しいものに買い換えた方がいいかもしれませんね。
夏を前に、古い扇風機を使用する危険性を警告 - 家電Watch
扇風機は、使用している期間が長くなると、経年劣化によって事故が多くなる傾向にある。経年劣化の原因は扇風機のモーターで使用されているコンデンサーの劣化、モーターの油切れやサビ、電源コードのショートなどが挙げられている。
特に、製造から30年以上を経過した扇風機では事故が多発しているため、就寝時や人がいない場所での使用は避けるよう警告している。
NITEから調理中の突沸についての注意喚起がされています。
調理中の突然沸騰(突沸)による事故の防止について(注意喚起)
NITEに通知された製品事故情報のうち調理中に飲み物などが突然沸騰(突沸)する事故は平成18年4月~21年8月までに16件(※1)ありました。突沸による事故は、電子レンジ、IHこんろ及びガスこんろなどで加熱中あるいは加熱後に発生しています。最近7月にもIHこんろで湯を沸かしていたところ、突沸が発生して重傷を負う事故が起こっています。NITEに通知された突沸の事故件数は多くありませんが、家庭において電子レンジ、IHこんろ、ガスこんろなどの使用頻度は極めて高いことから、実際には多くの突沸事故が発生している可能性があります。
突沸というと、化学の実験で試験管に沸騰石を入れ忘れて中身が飛び出したということがありましたが、容量が大きい鍋で突沸が起きたらかなり危ないでしょうね。同時に突沸の様子をスローモーションで撮影した動画がサイトで公開されているのですが、これもなかなか衝撃的です。