TL で「オードリー若林 片頭痛の新薬エムガルティで人生が変わった話」が流れてきて、エムガルティ*1という新しい片頭痛発症抑制薬が発売されていることが分かったのでメモ。
1 回分で4万5千円くらいと、保険を使っても1回1万円を軽く超える高価な薬ですが、本当にこれが効くとするならばぜんぜんアリな値段です。
新たな片頭痛発症抑制薬「エムガルティ」、既存治療薬で効果ない・使用できない患者のみに使用可―厚労省 | GemMed | データが拓く新時代医療
市場規模が大きく(ピーク時(2028年度)に173億円)、医療保険財政への影響が大きなことから「最適使用推進ガイドライン」が策定され、これに沿った使用が求められます(厚労省のサイトはこちら)。
僕は前兆のある片頭痛を持っているので、前兆が出た場合にはすみやかにトリプタン製剤を飲むようにしています。
そんな片頭痛の治療のために、心臓を治療するというちょっと変わった治験が岡山大でスタートするようです。
僕は心臓を調べたことがないので、卵円孔があるかどうかは分かりませんが、うまくいけば新しい片頭痛の治療法になるかもしれませんね。
片頭痛治療を目指した卵円孔開存のカテーテル閉鎖術:国内初の医師主導治験を開始 - 国立大学法人 岡山大学
片頭痛とは、ズキズキとした拍動性の痛みが特徴の強い頭痛です。わが国では片頭痛のために年間約3000億円の経済的損失が発生していると言われ、社会的に大きな影響を与えています。これまでの研究で、前兆のある片頭痛の方は約50%に卵円孔があると言われており、卵円孔開存のある方は通常の方と比べると3.2倍の確率で前兆のある片頭痛があることが報告されています。このため前兆のある片頭痛と卵円孔開存の関連性があるのではないかと考えられていますが、卵円孔を閉じて前兆のある片頭痛が改善するかどうか、科学的に証明されていません。
Healintというスタートアップが1億円の資金調達をしたことがニュースになっています。僕も片頭痛を持っているのでそのつらさはよく分かります。最近はトリプタン系の片頭痛専用の鎮痛剤が処方されるようになったので、だいぶ楽になりましたが、トリプタン系の薬は1粒で約1000円とかなり高価なのが難点です。
Healint がリリースしているアプリは所謂「頭痛日記」といわれるアプリ。頭痛学会のウェブにも頭痛ダイアリーで頭痛を攻略というページがあるとおり、片頭痛を含む慢性頭痛で医者に行くと頭痛日記をつけるようにと言われるのですが、これを電子化したイメージです。
単なる頭痛日記と異なるのは、利用者の履歴から片頭痛の積極的に原因を探っていこうというアプローチを取っているということでしょうか。
偏頭痛の原因をスマホで解明する「頭痛ログ」、GREE Venturesなどから約1億円を資金調達 - TechCrunch
世界では10億人が偏頭痛持ちだと言われているが、その原因はよくわかっておらず、抑制する薬もあるが根本的な解決にはなっていない。シンガポール発のHealint社は、この原因をスマートフォンアプリで解明しようとしているスタートアップだ。
片頭痛を緩和してくれるというヘッドバンドがニュースになっていたのでメモ。
Cefaly Migraine Pain Relief という製品のようです。
現在は痛みが我慢できないときには医者に処方してもらったマクサルト RPDを飲んでいますが、高い薬なのでちょっと我慢しようかな・・・・・・という感じで悪化させてしまうパターンが多いので、こういうヘッドバンドなら使うのを躊躇しなくて良いのでいいですね。ただ見た目がちょっとアレなので、つけたまま出かけるのは恥ずかしいかもしれません。
ベルギー発「片頭痛緩和ヘッドバンド」、米市場で成功なるか 写真3枚 国際ニュース:AFPBB News
医学的・技術的な研究を数年にわたり重ねて開発されたこの電池式ヘッドバンドは、額の上にかぶせるようにして装着すると、電極から顔面神経に電流を送り、片頭痛の症状を緩和するという。重度の頭痛の治療向けではないが、「一過性」の片頭痛が「慢性的」な症状へと悪化するのを防ぐことができるとされる。
ここ5年くらい偏頭痛の治療にレルパックス使ってきて、この薬はそれなりに効いてくれるので助かってはいるのですが、この薬は飲むタイミングによって効き方が全く違うというちょっとしたクセがあり、タイミング的には頭痛のなり始めがベストで、痛くなってしばらく経ってからだとほとんど効かないこともあるという感じなので、会議中とか飛行機とかで、水がすぐに用意できない場所で頭痛が始まってしまうと最低な結果になることが多くて困っていました。
ということで、かかりつけの医者に相談したところ、レルパックスには口内崩壊錠がないので、同じトリプタン系のマクサルトRPDを処方してもらうことになりました。早く試してみたいのは山々ですが、頭痛にならないのが一番なのでそのあたりは複雑な心境です。
男性の偏頭痛持ちの確率は3.6%なんですね。知らなかった。僕は小学生の高学年くらいから偏頭痛があった記憶があるんですが、確かに仮病だと誤解されていたこともあったような気がします。
asahi.com: 片頭痛、中学生の5% 名古屋市立大調査-社会
大人の片頭痛持ちは男性3.6%、女性13%で、全体の8・4%との報告がある。今回の結果はこれよりもやや低率だが、調査を担当した安藤直樹医師は「日本人は痛みを我慢させがちな上、子どもの頭痛があまり知られていないため、『仮病』だと思われることもある。それがストレスになり、学校生活に支障が出る可能性もある」と指摘する。
そういえば、先日レルパックスを処方してもらってから、頭痛はずっと楽に乗り切れるようになりました。胃が痛くなることもないので助かっています。頭痛に関しては半ばあきらめ気味だったんですが、ちゃんと医師に質問すべきなんですね。
これが1錠300円の対偏頭痛用の新兵器、「レルパックス」。
ちなみにこの値段は保険適用後なので、本当は1錠なんと1000円。
昨日からずっと胃が痛くて、今日は会社をちょっと抜け出して病院にいってきました。先生に「う~ん、教科書どおりにいけば潰瘍の一歩手前・・・といいたいところだけど、位置が胃の底のほうなんだよね。普通はそのあたりには潰瘍はできないものなんだよね・・・・・・なんか胃によくないものでも食べた?」なんていわれてしまいました。
[1粒300メートルならぬ、1錠300円 の続きを読む]