先日 VM にインストールしたWindows XP で HFS+ のディスクが読みたかったので、いにしえの MacDrive 6 を復活させてみました。HFS Explorer は優秀ですが、1つだけファイルを取り出すような場合には Explorer から直接ファイルをドラッグアンドドロップできる方が格段に便利です。
もう使うことはないだろうと思っていましたが、なんとなくインストーラー一式とシリアルキーのバックアップを残していて正解でした。
MacDrive 6 日本語版 for Windows - Macで作成したディスクをWindowで読み書きできる。 | イーフロンティア
Macディスクとは MacOS用のフォーマット形式 HFS および HFS+ にてフォーマットされているディスクのことを示します。
Windowsはこのフォーマットに対応していないため、Macディスクを読み書きすることはできませんが、MacDrive™を使用すればMacディスクの読み書きがWindowsフォーマットのディスクと同じように行うことができます。
今回の引越しで見つかった古い PC 関連のもので一番の難物が、1999 年の PC のバックアップディスク。
おそらくこれは MacOS 9 で動くRetrospect 4 で取られたものと思われます。
中身が気になるのでぜひリストアと行きたいところですが、Retrospect の公式サイトにあるRetrospect: アーカイブ 見てみても、Mac 版で一番古いバージョンは 6.0。
このままではどうしようもありませんので、ちょっと寝かせて策を考えたいと思います。
2000 年前後の MacOS 9 時代に作られた Stuffit 形式の圧縮ファイル(.sit
)は、現在のStuffit Expanderではエラーが出てうまく解凍できません。
というわけで、古い Stuffit Expander を利用して解凍する必要があります。
Windows 版 StuffIt Expander 6.0 は Vector の以下のリンクからダウンロードできるので、今回はこれを使います。
ちなみに環境が汚れるのが嫌だという人はWindows Sandbox を使うことも可能なので、一時的な利用であればこれが一番お手軽だと思います。
Mac OS 9 用のディスクやら、データやらがたくさん見つかったので PowerPC Mac のエミュレーターである SheepShaver をセットアップしてみました。
いつの間にかエミュレータ自体のかなり完成度が上がっていたのでびっくりしました。
PC 自体の性能も着実に向上し続けていることもあり、現在のメイン PC で動かすと実機よりも高速に動作しますね。
ちなみに動作に必要になるROM は以下のサイトから入手できます。
具体的に必要になるのは以下の 2 つのファイルです。Old World 4mb
ROMは KT7.5~MacOS 8 を稼働するときに、New World PPC ROM
は MacOS 8 ~ MacOS 9 を起動するときに使います。
あとは MacOS のインストール CD の.iso
や.dmg
を使えば仮想ディスクに OS がインストールできます。
† 参考
先日、発掘した HFS+ のディスクの内容を読み取るためにHFSExplorer というソフトウェアを試してみました。
この手のソフトウェアにしては珍しくJava で書かれた OSS で GitHub でソースコードも公開(unsound/hfsexplorer)されています。ライセンスはGPLv3 。ディスクをローレベルに扱う処理が Java でどのように実装されているのか気になるので、あとでコードをちょっと覗いてみようと思います。
インストーラーを使えばセットアップは簡単ですが、Java 8 以降の JRE については別途インストールすることが必要です。
HFSExplorer is an application that can read Mac-formatted hard disks and disk images.It can read the file systems HFS (Mac OS Standard), HFS+ (Mac OS Extended) and HFSX (Mac OS Extended with case sensitive file names).
HFSExplorer allows you to browse your Mac volumes with a graphical file system browser, extract files (copy to hard disk), view detailed information about the volume and create disk images from the volume.
基本的な使い方はFile
メニューからLoad file system from device
を選択し、表示されたダイアログにあるAutodetect
ボタンを押すと HDD 上の HFS+ のパーティションを選択することができます。選択すると右側のツリービューに HFS+ のパーティションの中身が表示されます。
そのままファイルを個別に操作することもできますが、Tools
メニューのCreate disk image...
を使うとディスクを丸ごと.dmg
ファイルに変換できるので、古いディスクからのデータをサルベージする場合にはイメージ化を行ってからファイル操作を行う方が、速度的にもディスクの負担的にも良いと思います。
引越しの際に IDE の HDD と一緒に出てきたのが、古い DVD-RAM ディスク。
これが曲者で、最近見かけなくなったディスクがケースに入っていて取り出しが不可なType1 のもの。
しかも MacOS9 で使っていたのでファイルシステムはHFS+ という代物です。
† SCSI 機器はプレミア価格になってる・・・・
USB-IDE 変換ケーブルなんかは意外と廉価に出回っているので、SCSI も規格古いし同じようなもんだろうと高をくくっていたのですが、旧式の SCSI は中古価格が逆に高騰してしまっていてびっくり。仕方がないので、これも引越しの際に出てきたPanasonic LF-D100J (SCSI接続) と USB-SCSI 変換アダプタであるAdaptec USBXchange をそのまま再利用することにしました。
上記のサイトからドライバはみつかったものの、Adaptec USBXchange は Windows XP までにしか対応していないことが判明。
仕方がないので VMWare で Windows XP マシンを再構築することになってしまいました。。。。
RaspberryPi で作る System 6 のようなカレンダーデバイス「SystemSix」を見つけたのでメモ。
MacOS は 7 ~ 9 まではメインでかなり使い込んでいたのでウィンドウのスタイルが懐かしいですね。
SystemSix is a desk calendar that displays the weather forecast and phase of the moon on an e-ink display. This is a kind of love-letter to my first Macintosh.
† 参考
昔の MacOS (というか System 7)で現代のウェブサイト見たらどうなるかを試すことができるサイトを見つけたのでメモ。JS で実装されているようですが、おもむろにSystem 7 のエミュレータが起動するのでなかなかびっくりします。
ちなみにcles.jp のサイトを表示すると画像のとおりで、問題なく表示されます。
右上をみると分かる通りトップページは2003/11/03 から更新してないですからね。
試してみたい方は以下のリンクからどうぞ。
† 参考
これまでありそうでなかった Mac 向けの REALFORCE*1 が登場していたのでメモ。
Mac の場合にはどうしてもキーボードの選択肢が少ないのでこれはいいですね。
東プレ、Mac向けのREALFORCEキーボード - PC Watch
Mac標準の日本語(JIS)配列を採用し、Boot CampでのWindows利用時に便利な半角/全角キーをキーボードの左端(1キーの左)に、英数・カナキーを無変換・変換キーのキーコードにハードウェアで切り換えるWin Mode機能(fn end)を搭載。
Mac で作ったファイルをから文字列を Windows 内でコピペすると、文字と濁点(や半濁点)が別々の文字になってしまうことがあります。これをまとめて直してくれるのが「 NFD → NFC 変換ツール」。単機能なウェブアプリですが、これがかなり便利。
これが起るメカニズム(NFD, NFC)については以下に解説されていますが、なかなか面倒な問題みたいですね。。。。