駅はしばらく大混雑でしょうから、ゆっくりと帰投する機体を見届けてから帰ることにしました。アナウンスで帰投しなようなことを言っていた RF-4 離陸したのにはちょっと驚きました。
今年はすんなりそのまま帰ってしまう機体が多く、翼を振ってくれたのは三沢の F-2 くらいでした。というわけで、これにて小松航空祭もミッションコンプリート。僕も帰投することにします。
入間基地の最後の演目は各地から集まった機体の帰投。
小松からやってきたF-15 の帰投についてはプログラムに掲載されていますが、その他については年によって違います。例年通り 1530 過ぎるとエプロン地区閉鎖のためにロープが迫ってくるので、それに合せてゆっくりと退場。
稲荷山公園の踏切では誘導のDJ自衛官が人気を集めていました。
昨年同様陣取ったのが米軍機の近くだったので、航空祭を楽しむ横田基地の隊員さんの姿を見ることができました。
昨年はNikon D3s + Ai AF-S Nikkor ED 300mm F2.8D (IF)で写真を撮っていたカメラマンは、今年はレンズが新型のAF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR になっていました。キャノンの 100-400 のカメラマンもいましたが、米軍のカメラマンの中でも C と N のシェア争いがあるんでしょうかね。
最後はいつも通りロープが前面から迫ってくるので、それにあわせてゆっくりと退場します。霞目駐屯地から来ていた陸自の UH-1 は帰投していったようですが、残念ながらうまく捉えることはできませんでした。
† その他の演目
ちょうど座っていたところが米軍機の前だったので、米空軍の隊員さんの様子もいろいろと見られて面白かったです。入間基地への出張も彼らにとっては任務の一環のはずですがとても楽しそう。焼きそばを食べたり、特等席を作ってブルーインパルスを鑑賞したり、客席からの歓声に応えたり、記念写真を撮ったり、空自の隊員さんにパッチをあげたりととってもリラックスした雰囲気。
ちなみに隊員さんの持っているゴツいカメラはNikon D3s + Ai AF-S Nikkor ED 300mm F2.8D (IF) というプロ機にサンニッパという、どう見てもプロフェッショナルな組み合わせ。おそらく米軍のオフィシャルなカメラマンだと思われます。
帰投も米軍らしくダイナミックで、客席の目の前にあった UH-1 がそのまま離陸していきました。自衛隊機であれば機体を移動させるか、人を移動させるかする距離ですがその地点からの離陸に周りの観客もちょっとびっくり。僕は耳栓あったので事なきを得ましたが、耳をふさぐ物がなかった人はなかなか大変だったようです。
† 2015/11/5 追記
来ていたのは横田基地の第459空輸中隊でした。Public Affairs になっているので広報ですね。
459th AS supports Iruma Air Show 2015
11/4/2015 - YOKOTA AIR BASE, Japan -- Yokota's 459th Airlift Squadron showcased its UH-1N Huey and C-12 Huron at the Iruma Air Show, Nov. 3, 2015. This year marked the second time Yokota aircraft were featured in the air show.
折角の在日米軍基地なので、米軍機をじっくり見学。
今年も F-22 は飛来しておらず、昨年に引き続きオスプレイやセントリーは内部見学が可能になっていましたが、こちらは去年並んで見学したのでパス。米軍の地上展示で空自機と大きく違うのは A-10 や F-16 のハードポイントにはちゃんと AIM が装着されていること。航空祭などに出かけてもトラベルポッドや増槽くらいしかついていないですからね。
比較的人気だったのは A-10 Thunderbolt II と、海兵隊の EA-6B Prowler 。A-10 は機首に大きなガトリング砲を備える独特の外観を持った攻撃機です。このガトリング砲は帰ってきてから調べてみたらゴールキーパーという CIWS にも採用されている代物で、毎分3,900発(秒間65発)もの弾を発射することができるとのこと。そろそろ退役という話もあるようですが、F-35 も遅れているのでもうしばらくは運用されるのかもしれません。鼻の部分がぼこぼこの機体もあってちょっと驚きましたが、このへんも米軍らしいといえばらしいですよね。
EA-6B の方は、階段が設置されていてコックピットの見学ができるようになっていました。コックピットには陽気なパイロットさんが座っていてフレンドリーに写真撮影に応じてくれました。