今日は曇りで暗かったので、帰投の時の戦闘機のアフターバーナーがクッキリと見えました。
昨年は「#ブルーより蒼い方」というのを掲げていて大盛り上がりだった松島の F-2B は今年は普通に自衛官募集だけを掲げていました。
駅はしばらく大混雑でしょうから、ゆっくりと帰投する機体を見届けてから帰ることにしました。アナウンスで帰投しなようなことを言っていた RF-4 離陸したのにはちょっと驚きました。
今年はすんなりそのまま帰ってしまう機体が多く、翼を振ってくれたのは三沢の F-2 くらいでした。というわけで、これにて小松航空祭もミッションコンプリート。僕も帰投することにします。
最後に帰投機の離陸を見届けて帰ります。
† 松島の F-2B の隠し技
松島の F-2B はどうやらブルーインパルスの演技中にエンジンを回していたようで、ブルーの演技後すぐに飛び立っていってしまいました。
離陸時に羽根フリフリみたいなのもなかったので、ずいぶん淡泊だなぁ、もうちょっとサービスしてくれてもいいのになぁと思いましたが、TL を見てみるとタキシングの時にキャノピーの中から「自衛官募集」とか「#ブルーより蒼い方」という文字が書かれた紙を掲げるという渾身のネタをやっていたらしく、TL を見るとこれが大ウケだったみたいですね。
† C-2 には部隊マークなし?
美保から来た C-2 にはなぜか部隊マークなし。
ロービジで見えないだけかと思ったのですが、写真でも確認できないので、ついていないんですね。
† その他
日本の E-2C が飛んでいるのを見たのは2011 年以来でしょうか。陸自の AH-1S や海自 SH-60K、百里の UH-60J や U-125A、小牧の C-130H などもみんなに手を振られながら帰投していきました。
今日は恒例のよこすかYYのりものフェスタ2017で、潜水艦「ずいりゅう」と護衛艦「いかづち」の一般公開が行われていたので、横須賀の海上自衛隊横須賀地方総監部に出かけてきました。
† ずいりゅうの上甲板に乗る
この潜水艦はずいりゅう(SS-505)。2009年から配備が始まったそうりゅう型潜水艦*1の5番艦で 2013 年に配備されたばかりの最新鋭艦です。全長 84メートル、最大幅 9.1メートル、基準排水量 2950トンで、乗員数は約65名とのこと。少し前にオーストラリアに売却するかどうか話題になったのもこのそうりゅう型でした。
横須賀では潜水艦自体はあまり珍しいものではなく、ヴェルニー公園の対岸の米軍側に停泊しているのをよく見かけますが、こうやって間近で見ることができたのは始めてです。もちろん潜水艦内部は機密だらけということで公開されておらず、見学といっても上甲板を後部から前に向かって歩くだけですが、とても新鮮でした。
上甲板をよく見てみると艦の前から後ろまで続く溝が切ってあることに気づきました。ちょっと気になったので、上甲板にいた隊員さんに聞いてみたところ、命綱をつけるための溝とのこと。この溝に先端にローラーがついた命綱を引っかけて、上甲板での作業を行うんだとか。
今日は一般の見学者のために、上甲板には転落防止用の柵が張ってあり、綺麗に掃除されて乾いた状態でしたが、もちろん通常はそのようなことは一切あるあるはずもありません。しかも上甲板はよく見ると平らではなく、掴まれるような場所もないので、うっかり足を滑らすとすぐ海に落ちてしまうとのこと。実際にこれに助けられた人も多いのだとか。
† 「いかづち」は通り抜けるだけ
護衛艦いかづち(DD-107)の公開にも行ってみましたが、こちらもたくさんの人を捌く必要があるためなのか、ブリッジ等の公開は無く、外周をひとまわりするだけの見学ルートになっていました。格納庫で公開されていた立入検査隊のフル装備は相変わらず格好いいですね。
† SH-60K は後部席を見学
対潜哨戒ヘリの SH-60K も公開されていましたが、コックピット見学は大行列だったので、後部席のみを見学。こちらは待ち時間はほとんど無しでしたが、後部席からもコックピットは見渡せました。自分で操縦席に座りたいのでなければ、写真は後席からの方が綺麗に撮れそうです。
飛行展示のプログラム等はありませんが、例年どおり航空機の飛行はやってくれます。
昨年は13時頃だったので、ゆっくり地上展示を見ていたら、今年は12時頃開始でした。騒音問題もあるのか、かなり温和しめの内容だったと思います。今年はタキシングが対岸だったので、動く航空機は遠くに見えるだけでそこはちょっと残念でした。
終盤、猛スピードでトラックが滑走路を横切って対岸のハンガーの方に走って行ったので何かと思ったら、赤いランプが点滅している部分で何か作業を行っていました。写真を拡大してみるとなにやらアレスティングワイヤー的なもののトラブルのようでした。
入間基地の最後の演目は各地から集まった機体の帰投。
小松からやってきたF-15 の帰投についてはプログラムに掲載されていますが、その他については年によって違います。例年通り 1530 過ぎるとエプロン地区閉鎖のためにロープが迫ってくるので、それに合せてゆっくりと退場。
稲荷山公園の踏切では誘導のDJ自衛官が人気を集めていました。
ヴェルニー公園でバラを撮影していると、ヘリの音が近づいてきたので何かなと思って空を見上げてみたら海自のSH-60K でした。
そのまましばらく眺めていると、向きを変えてそのまま停泊していたいずもに着艦。DDH-183 いずもはヘリコプター搭載護衛艦でしたね。公開時はあまりヘリを搭載していないですし、発着艦もあまり見せてくれないですからすっかり忘れていました。そんなことを思っていると、もう一機 SH-60K が飛んできて、そしてまた同じように着艦。
着艦が終わると船首にポストが立てられて、国旗が掲揚されていました。いずもを眺めていてなんか変だと思ったのですが、船首旗が掲揚されていなかったからですね。
いずも見学を終えて、逸見岸壁付近をぶらぶら。
吉倉桟橋の方にも護衛艦がたくさん泊まっていますが、今日の公開はいずものみなので桟橋の方に行くことはできません。対岸にはいつも通りの潜水艦などに混じって、アメリカ沿岸警備隊のUSCGC Mellon (WHEC-717) が泊まっていました。
いずもの飛行甲板から見る吉倉桟橋の護衛艦群は、ヴェルニー公園からの視点と違って立体感が増してとても綺麗でした。
特に飛行展示等のプログラムはないはずなのですが、13時頃から SH-60 や F/A-18E・F や E-2C が離陸したり、タッチアンドゴーをしたりと、デモンストレーション的なことを実施していました。このあたりは住宅地なので、騒音等の関係でオフィシャルに飛行展示を行うのが難しいのかもしれません。