10GbE 用の SFP+ DAC ケーブルには、メーカー等によって径が太いものと細い物があります。
太い物はケーブルがかなり固いので、設置場所によってはちょっと取り回しが大変だったりします。このケーブルの太さの違いがどこから来るのか実はこれまでよく分かっていませんでしたが、互換 DAC ケーブルを買おうとしたら、AWG という項目があり、それが 2 種類から選べるようになっていたので、その謎がやっと解けました。
結論としては内部の銅線の太さが違います。この AWG というのは American Wire Gauge という米国の規格で*1*2、線の太さを規定しています。ゲージは 0000(ø11.68mm) ~ 36(ø0.1270mm) まであり、数字が大きくなるほど線は細くなります。ちなみに注射針もゲージという単位なので、何か関係してるのかなと思ったら、こちらはBWG (Birmingham Wire Gage) という別の規格でした。
ケーブリング時に気をつけなければいけないこととしては、AWG ごとにちゃんと最小許容曲げ半径が決まっている*3ことでしょうか。
AWG Cable Size | Sustained Bend Radius |
---|---|
24 | 1.5 inches (38 mm) |
26 | 1.3 inches (33 mm) |
28 | 1.0 inches (25 mm) |
30 | 0.9 inches (23 mm) |
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