今日は後輩に誘っていただいたので、広尾にある会員制の馬肉料理店ローストホース(ROAST HORSE)で馬肉のコース料理を堪能してきました。
† 看板のないお店?
店の前にも扉にも店名を記した看板がなにもないのでおかしいなと思ったのですが、このお店は会員制になっているので、非会員は会員との同伴でのみ入店できるというシステム。現在は新規に会員は募集していない*1ので、素晴らしい機会を作ってくれた後輩に感謝です。料理の公開は問題ないそうですが、住所や連絡先非公開となっているので、本ブログ10数年目にして初めて住所が掲載できないお店です。
† 霜降りだけがおいしい肉じゃないことを再認識
ちょっと珍しい馬肉料理の専門店ですが、総じて料理のレベルは高く、全てが馬肉ということを忘れて楽しめます。最近の肉料理(特に牛肉)はそれなりの金額を出せば霜降りで、口の中でとろけるような食感の、肉を食べているというよりは脂を食べているような肉はどこでも食べられるようになりました。もちろん今回のコースの中にはそういう肉もありますが、馬のおいしさを伝えたいというお店の姿勢が、出てくる1皿1皿に変化を与えていて、焼肉のように途中で脂に飽きてくるということもありません。
逆に途中からは馬肉であることが、すっかり頭から飛んでいて「これも馬肉なんだよなぁ」と再認識しながら食べないといけない程でした。また、肉をたくさん食べたはずなのに胃もたれせず、金額的にも普通に焼肉店いった時とさほど変わらなので、身体にもおサイフにも優しいという素晴らしいお店だったと思います。
† 今回食べたコースは17皿
食べるのに夢中になってしまったので、もしかしたら内容は間違っているかもしれません。
途中から料理のおいしさで注意力と語彙力が低下してしまうので、ちゃんと説明を聞いていたはずなのに思い出せないんですよね。
僕はモツ系のものが好きなので、なんといってもレバ刺が印象的でした。雑味が全くないだけでなく、自然な甘み、サクッとした心地よい食感が最高でした。レバーと言えば豆腐のような食感のものが多い中、例えるなももみたいな果物のような食感があります。
また、ギザギザのローストは肉的には固い部位らしいのですが、しっかりとした歯ごたえにくわえて、こんがり焼けた香ばしさがあり、噛むとどんどん味が出てくる肉なので、逆に柔らかくないから美味しいと思えるように仕上がっています。そして、希少部位であるたてがみを山盛りにした軍艦巻きは、海苔の香ばしさと、脂の口の中でとろける感じが良くマッチしています。寿司に添えられていた、ガリの美味さも格別です。
と、自宅で料理の写真を眺めながら、ご託を並べてみてはいるものの、実際に食べているときは「んー・・・これはうまいわー。この歯ごたえが・・・なんていうのかなー。前の奴とちがっててうまいわー。」「すごーい!」みたいな、とても頭悪い感じになっていたと思います。
† 詳細情報
ROAST HORSE
住所非公開
(会員制のため、非会員は会員との同伴でのみ入店できます。)
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