最近は SD カードも安くなったので、大は小を兼ねるということで調子に乗って32GB のものを買ったら、「大きすぎて上手く動かないのですが・・・」という相談を受ける羽目に。。。。小さな容量のものを買い直すのも癪なので、なんとか現有の資産を利用する方法がないものか・・・・・・と思ってひらめいたのがパーティションを切ってカードを小さく見せるという方法です。
さっそく実行に移したかったのですが、パーティションを切るのに以外と苦労してしまいました。
通常、Windows ではパーティションの操作はコンピュータの管理の記憶域のディスクの管理から GUI で行うことになりますが、残念ながらリムーバブルディスクに対してはパーティションの操作(拡張、縮小、削除)はグレーアウトされていて選択できないようになっています。仕方がないので、今日はコマンドラインユーティリティである diskpart を使います。DOS 時代にお世話になった人も多いのではないでしょうか。
リファレンスについては下記が詳しいですが、要点だけを抜粋しておきます。
作業前の注意点ですが、diskpart の実行は自己責任です。操作を間違えるとディスクの内容が根こそぎぶっ飛びますので、操作はくれぐれも慎重に行ってください。自信がない場合には上級者の助力を求める方が良いと思います。
以下、操作手順のメモ。
まずは以下のコマンドでディスクの一覧を表示し、操作の対象となるディスクの番号をメモしておきます。
ディスクの番号は 0 から始まります。例えばここでは1が操作対象のディスクであるとします。
以下のコマンドで操作対象のディスクを選択します。
ここで番号を間違えると違うディスクの内容が吹っ飛びますので注意してください。
以下のコマンドでパーティションの状態を確認します。
パーティションの状態に問題がなければ、以下のコマンドでパーティションを消去します。
消去してしまうと困るデータが残っている場合には diskpart を終了してバックアップを取ってから改めて実施してください。
消去されたディスクに新しいパーティションを定義します。
size パラメータでパーティションの容量を指定することができます。単位は MB なので、例えば以下のようにすれば 8GB になります。
あとは diskpart を終了して、普通にフォーマットを行うと実容量よりも小さな媒体として扱うことができるようになります。
元の容量に戻したいときは、同様の手順で clear までを行えばまたフルに容量を使うことができるようになります。
このエントリへのTrackbackにはこのURLが必要です→https://blog.cles.jp/item/7661
コメントは承認後の表示となります。
OpenIDでログインすると、即時に公開されます。
OpenID を使ってログインすることができます。