今週は科学技術週間ということで、先週の放医研に引き続き、今日はJAXA 調布航空宇宙センター一般公開*1にやってきました。会場間のシャトルバスがかなり混雑しているようだったので、まずは調布飛行場の脇にある飛行場分室(第2会場)から見学をスタートします。
ここは飛行場の脇にあるので、宇宙というよりは航空機関連の研究が多いようです。例えばヘリと航空機の中間のような航空機のテスト用模型があったり、ソニックブームの音が小さくなるような超音速旅客機の形状の研究が行われていたりしました。
カーボン複合材の研究も行われているようです。実際に触ってみることができるのですが、叩いてみると金属のような音がします。カーボンの板があるのですが、これが金属以上に固くて曲がらないのでびっくりしました。カーボンはそれほど自由に成形できないものだと思っていたのですが、それはもう過去のものになりつつあるようで「MRJ くらいの大きさならば複合材だけで作れますよ」とのこと。
炭素繊維はアクリル繊維を加熱すると得られるようですが、その加熱方法が難しいようです。ちなみ展示されている炭素繊維は質がかなり高いもので、これを引きちぎるには 600kg くらいの力が必要らしいです。「これ手で引っ張っても切れないですよね?」と聞いたら「手に食い込んでしまって、先に手の方が引きちぎれますね。」とマジレスされてしまいました。
宇宙関連のものとしては、惑星探査用のヒートシールドや、サンプル採取用の装置などの開発が展示されていました。
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