Firefox ではクッキー受け入れの可否をCookie フィルタという機能によって調整することができます。
あまりなじみのない機能かもしれませんが、僕は特定のトラッキングクッキーなどを拒否したりする際には「不許可」、利用が終わったら必ずログアウトしておきたいウェブサイトについては「現在のセッションのみ」に設定するうようにしています。「現在のセッションのみ」にしておくと Cookie は永続化されなくなるので、ブラウザを閉じると Cookie がなくなります。こうすることで Cookie に格納されているセッション情報がブラウザから削除されて、ログアウトしたのとほぼ同じような効果が得られます。
ついこなしてみると意外と便利な機能なのですが、今日突然このフィルタ設定が壊れてしまい、フィルタが空のまま、修正も追加もできない状態になってしまいました。設定自体はプロファイルに格納されているので、壊れたファイルをバックアップと差し替えてやれば良いはずということで、この Cookie フィルタが格納されているファイルを調べてみました。
サイト別の設定: permissions.sqlite ファイルと content-prefs.sqlite ファイルには、多くのサイトごとの許可設定が格納されています (例えば、ポップアップの表示が許可されたサイトのリスト)。また、サイトごとのズーム表示の設定が格納されています。
ここでは permissions.sqlite ファイルと content-prefs.sqlite の2つが挙げられていますが、sqlite の中身を覗いてみると、Cookie フィルタは下記で説明されている permissions.sqlite に格納されていることが分かりました。ここまで分かれば、バックアップしてあるプロファイルと差し替えてしまえばOK。無事、 Cookie フィルタを復旧させることができました。
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