Movatterモバイル変換


[0]ホーム

URL:


BLOGTIMES

cles::blog

平常心是道
« :: »
2014/05/15

CentOS 6 で SELinux の許可設定を追加する

  linux  centos6  systemmanagemant 
このエントリーをはてなブックマークに追加

SELinux System Administration

CentOS 6 では SELinux がデフォルトで有効化されていますが、設定が面倒なのでインストール直後に disabled に変更していました。今回立てるサーバはちょっとセキュリティに気を使いたいので、一念発起して Enforce モードでの運用できるように、デフォルトの状態かに許可設定を追加する方法を調べてみました。

使い方についての詳細は Redhat が公開しているマニュアル「Security-Enhanced Linux」などを参照すればよいのですが、「EZ-NET: SELinux に新しい許可設定を追加する (CentOS 5.4) : SELinux の使い方」で紹介されているように、とりあえず今回はシステムを Permissive モード(Enforce モードでは拒否されるような操作を行っても、ログだけを記録するモード)にして、そのログを元に許可属性を再構成するというお手軽な方法をとります。

昔、Tripwire を設定したときも同じような方法でルール変更を行っていたことを思い出しますね。
以下、作業メモ。

audit2allow を使った許可設定の追加方法

Permissive モードへの切替えは setenforce コマンドを使って下記のようにします。

setenforce Permissive

あとは普通にシステムを動かすだけ。ログは下記に出力されます。

/var/log/audit/audit.log

ログは audit2allow というコマンドで selinux のモジュールに変換できるはずだったのですが、このコマンドは CentOS 6 には標準で入っていなかったので、下記のコマンドで導入する必要がありました。

yum -y install policycoreutils-python

上記のインストールが済んだら、以下のコマンドでどのような許可属性が設定されるのか確認できます。

audit2allow -i /var/log/audit/audit.log

確認が済んだら、モジュールを生成して、semodule コマンドを使ってシステムに組み込んでいきます。

cat /var/log/audit/audit.log | audit2allow -M hogesemodule -i hoge.pp

最後に Enforce モードに変更すれば OK です。

setenforce Enforce

分かってしまえばそれほど難しくないかもしれません。


    byhsur at 19:03[5年前][4年前][3年前][2年前][1年前][1年後][2年後][3年後][4年後][5年後] |
    こんな記事もあります 「Enforce 設定 SELinux
    2024 年の人気エントリ Top 100
    GitHub が全ての公開リポジトリへのシークレットスキャンを有効に
    国分生協病院のランサムウェア被害は認証がない RDP が原因?
    Celestica Seastone DX010 という 100GbE スイッチを手にいれた
    中国企業が対日工作として偽サイトを作成している
    さくらの DKIM/DMARC 対応は 1/31 11:00 ~ 順次リリース
    2023 年の人気エントリ Top 100
    RTX1300 をセットアップ
    ネットワーク機器を廃棄する前に設定情報の消去を
    コマンドプロンプトが起動できない(起動してもすぐにウィンドウが消えてしまう)時に確認すべきこと
    トラックバックについて
    Trackback URL:
    お気軽にどうぞ。トラックバック前にポリシーをお読みください。[policy]
    このエントリへのTrackbackにはこのURLが必要です→https://blog.cles.jp/item/6717
    Trackbacks
    このエントリにトラックバックはありません
    Comments
    愛のあるツッコミをお気軽にどうぞ。[policy]
    古いエントリについてはコメント制御しているため、即時に反映されないことがあります。
    コメントはありません
    Comments Form

    コメントは承認後の表示となります。
    OpenIDでログインすると、即時に公開されます。

    OpenID を使ってログインすることができます。

    Identity URL:Yahoo! JAPAN IDでログイン

    « :: »
    Copyright © 2004-2023 by CLES All Rights Reserved.
    サイト内検索
    検索ワードランキング
    へぇが多いエントリ
    閲覧数が多いエントリ
    1 .アーロンチェアのポスチャーフィットを修理(99779)
    2 .福岡銀がデマの投稿者への刑事告訴を検討中(99168)
    3 .年次の人間ドックへ(99159)
    4 .三菱鉛筆がラミーを買収(98763)
    5 .2023 年分の確定申告完了!(1つめ)(98729)
    最新のエントリ
    cles::blogについて
    誰が書いてる?
    最近行った場所
    サイトポリシー
    タグ一覧
    検索ワードランキング

    Referrers

      Powered by CLES
      Nucleus CMS v3.31SP3/w memcached
      21377094(W:7719 Y:1720 T:1193)
      cles::blogのはてなブックマーク数
      benchmark


      [8]ページ先頭

      ©2009-2025 Movatter.jp